■イベント 日文研・アイハウス連携フォーラム

2015年12月10日 第6回    日文研・アイハウス連携フォーラム

概要
世界文学としての『源氏物語』
講演
世界文学としての『源氏物語』
李愛淑   国立韓国放送通信大学  教授/国際日本文化研究センター 外国人研究員
 『源氏物語』は日本を代表する古典として、現代語訳はもちろん、映画や漫画などの加工文化を通して幅広く享受されています。その<王朝><女性>という言葉の喚起する華やかな王朝イメージ(みやび)は現代でも流通され、消費されています。さらに、世界の多くの国でも翻訳を通して『源氏物語』は日本文学や文化を代表する作品として名声を得ています。隣国の韓国でも韓国語訳、漫画やアニメ、映画などの形で、異国の王朝物語として紹介されており、広範囲で受容されているかのように見えますが、その内実は異なります。『源氏物語』の認知度は高くなく、ほとんど無名に等しいと言えます。その表裏の矛盾をどのように解釈すべきでしょうか。逆説的にそこから、世界文学としての『源氏物語』の可能性が拡大していくのではないでしょうか。そのことを<王朝>と<女性文学>を軸として李氏に読み解いていただきます。

発表は日本語のみ   
場所:
国際文化会館(アイハウス)講堂
(住所:〒106‐0032 東京都港区六本木5-11-16)
開始時間:
18:30
終了時間:
20:00
申込み:
要(先着順)
受講料 :
無料
申込み方法:
国際文化会館ホームページよりお申込み下さい。
定員:
140名
主催:
国際文化会館
共催:
国際日本文化研究センター