マキモノ 2003年 福島県 田邊杢之進の系譜を継ぐ番匠が、杢之進が所蔵していた巻物を書写するためにこれを借りてきた。書写した巻物と杢之進の巻物を持ってある家の上棟式にいったところ、祝詞の最中に書写した巻物に灯明の火が移り、家は全焼してしまった。しかし、杢之進の巻物は近くの田んぼに刺さっており、一部が焦げただけだったという。
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テング 1921年 徳島県 黒田常之進という宿直の侍が天狗にさらわれた。城より南へ一里もある山間で発見されたが、様子を聞いても失心して前後が知れなかった。
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ユウレイトモノシン 1989年 山梨県 幽霊友之進は1度亡くなったけれども葬列の中で行きを吹き返し、ばかに棺の中で動くというので寺へ行っておろしたら中で生きていた。それからしばらく生きていた。死んでまた生き返ったので幽霊友之進というあだ名がついたという。
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イエナリ,タタリ 1923年 愛知県 針綱神社の老木を切ったら、夜に家鳴りが続いた。その家の盲児千之助に何かがとりつき、自分が住んでいた木を切ったからだと告げる。千之助はやがて修験者になった。
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(ゾクシン),ハカ 1933年 鹿児島県 墓で怪我をすると治らぬ。之が原因で死期が早まるという。
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テング 1981年 和歌山県 名之内の奥の2つ重なった大岩を天狗岩といい、そこで天狗が休むという。
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アトザン,(ゾクシン) 1974年 宮城県 後産を浅いところに埋めると、いたすらをするといい、子供が夜泣きするという。いたずらをする後産は腐らずに青光りしているという。
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ハチマングウ,ハト 1937年 香川県 細川右馬頭頼之が予州の河野を攻めるとき、石清尾八幡宮に祈願すると、神殿の扉からひとつがいの山鳩が飛び出て戦い、東の山鳩が勝った。この後、頼之は四国を平定した。
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アトザン 1974年 滋賀県 アトザンをエッタバに浅く埋めたところ、太陽が良く当たるため、その子どもは赤痢になった。
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ダイジングウサンノオフダ 1982年 三重県 明治の末ころ、大神宮さんのお札が降ったといって、「おどらんかほい」「おどらんかほい」といって踊ったという。
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オキク 1982年 滋賀県 孕石政之進の侍女お菊の話は、岡本綺堂の新釈「皿屋敷」と同じで、長久寺にその皿六枚が伝わる。
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カミヲトカシテイルバアサマ 1964年 福島県 山木川の近くの沼は、水が浅くなっても1晩でもとのようになるといわれ、このふちでは大きな老婆が髪をとかしているという。これを見て病気になって死んだ人もいる。近寄ると目が悪くなる。
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センタクババ,タヌキ 1956年 群馬県 日が暮れて、イツトキ(2時間)位たった時分、浅い川淵などで、よく誰かが洗濯でもしているような音を耳にする。これは「センタクババ」と言って、狸が化けるのだと言う。
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ヌマ,ロウバ 1937年 福島県 まあと淵という沼は洪水で浅くなっても一晩で戻る。この淵には老婆が髪をとかしているといって、誰も近付かない。老婆を見たものは病死した。近寄ると目が悪くなるともいう。
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ネコ 2000年 神奈川県 おどり場という所があった。猫が踊ったからそう言うのだろう。
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アサゴロウノレイ 1992年 三重県 裏切られて火あぶりになった浅五郎。雨が降ると「おーい、おーい」と呼ぶ声がする。占い師が霊が迷っているのでまつるよう指示する。まつると恨みのことばを残して消える。それから5軒ほどの家が絶える。
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ユウレイセン,ボウコン 1929年 鹿児島県 大島では、毎年二百十日前後に、暴風がある。その時沖に出ていると漁夫は突然のストームに襲われ、毎年死ぬものが出てくる。夜の航海は幽霊船や亡魂がつきまとうので、たいていの島の人たちは之を怖れている。しかし中には幽霊船に慣れて、少しも驚かぬ者もいる。
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サトイモ,(ゾクシン) 1974年 宮城県 浅布の人は、里芋を食べるのは良いが作るのは昔から忌まれる。それは、里芋を作った処、二代続けて死人が出たという故事にちなむ。
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(ゾクシン),アヤカシ 1933年 鹿児島県 葬式の通路にあたる家々ではバシ(里芋の一種)の根引きしたものを三つ門口に揃えて置く、之は萬の妖が入って来ないようにとの意味からである。
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(ネットウニスムサカナ) 1973年 長崎県 温泉岳の温泉は山の上にあり、熱湯の出る勢いになかなか近づく事はできない。ここに人がはいると何の形もなくなってしまう。しかしその浅い渚には小魚が泳いでいるという。
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ネコ 1983年 東京都 猫にホウッカブリさせると踊りをおどるという話がある。
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