■イベント 日文研・アイハウス連携フォーラム

2015年2月12日 第3回    日文研・アイハウス連携フォーラム

概要
江戸時代にみるユーモア、パロディ、タブー-浮世絵と春画の社会的意義
講演
『江戸時代にみるユーモア、パロディ、タブー-浮世絵と春画の社会的意義』
アンドリュー・ガーストル   ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)  教授/国際日本文化研究センター外国人研究員
  春画を含む浮世絵は、17世紀から発展し、今ではダイナミックな大衆芸術として世界的に知られています。それらは19世紀には西洋の芸術に多大な影響を与えた反面、日本の美術史における立ち位置は近年まで比較的低かったといえます。戦後、日本の研究者が浮世絵の地位を上げようと努力する中、春画は学界の研究対象から外れ、また、20世紀には日本においてダブー視され、最近になって再注目されるまで難しい研究対象となってきました。
 本フォーラムでは、昨年大英博物館の春画展を監修したガーストル教授に重要な日本文化の一部として浮世絵の世界に存在する春画、また、浮世絵というジャンル、および近世の日本文化と社会を理解するために春画を研究する意義についてお話しいただきます。特に4年間の国際春画プロジェクト(ロンドン大学SOAS、大英博物館、立命館大学、日文研の共同)とその成果として2013年に大英博物館で開催した展覧会のお話を中心にお話しいただきます。
用語: 英語(通訳なし)
   
コメンテーター
矢野 明子   ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)ジャパン・リサーチ・センター  リサーチ・アソシエイト   
場所:
国際文化会館(アイハウス)講堂
(住所:〒106‐0032 東京都港区六本木5-11-16)
開始時間:
18:30
終了時間:
20:00
受講料 :
無料
定員:
120名
主催:
国際文化会館
共催:
国際日本文化研究センター