キツネ 1932年 愛知県 狐に憑かれた時、何かが体の中を動き回る様な感覚になる。また、段々と口も尖り、コンコンと狐の鳴き真似をするようになる。
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スイセイ 1976年 奈良県 天延元年に水精が降った。
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ナラ 1982年 新潟県 ある時、ナラの大木を伐り倒そうとしたが、血が出たのでやめたという。血が出るような木は精ある木だとおそれた。
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キノセイ 1985年 沖縄県 木の精が人妻になり子供を産んだ。住居である木を切られることを嫌った。材木を切ろうとしてもできず、その子がやるとできた。
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キーヌシー 1970年 沖縄県 キーヌシー(木の精)は、古い大きな木などに住んでいて、人には害を与えない。8月10日にススキの葉でシバクンジをすると出てくることはない。
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センチョウギ,キノセイ 1989年 山梨県 ミノヒキ山は、1本の木で千丁の薪がとれるので、千丁木という。朝、山へ登っても切り終えない。帰って、また翌朝行くと、切った跡が元通りになっている。何回かそんなことが続いたので、木こりが残って隠れてみていると、夜中の12時か1時ころになった、この辺の山のあらゆる木の精が集まって、話していた。木の精の首領が切りくずを焼かれてしまったら駄目だといったのを木こりの責任者が聞いて、切りくずがでるとそれを燃やしてしまった。それで千丁木は切られてしまい、今では地名だけが残っている。
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テング,ヤマノカミ 1963年 大分県 2本の木が交差してできる木や屋根などのすばらしい木、珍しい木等を天狗の木または山の神のおしみ木と言って伐ってはならない。伐ろうとすると怪我などをする。
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センチョウギ,キノセイ 1989年 山梨県 雪の降る日に、村のみんなでチョウナを持って千丁木を切りに行った。次の日いってみると、むいて積んであった木の皮が元通りになっている。そんなことが何日も続いたので村の長老が泊り込んで様子を見ると、夜中の12時過ぎに、木の精が枝にたくさん群がって、皮を燃やされたら困るとか、コッパを燃やされなければいいな、などといっていた。それを聞いた長老は、次の日には皮をはぎ、コッパを燃やした。晩になって帰り、千丁木のほうを見たら、木の精がクリスマスツリーのように群がっていた。
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ホウコウ,キノセイ 1976年 中国 呉の時、大きな樟樹を切ったら血が出て、中に彭候(ほうこう)がいた。木の精だろう。
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キノセイ 1995年 沖縄県 古い木は木の精が強いという。セジ高い山や拝所の大木を切ると祟りがあるといわれる。戦前、神聖な山から切り出した建材で建てた家では、夜になるとパサリパサリと木の倒れる音が聞えたり、白装束の樵の姿が夢のように現れたという。
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テング 2000年 大阪府 東の木といわれる杉の木は、天狗が降り立つ木。
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キ 2000年 大阪府 南の木と呼ばれる木の周りの木を切ったら腰が立たなくなった。オガミヤサンに木を大事にしろと言われた。
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ヤマノカミノトマリギ 1967年 大分県 山を伐り払う時、その山中の木で第1枝が北に向かって逆枝になっている木があればその木が何の木であっても山の神の泊木といって伐らない。
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キッテハナラナイキ 1972年 千葉県 タライの木(葬式の輿を作る木)、宮や稲荷様の近くの木、榊をしばった木(山の神様の宿る木)を切ってはいけない。
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ヨウカイ,バケモノ 1980年 三重県 勢州の津にある堀という家に妖怪が起こり、家の中のあらゆるものが動き回った。しかし武勇優れた主人は全く恐れなかったので、主人がどこかに行く時だけ妖怪があった。そうして1ヶ月余り経つと、最初は怖がっていた家族も全く気にしなくなったので、妖怪は止んでしまった。
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ケンムン,キノセイ 1985年 鹿児島県 一人で住んでいる男のところにケンムン(木の精)が何でも運んできて恵んでくれる。ヤマト(本土)の河童はケンムンとそっくりだと言われる。
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ヤマノカミノキ 1942年 高知県 縁木(エンギ)とは、1本の木に、異種の木の寄生したものを山の神の木という。
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キジムナー 1985年 沖縄県 キジムナーは赤い顔の木の精である。大木のあるところや、人家・海に住む。潜るのが上手く、魚を取り、片目を食べて残りを人にくれる。屁を嫌う。
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テングサマノキ 1995年 埼玉県 天狗様の木を切ったら木から血が流れた。
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ヒノタマ,キジムナー 1992年 沖縄県 キジムナーは木の精である。体は赤い。「もっと高くなって」というと、3回は高くなったが、そのあと、火の玉のようになっていなくなった。高くなりすぎたためらしい。
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コンセイサマ,カナマロサマ 1983年 岡山県 性病や寝小便に霊験のある金精様やカナマロ様には、桐の木や瓦でできた男根を奉納する。
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