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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シロヘビ
1967年 福島県
ある盲人が、小浜川に橋を掛けたいと水垢離をし、塩松慈現大明神に祈願をした。満願の日、神のお告げがあり、汝の死なんときこそ望みはかのうべし、といい1匹の白蛇が盲人の体を回り消えた。翌日、川に盲人が現れ、川の中に入った。浮かんできたので人々が駆け寄り引き上げたが着物だけであった。その着物を振ると一匹の盲目の白蛇が出てきて川向こうの土手へ這い上がり、人々を一瞥すると明神山へ消えた。盲人の息子が着物を受け取り、遺志を継ぎ10年後に架橋が実現した。渡橋式の日、盲目の白蛇が欄干を行き来していた。

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キツネ
1933年 岩手県
盲人が侍に化けた狐に襲われた。盲人はお堂に逃げ込んだ。格子の間から長いものが入ってきたので、盲人が握ったらそれは狐の尾だった。そして捕らえられた狐は、狐汁にされてしまった。
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モウジンイシ,タマシイ
1967年 福島県
昔、この石の所に一人の盲人が宿をとった。ところがこの石が転がりだし、盲人は下敷きになり死んだ。ところがこの魂が石の下に残っているのか、闇夜の雨が降るときなどには必ず三味線の音がするという。
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ダイジャ
1932年 長野県
百間堀で盲人が魚を釣っていると、大蛇が現れた。盲人は恐ろしいから殺してしまった。その頭が太郎山のコクゾウ山に、尾が大星神社にある。
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タイギョ
1940年 新潟県
盲人は巣潜りで魚を捕まえる名人であった。盲人が言うには、洞窟の奥には大きな魚がいて、小さな魚を守っているようである。尾を口に向けて振るだけで水が波立ち、寄り付けない。
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モウジン
1978年 京都府
洛西鳴滝に城松という盲人がおり、笙が上手であった。滝に向かって吹くと滝の音は聞こえず笙の音のみが聞こえ、人々は不思議がっていた。ある日突然その盲人が、風水に異声がある、里に何か禍事があるといい、愛宕山に止宿した。その夜大地震が起こった。
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モウジョウザクラ
1928年 兵庫県
人丸山の柿本神社の桜は歌聖人麿が目を開けてやった盲人の持っていた杖が生長したものであるといわれている。目の開いた盲人が必要なくなった杖(生木)を地面に挿したところ、根をおろして芽が出たものである。
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ミケイヌ,シケイヌ,カイジュウ
1934年 山形県
盲人が野宿していると、大勢の者が集まり、「甲斐の国の三毛犬、四毛犬には知らせるな」と踊り歌った。次の日盲人は、人身御供を出さねばならないと悲しむ村人達に会った。盲人は昨夜の話しをして、甲斐に使いを出した。やってきた犬達は役人に化けた劫を経た毛の生えた怪獣達を殺し、自分達もまた深手を負って死んだ。その犬を祀ったのが犬の宮である。
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シロヘビ
1975年 愛媛県
畑寺の竜口の谷に、神通力を持った大きな白蛇がいた。白蛇は反対側のケタの谷に移動することもあり、雨が降らない年はここで雨乞いをする。ここで白蛇を見ると必ず雨が降る。ある年の雨乞いに祈願しようとすると、白蛇が現れてケタの山の頂上に連れて行った。村人はそこに池を造ったという。
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シロヘビ
1933年 奈良県
正月に藁の蛇を巻き付ける古木のよのみの木には白蛇が棲んでおり、傍らの橋を通る人を食ったという。白蛇は大蛇で雌雄2匹おり、県道に懸かっている橋を取り替えたり修理しようとすると、白蛇は怒って飛び出すという。
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ゴゼサンノヒ,タマシイ
1978年 愛媛県
昔、死んだごぜさんの魂が薄赤色の火となって彷徨っているのが毎晩見えたという。その火は盲人が歩くようにゆっくりしていた。
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タヌキ
1976年 岡山県
備中松山で、狸が盲人に化け、介助者に手を引かれながら毎月3両を作州に送っていた。ある昼間に犬が介助者もろとも盲人を食い殺した。1,2刻過ぎて死骸が狸になったのではじめて正体がわかった。また、予州の女が狸と通じて懐妊し、6匹の狸を生んだ。
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ウナギ
1938年 宮城県
古川の一番深く、人通りの少ないところに鰻の主がいて、時々子供が取られたが、北からきた2人の盲人によって退治された。
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ハクジャ,シロギツネ
1931年 長野県
石の祠に祀られている神様の使いに白蛇と白狐がいた。白蛇には肢が4本といぼが体一面にあり、これが使いのしるしだった。ある時白狐は白蛇を追い払いために、寝ている間にいぼをとってしまった。白蛇は目覚めて驚いたが、どうしようもなく、姿を隠してしまった。
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ヘビ
2005年 三重県
近所のお婆さんが畑仕事をしているとき、鍬で白蛇を切ってしまった。そのお婆さんは家に帰ってすぐ死んでしまい、白蛇の祟りということになって、白い石を積み重ねて墓を作って供養した。白蛇の墓は、現在は草に埋もれてわからなくなっている。
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ベンジョノカミ
1974年 高知県
便所の神は、盲目である。
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ハクジャ
1952年 三重県
土の輪に白蛇を祭った宮がある。この白蛇は鐘を揖斐川の底に引き込んだり、人をびっくりさせたりしたため、人々は渡船に乗るとき白布を被って渡った。
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ハクジャ
1991年 長野県
蛇が池の白蛇は水神様だと信じており、白蛇のお宮として祠が建てられている。雨乞いの為にこの祠で祭事をすると雨が降る。祠付近には白蛇がいて、見かけた人によると、白くて1mほどだったという。
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ダイジャ
1972年 静岡県
藤枝市の花倉に小さな阿弥陀堂があり、その左隣に白蛇さまが祀ってある。巨岩の下に穴があって、100年くらい前までは銀色の大蛇がいつも2匹見えたという。その白蛇に村人たちは色々な願をかけ、その望みは果たされてきたという。
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オカミサマ
1974年 宮城県
オカミ様は、盲人の女性あるいは男性が恐山で修行をしてなるものである。死者の供養をするとき、呼び出してもらう。人が急死あるいは事故死した場合は、言い残したことを聞いてもらわないと、仏になることができないといわれている。
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シロヘビ
1965年 高知県
味噌の中に白蛇が住み着いて、使っても味噌が減らない家があった。白蛇を家の宝として、その家は栄えた。
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オベツサマ,ヘビ
1991年 愛媛県
明治初年、ある人が漁に出たら海から白蛇が登ってきて船霊様フナダマサマの神棚で動かなくなったので、神様だと思って連れて帰った。白蛇はその辺りをうろうろしていたが、他所の男に殺されてしまった。その男の家は火事になり、男も焼け死んだ。白蛇の骨を拾って恵比寿様の所に祀った。それがおべつ様。
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