■イベント 学術講演会

2014年9月25日 第57回    学術講演会

挨拶
小松 和彦   国際日本文化研究センター  所長   
司会
瀧井 一博   国際日本文化研究センター  教授   
講演Ⅰ
『徳川将軍の外交儀礼 1857-1867』
佐野 真由子   国際日本文化研究センター  准教授
(講演要旨)
 幕末、日本に欧米諸国の外交官が駐在するようなると、徳川幕府は、将軍の居城に彼らを迎え、外交儀礼を挙行しました。そのための儀礼様式は、江戸時代を通じた朝鮮通信使迎接儀礼の経験をもとに考案され、試行錯誤を重ねながら徐々に整えられました。安政4(1857)年から慶応3(1867)年にわたって行われた「徳川将軍の外交儀礼」は、フランス料理の晩餐が饗された最後の事例まで、17件に上ります。本講演では、その実態の一部をご紹介し、儀礼の研究を通して見出される幕末外交の意義について、考えたいと思います。    
講演Ⅱ
『和歌をうたう ――モダニズムとジャポニスムをむすぶ和歌歌曲――』
坪井 秀人   国際日本文化研究センター  教授
(講演要旨)
 ジャポニスムはシノワズリーと同様、美術以外の分野でも西欧の芸術運動に多くの影響をもたらしている。和歌や俳句などの短詩型文学などもその例にあたり、〈世界詩〉(世界文学の一端としての)への関心の中で多くの西欧語に翻訳され、のみならず、そのミニアチュール様式の詩はモダニズムが台頭し始めていた新しい時代の作曲家たちによって歌曲として作曲された。
今回はドイツ語圏および東欧での事例を紹介しながら、それが日本本国の音楽創作にどのように環流してきたのかについても論及する。

発表は日本語のみ   
場所:
国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール) (京都)
開場時間:
13:15
開始時間:
14:00
終了時間:
16:30
送迎バス:
往路:阪急桂駅西口バスターミナル付近より13:00~13:30の間に4台無料バス有。 復路:講演会終了後、日文研講堂前より阪急桂駅西口行き4台無料バス有。
申込み:
受講料 :
無料
申込み方法:
①申込方法:
ハガキ、FAX、E-mailでのみ受付。
8月28日(木)必着にて下記②までお申し込み下さい。(催し物名・郵便番号・住所・氏名・ふりがな・電話/FAX番号を記入のこと)
1申込につき2名まで受付けます。(2人目の氏名等も必ずご記入下さい。)
3名以上のお申し込みは、無効とさせて頂きますのでご了承ください。
なお、お申し込みが定員を超えた場合は、抽選致します。
②申込・問合せ先:
〒610-1192
京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター 研究協力課 (TEL)075-335-2078
(FAX)075-335-2092
(E-mail)koenkai@nichibun.ac.jp

※備 考:抽選結果は、当落を問わず9月10日(水)頃にお知らせ致します。なお、上記期日までに定員に達しない場合は期日以後もお申し込みを受け付けます。お電話でのお申し込みはお受けしておりません。
お申し込みの為お預かりした個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構が主催する催し物のご案内のみに使用します。

ご注意:
自家用車でのご来場は、近隣への迷惑ともなるため、固くお断りしております。
但し、車椅子を利用されている等、公共交通機関でのご来場が困難であり、自家用車でのご来場を希望される場合は、お申し込みの際にその旨をお申し出いただき、必ず事前に許可をお取り願います。
定員:
500名(抽選による)
主催:
日文研