■イベント 学術講演会

2017年9月26日 第65回    学術講演会
※お申し込み受付は締め切りました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
本講演会は、当日のインターネット中継(開演予定の14:00頃~ http://ibs-web.nichibun.ac.jp/lapis/welcome.do)および後日、日文研HPにてアーカイブとして公開の予定です。
【お詫び】第65回 学術講演会一部プログラム内容の変更について
・小松和彦所長が開会挨拶に登壇予定でしたが、稲賀繁美副所長に変更となりました。
・講演者の登壇順が変更となりました。
何卒ご了承くださいますようお願い申上げます。

挨拶
稲賀 繁美   国際日本文化研究センター  副所長   
司会
坪井 秀人   国際日本文化研究センター  教授   
講演Ⅰ
柳田國男と日本国憲法――主権者教育としての柳田民俗学
大塚 英志   国際日本文化研究センター  教授   

(講演要旨)
柳田國男は昭和35年、86歳の時、「最終講演」とされる席で、呻くがごとく「憲法の芽を生さなければいけない」と語った。何故、柳田は最後に「日本国憲法」を語ろうとしたのか。柳田が大正デモクラシー以降、くりかえし唱えたのは「民主主義」を可能にする「選挙民」育成のための「民俗学」であった。「妖怪の民俗学」ではなく、主権者教育のツールとして設計された柳田の学問の本質について今こそ考え、受け止めてみようではないか。

講演Ⅱ
内藤湖南、応仁の乱を論じる
呉座 勇一   国際日本文化研究センター  助教   

(講演要旨)
戦前、東洋史家の内藤湖南は、応仁の乱を日本史上最大の事件と位置づけました。応仁の乱以後の約100年間は「日本全体の身代の入れ替わり」であると主張したのです。 しかし、応仁の乱で既存の秩序が完全に崩壊したというのは本当でしょうか。内藤はいくつかの根拠を掲げていますが、細かく検討してみると必ずしも説得力のあるものではありません。内藤はなぜ上記のような過激な説を唱えたのでしょうか?この講演では、応仁の乱そのものを細かくみていくのではなく、乱の様相を通して内藤の議論の是非を再検討するとともに、内藤説の意図や背景を探ります。

発表は日本語のみ
場所:
国際日本文化研究センター内講堂 (京都)
開場時間:
13:15
開始時間:
14:00
終了時間:
16:30
送迎バス:
往路(日文研行):阪急桂駅東口バスターミナル南側「Y!mobile」前より、12:50~13:20の間に5台無料バス有。 復路(阪急桂駅行):日文研講堂前より、講演会終了後に順次5台無料バス有。
申込み:
受講料 :
無料
申込み方法:
8月17日(木)必着で下記によりお申込み下さい。
① 申込方法:
ハガキ、FAX、E-mail、ウェブフォームのいずれかで、参加ご希望の ①催し物名、②代表者氏名(ふりがな)、③郵便番号・住所、④電話番号/FAX番号、⑤同伴者氏名(ふりがな)を明記のうえお申込み下さい。
※1申込につき2名までお申込みできます。(同伴者氏名(ふりがな)も必ずご記入ください。)
※3名以上のお申込みは無効とさせていただきますのでご了承ください。
※お電話での申し込みはお受けしておりません。
② 申込 ・ 問合せ先:
〒610-1192
京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター 研究協力課
(TEL)075-335-2078
(FAX)075-335-2092
(E-mail)koenkai*nichibun.ac.jp(*を@に変えてください)
(Webform) https://webform.nichibun.ac.jp/ja/2017_09_26

※抽選結果は当落を問わず9月8日(金)頃にお知らせいたします。なお、定員に達しない場合は期日以降もお申込みを受け付けます。

ご注意:お車でのご来場は、近隣へのご迷惑となりますので、固くお断りしております。
但し、車椅子をご利用されている等、公共交通機関でのご来場が困難であり、自家用車でのご来場を希望される場合は、お申し込みの際にその旨をお申し出いただき、必ず事前に許可をお取り願います。
定員:
500名(抽選による)
主催:
日文研