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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムジナ,ダンザブロウムジナ
1934年 新潟県
佐渡島には狢が群れをなして住んでおり、その首領の名前を団三郎と言った。鎌倉時代の末期、狐が渡って来て、団三郎と妖術の勝負をした。狐は嫁入りの行列をして見せた。そこで団三郎は大名行列をして見せると狐に行った。狐は大名行列のあまりの見事さに驚いて近寄ったら、その行列は本物で、狐は殺されてしまった。それ以来、佐渡島に狐は来なくなった。

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ムジナ,フタツイワダンサブロウ,キツネ
1984年 石川県
佐渡ムジナの長老二つ岩団三郎が上方見物にでかけ、その帰りに狐と一緒に歩く。加賀の国までくると狐が佐渡に行きたいといい、団三郎は明日自分は加賀様に化けて行列を作るから、奥女中の上臈に化けて籠に声をかけてくれと打ち合わせして別れる。狐がいわれたとおりにすると、お供の侍に首を切られる。それは本物の加賀様の行列で、団三郎が狐を佐渡へ入れまいとしていたのだ。
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キツネ,タヌキ,ダンクロウ,サンキチ
1935年 新潟県
団九郎狐は、佐渡に住むたちの悪い古狸の三吉を憎んでいた。あるとき信濃川のほとりで団九郎は三吉と出会う。団九郎は三吉をおだてて酒屋の小僧や大入道に化けるなどさせる。団九郎はお礼に自分の芸も見せるといい、次の日に街道に来るようにいう。三吉が約束の場所で待っていると大名行列がやってくる。三吉は感心して行列の前に飛び出るが、それは本物の大名行列で、捕らえられて食べられてしまう。
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ダンザブロウタヌキ
1981年 新潟県
佐渡は狸王国で狐はいないといわれる。昔佐渡に住む団三郎狸が狐を追い払ったためという。団三郎狸は金山の金粒を拾い集めたり、人が落していった小金を貯めて金貸しをしていた。
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タヌキ,シバエモン,キツネ
1922年 兵庫県
淡路に芝右衛門という狸がいて、阿波の狸合戦に来て働いたが、その後京都へ上って伏見の狐に遇った。京の狐は口ばかりで腕の程も知れぬから、1つ腕前を見せてくれといわれたので、芝右衛門は翌日に狸の大名行列を見せた。狸の仕業とは見えない盛大な大名行列で、狐は驚きこれは殺してしまわないといけないと思い、次の日におれも大名行列を見せるから稲荷の鳥居に来てくれといった。芝右衛門が約束どおり行くと文句の付けようのない大名行列だったので手を打ち「ヤレヤレ」といってほめたが、それは本物の大名行列で芝右衛門は撃ち殺された。
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ダンザブロウムジナ
1961年 新潟県
佐渡の殿様が狢を連れて来た。ある夫婦が狢を佐渡の洞穴に放してそれに団三郎という名をつけた。
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キツネ
1938年 青森県
赤坂の狐と長根の狐が化けくらべをした。長根の狐が化けた大名行列があまりにうまいので木から下りて誉めていると、それは本物の大名行列で、赤坂の狐は家臣に捕らえられて斬り殺されてしまった。
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キツネ
2001年 新潟県
佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
類似事例

ムジナ
2001年 新潟県
佐渡の狢と越後の狐が知恵比べをした。狐は火事に化けて見抜かれ、狢は大名行列に化けて怪しまれず、狢が勝った。
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タヌキ
1975年 高知県
時期はずれの大名行列を不審に思った村人が、尾が見えていると叫ぶと古狸が正体をあらわした。村人は今度は自分が行列に化けてやると告げ、本物の大名行列の日を狸に伝えた。狸は信じてやってきて、行列に尾が見えていると叫び、無礼打ちにされた。
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キツネ
1915年 愛知県
婚礼の行列があると狐が混じって憑りつくと言われているため、行列の家に入ると同時に、鉄砲を放って狐を追うという風習がある。
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オサンギツネ
1959年 広島県
オサンギツネという狐がいた。尻尾に火を灯し、よくライオンに化けて人をからかった。あまりに悪戯をするので、職人が捕まえて火炙りにしようとした。オサンギツネは許しを乞い、かわりに翌晩大名行列をしてみせると約束した。翌晩、大名行列を見た職人は狐を誉めた。けれども実は本物の大名行列で、職人は打ち首になって死んだ。
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ダンザブロウムジナ
2001年 新潟県
相川の団三郎狢は流行って、お参りに行く人がたくさんある。
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ムジナ,ダンサブロウ,アヤシイモノ
1984年 新潟県
明暦年間に、佐渡奉行の地役人の中沢という人が、日が暮れてから酒に酔って団三郎ムジナの二ツ岩にさしかかると暗くて道がわからない。団三郎に提灯を頼むと、高張提灯があらわれ、昼のように明るく照らし、怪しい者が現れて親分を神さまとしてあがめるようにしてくれという。中沢は役人をやめて団三郎の棲家を麓の十二権現の末社とし、自分は神主になった。
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キツネ
1995年 滋賀県
愛知川の堤防で提灯を持った狐の行列を見たが、所々浮かんだり消えたりする。足元は見えない。狐を見ている間、何匹かの狐がその人の前を走り去ると、行列は見えなくなっていた。
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キツネ
1974年 栃木県
狐の群れが夜歩くと目が赤く光って行列して見えるのを、「狐の嫁入り」という。
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キツネ,タヌキ
1938年 鳥取県
松堤に霊力のある狐と狸が住んでいた。ある時、狐は狸に化け合いの競争を持ちかけた。互いに得意の化け合いをすることになり、狸は大坊主になるのが得意で、狐は殿の行列を見せるのが得意と言った。ある日、本当の殿の行列を見て、狸は狐が化けていると思い、自分も化けると言って大坊主になった所、行列の武士に妖怪だ化物だと言われ斬られた。
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キツネ
1983年
狐釣り狂言。さこの三郎という猟師が狐を多く取っていた。これに困った古狐がさこの三郎のおじの坊主に化け、仏道を説いて狐狸を取らないようにしようとする。三郎はわなを流す約束をしたがそれを仕掛けて帰ってくる。坊主に化けた狐はそのわなにかかってしまう。
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ホンショノタマ
2000年 山形県
小坊が狐の宝珠の玉を盗んでやろうと、子狐をだました。狐たちが玉を取り返そうと相談するが、その場に呼ばれなかった狐がのけものにされたと思って、小坊に計画を漏らした。大名行列に化けてやってきた狐たちは、本堂に閉じ込められ、小坊が放した犬に噛み付かれて死んだものもいた。
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チョウチンノヒ,タヌキノギョウレツ
1922年 徳島県
盆踊りの夜、中洲の萱原に火が行列していくのを見た。狸の行列であっただろう。
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フタツイワノダンザブロウ(ムジナ)
2001年 新潟県
相川の二つ岩の団三郎狢が、アンドン滝のジロベエ狢に嫁入りのとき、白藤を持ってきた。
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タヌキ
1973年 香川県
ゲンゴはんが阿弥陀越えまで来ると、嫁入りの行列が来るので、横へよって一服した。いくら一服しても次々と行列が来るので、「大きな嫁入りか」と言うと、狸がばからしくなって帰ってしまった。
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