■イベント 学術講演会

2013年9月6日 第54回    学術講演会

司会
光田 和伸   国際日本文化研究センター  准教授   
挨拶
小松 和彦   国際日本文化研究センター  所長   
講演
『古地図とナビゲーション技術』
最近の著しい技術の発展でGoogle map やスマートフォンによるナビゲーションは必需品と思う人たちも多いだろう。これほどまでに技術が普及する一方で、世界的にみても古地図の根強いファンも多い。ナビゲーションはどこまで発展するのか。一方で、古地図は単なる曖昧な地図ではない。測量図やナビゲーションの歴史と、古地図の思わぬ相違点など、新と旧の地図に多角的な方面から挑む。
森 洋久   国際日本文化研究センター  准教授   
講演
『知らず顔の桐壺院―〈圏外〉の源氏物語論』
『源氏物語』前半で、もっとも重い事件は、光源氏と藤壺の密通である。二人は桐壺帝を裏切り、その子(のちの冷泉帝)が誕生する。ところが、当の帝は何も知らない。深く寵愛する藤壺に、愛する光源氏とよく似た、美しい跡継ぎが生まれた…。そう悦んで幸福を享受したと物語は語る。このわりなき逸話の持つ意味を、楊貴妃の伝説他の典拠をたどりながら、夢の機能をも考察して分析し、『源氏物語』の新しい読み方を提示したい。
荒木 浩   国際日本文化研究センター  教授   
場所:
国際日本文化研究センター (京都)
開場時間:
13:15
開始時間:
14:00
終了時間:
16:30
送迎バス:
阪急桂駅西口より、13:30-13:50の間に4台。また、講演会終了後にも4台の阪急桂駅西口直行バスあり。
申込み:
受講料 :
無料
申込み方法:
電話・FAX・E-mail
定員:
500
主催:
日文研