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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1999年 宮崎県
日照り雨を狐の嫁入り日という。昔、男が山の畝を通っていたら美しい娘が来る。後をつけると狐の仲間が出てきて、嫁入り行列が始まった。行列は山の奥の大きな家に入ったので、家の周りを探して覗けるところを見つけて覗いていた。立派な祝儀に感心し、煙草をすって一服したら正気に戻った。お宮の石燈籠の丸い穴を覗かされていた。

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キツネ,オヨメサンノギョウレツ
1991年 奈良県
ある日、正吉が道を歩いていたら嫁入り行列がやってきた。行列は立派な家に入っていった。正吉が家の窓から式を見ていたら、誰かが背中を叩いた。気がつくと、お稲荷さんの祠の垣を持って、覗いていた。狐に化かされていたのだった。
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タヌキ
1973年 香川県
ゲンゴはんが阿弥陀越えまで来ると、嫁入りの行列が来るので、横へよって一服した。いくら一服しても次々と行列が来るので、「大きな嫁入りか」と言うと、狸がばからしくなって帰ってしまった。
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キツネ
1915年 愛知県
婚礼の行列があると狐が混じって憑りつくと言われているため、行列の家に入ると同時に、鉄砲を放って狐を追うという風習がある。
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テングサマ,ヒ
1980年 静岡県
夜、山の中に火がチラチラ見えるのは、天狗の行列であるという。
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キツネ
1974年 栃木県
狐の群れが夜歩くと目が赤く光って行列して見えるのを、「狐の嫁入り」という。
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キツネノヨメイリ,キツネタイマツ
1938年
中央部では、キツネタイマツのことを狐の嫁入りという。行列の火が嫁入りに似ていて、嫁取りがどこにもないので想像したのだろうが、更に進んで狐が嫁入りの人々を化かした、あるいは化けて来たという話も多くある。
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キツネノヨメイリ
1985年 新潟県
奈良立集落の道をまっすぐに狐が提燈をつけて行列したという。狐の嫁入り。
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キツネノヨメイリ
1937年 秋田県
狐の嫁入りという提灯行列の正体は野火である。
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キツネ
1957年 和歌山県
狐が人を化かそうとしている所を障子の隙間から覗いていたつもりが、狐に化かされ牛の陰部を開いて覗いていた。
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タヌキ
1987年 徳島県
嫁入りの行列を見ようと思って待つが、いくら待っても来ない。すると、狸が提灯の火をつけてごどごどと音をたててやって来る。
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シロキジ
1961年 岩手県
昔、狐には絶対化かされないという男がいた。ある日、シロキジ(白狐)の後をつけるとお堂の賽銭の穴に入っていったので一生懸命覗いていたが何も見えなかった。気づくと、賽銭の穴と思っていたのは、馬の尻の穴であった。
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キツネノヨメイリ
1983年 千葉県
夜、さびしい道を歩いていると、向こうの方に灯が列を作って見えることを狐の嫁入りといって、狐が嫁入り行列のために提灯を持って歩いているんだといった。狐のよだれを木につけて、夜に遠くから見ると光るのでこれをいったのだろう。
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ムジナ,ダンザブロウムジナ
1934年 新潟県
佐渡島には狢が群れをなして住んでおり、その首領の名前を団三郎と言った。鎌倉時代の末期、狐が渡って来て、団三郎と妖術の勝負をした。狐は嫁入りの行列をして見せた。そこで団三郎は大名行列をして見せると狐に行った。狐は大名行列のあまりの見事さに驚いて近寄ったら、その行列は本物で、狐は殺されてしまった。それ以来、佐渡島に狐は来なくなった。
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タヌキ,ムスメ
1938年 長野県
男が森に入ると狸が美しい娘に化ける。男は気づかずに娘と山の中へ入っていったが、娘は狸に戻り、男は逃げ出した。
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キツネノヨメイリ
1930年
三圍神社に狐の嫁入りの絵馬がある。子供の頃、陽が照っているのに雨が降ると狐の嫁入りがあり、水たまりに紙を浮かべると嫁入りの行列が写ると言われていた。
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オクリオオカミ
1981年 和歌山県
人の後を狼がつけてくるときは、一服しようと言って腰掛けて煙草を吸い、「ごくろうさん、もういいよ」と言えばついてこなくなる。
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タヌキ
1975年 高知県
時期はずれの大名行列を不審に思った村人が、尾が見えていると叫ぶと古狸が正体をあらわした。村人は今度は自分が行列に化けてやると告げ、本物の大名行列の日を狸に伝えた。狸は信じてやってきて、行列に尾が見えていると叫び、無礼打ちにされた。
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チョウチンノヒ,タヌキノギョウレツ
1922年 徳島県
盆踊りの夜、中洲の萱原に火が行列していくのを見た。狸の行列であっただろう。
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キツネノマド
1979年 大阪府
篠田で夫の歌に返歌をした妻を、ある僧侶が怪しんで袖の下から覗いたところ狐であった。物の下から覗いたら化けている狐を見破れると昔から言われている。
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キツネ
1938年 長野県
1人の人が山の奥へ行ったら狐に化かされた。煙草を吸ったら狐は逃げていった。
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キツネ
1982年 宮城県
狐が隣の家を覗きこんでいたので、咳払いをしたら逃げていった。用事を済ませて出て行くと家の門口に、さっきはなかった大きな杉の木が立っていたので不審に思って股から覗くと、2匹の狐が化けていたので、棒で叩いて追い払った。
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