■イベント 伝統文化芸術総合研究プロジェクト

2009年11月27日 「二人のマリアと葵上」

概要
日文研の伝統文化芸術総合研究プロジェクトでは、伝統世界で形成された文化・芸術財を現代の資源ととらえ、それらに基づく新たな文化・芸術の創造を課題としています。 今回は上方の地歌舞に基づく宗教的な舞踊劇の試み、キリスト教におけるマグダラのマリアがテーマとなります。歴史的に娼婦としての誤解を受けてきたマグダラのマリアに対する再評価と、その対極にある聖母マリアを対比しつつ、男性の弟子たちが全員『裏切った』のに対して、最後までイエスの十字架から逃げなかった女性の本質に迫ります。また、女性の本来持つ強さをめぐって、世阿弥の描いている女性像の『妄執』という言葉に注目しつつ、二人のマリアと葵上の世界を比較考証します。
趣旨説明・司会
笠谷和比古   国際日本文化研究センター  教授   
鼎談
「二人のマリアと葵上における女性像」
古澤侑峯 地歌舞古澤流家元
上村敏文 ルーテル学院大学 准教授 笠谷和比古 日文研 教授
  
舞台劇
「マグダラのマリアと葵上」(新作)
舞: 古澤侑峯 地歌舞古澤流 家元
演出、構成: 上村敏文 ルーテル学院大学 准教授
作曲: 原 夕輝
披講: 林 香純 薫香・香雅流 宗匠
笛: 雲 龍
ディジュリドゥ: KNOB
アフリカ民族楽器: yasuski
協力: 大内山香雅 薫香・香雅流家
  
場所:
国際日本文化研究センター内講堂(日文研ホール) (京都)
開場時間:
13:00
開始時間:
14:00
終了時間:
16:30
送迎バス:
桂駅西口より13:00〜13:15の間に4台無料バス有
申込み:
受講料 :
無料
申込み方法:
電話、FAX、e-mail
定員:
申込先着500名
主催:
国際日本文化研究センター
共催:
京都芸術センター