■イベント 学術講演会

2014年6月25日 第56回    学術講演会

挨拶
小松 和彦   日文研  所長   
司会
ジョン ブリーン   日文研  教授   
講演 I
『日本映画の黄金期と斜陽期 ―テレビ産業との攻防の中で』
北浦 寛之   日文研  助教
(講演要旨)
 1950年代の日本映画は、観客動員や映画館数の急増から、黄金期とみなされている。だが60年代になると一転、観客数、映画館数ともに減少の一途を辿り、日本映画は斜陽期とみなされる。この転落の背景にあったのが、新興の映像メディアであるテレビの普及であった。そうしたテレビとの関係も踏まえて、日本映画の黄金期、斜陽期と呼ばれる時代に、その内部で何が起こっていたのかを明らかにしていきたい。    
講演 II
『文化の法律はどう作られるべきか? ―著作権法を例に考える』
山田 奨治   日文研  教授
(講演要旨)
 一国の文化のあり方や日常生活に深く関わる著作権法。しかしその制度は近年、目まぐるしく変化し肥大化している。いったい誰が、どのように合意をして制度変更を行っているのだろうか?過去の法改正を調べてみると、コンテンツ業界の論理が優先される一方で、消費者や市民の意見がないがしろにされてきた様子がみてとれる。TPP交渉による著作権制度の変更も予想されている。文化の法律はいったいどのように作られるべきなのか、そのことを考えたい。

発表は日本語のみ   
場所:
国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール) (京都)
開場時間:
13:15
開始時間:
14:00
終了時間:
16:30
送迎バス:
往路:阪急桂駅西口より13:00~13:30の間に4台無料バス有。 復路:講演会終了後、日文研講堂前より阪急桂駅西口行き4台無料バス有。
申込み:
受講料 :
無料
申込み方法:
5月28日(水)必着にて、抽選により決定します。
① 申込方法:
ハガキ、FAX、E-mail でのみ受付
(郵便番号・住所・氏名・ふりがな・電話/FAX番号・催し物名を明記のこと)
1申込につき2名まで受付。(2人目の氏名等も必ず記入してください。)3名以上のお申し込みは、無効とさせて頂きます。
② 申込 ・ 問合せ先:
〒610-1192
京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター研究協力課
(TEL)075-335-2078
(FAX)075-335-2092
(E-mail)koenkai@nichibun.ac.jp

※備 考: 抽選結果は当落を問わず6月9日(月)頃にお知らせします。なお、定員に達しない場合は期日以後もお申込みを受け付けます。電話でのお申込みはお受けしておりません。
お申し込みの為お預かりした個人情報は、大学共同利用機関法人人間文化研究機構が主催する催し物のご案内のみに使用します。

ご注意:
自家用車でのご来場は、近隣への迷惑ともなるため、固くお断りしております。
但し、車椅子をご利用されている等、公共交通機関でのご来場が困難であり、自家用車でのご来場を希望される場合は、お申し込みの際にその旨をお申し出いただき、必ず事前に許可をお取り願います。
定員:
500名(抽選による)
主催:
日文研