シンメイサマ 1964年 福島県 しんめいさまと類似の信仰は、福島県が南限である。
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シンメイサマ 1964年 福島県 おしらさま信仰の南限は福島県である。伊勢神明、熊野神明系統といい、おもにしんめいさまと呼ぶ。
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シンメイサマ 1964年 福島県 岩手地方ではおしらさまと呼ばれる信仰は、福島県ではしんめいさまと呼ばれ、神明様と書く。伊勢神明、熊野神明ともいい、ご神体はりっぱな男女2体のえぼしかぶりの神影をなす。
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シンメイサマ,クマノシンメイ 1964年 福島県 目が不自由な志賀家のばあさんがしんめい祈祷することで眼病がなおり、身体が丈夫になった。それで御神体を譲り受け、自宅で拝むようになった。ばあさんの死後、神棚にあげておいたが、しんめいは歩くのが好きな神であるから、隣3軒ぐらいは歩かせねばならないといい、信仰したい人が借りに来て、今は北海道のあたりをまわっているという。これを熊の神明といっている。この家へにわとりが入ったら、奥座敷で物音がした。しんめいさまが怒ったのだという。
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シンメイサマ 1964年 福島県 高荻宅のしんめい様は、隣村の家に預けられ、家人は他所へ出稼ぎに出ていた。出稼ぎ中、夫をなくした高荻宅のばあさんは、北海道・樺太と渡り歩いたが、不幸が相次いだ。そのたびの途中、しんめい様から出歩きたいとご神託があった。東京にいたときは、目も見えず足・手もきかず難儀したが、これもしんめい様のわざで、村に帰ってしんめい様を出せというご神託であったという。昭和2年頃生まれた家に帰り着き、しんめい様をまつるようになった。
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シンメイサマ 1941年 福島県 某氏宅にしんめい様がある。あるお婆さんが、若い頃に身持ちが悪く、中年になってから大怪我をして郡山に湯治に出かけ、そこのしんめい様を信心するようになると怪我が治った。それ以来しんめい様を守して歩くようになったという。
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ダイジャ 1966年 新潟県 福島県のマゴイケサマという雨乞池には大蛇がいて、そこの水を貰って来ると雨が降ると広く信じられていた。
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シンメイサマ 1941年 福島県 某という旧家に、神明宮があってしんめい様が祀られていたが、某家に継ぐ者がいなくなり、しんめい様は不動様と呼ばれている盲目の男に預けられた。執筆者がこの男に会ってしんめい様はと尋ねると、小川村の八幡様に預けてあるが、夢で時々取りに来てくれと言われるので近いうちに行きたいと語ったという。
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シンメイサマ 1964年 福島県 ばあさんは病身な上、目が不自由で、子どもたちも目が悪く、医者にかかってもはかばかしくない。隣村にしんめい祈祷者がいると聞き、一心に信仰したところ、身体がだんだん丈夫になり、自分も子どもも眼病がなおった。しんめいが自分にものる(のりうつる)ようになったので、ご神体を譲り受け、自宅で拝むようになった。
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オコナイサマ 1964年 福島県 福島県野田の行(おこない)神社はおこないさまと呼ばれている。(おこないさまとは、修験者のこと)
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シンメイサマ 1964年 福島県 会津地方では、会津若松市内のおわかさまとよばれる巫女が、しんめいさまを神棚にまつっている。
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シンメイサマ 1941年 福島県 しんめい様は某老女が所有していた。彼女は夫と早く死別し、3人いた子も末の子だけになり、体が弱く目も患って内郷村に来た。好間村の大工からしんめい様を受けてきた。毎日平湯本間を歩いていたが、その内に体も良くなってきたという。村人曰く、彼女はしんめい様を持ち歩いていたときは勝ち気で、天気の占いなどをしていたが、今は気抜けしたようだと言っていた。
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シンメイサマ 1964年 福島県 高荻宅で不幸が起こったのは、しんめい様からの出歩きたいというご神託であった。そこですめよばあさんは昭和5年頃からしんめい様を持って外出するようになった。体の不調のある人はさすってやるとなおる。占いや、人を生き返らせることもあるという。
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シンメイサマ 1964年 福島県 新田宅でまつられているしんめい様は、頭痛・肩こり・気分のすぐれないときなどに勝手に持って行ってたたくとなおるという。よくしんめい様ののる(のりうつる)ばあさんにのらせていろいろ聞いたりもした。
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カッパ 1959年 長野県 長崎県下伊那郡福島の金田家には、どこからともなく河童が現れ、麦の耕作などを手伝っていったと伝えられている。20才前後の若者の姿だったという。
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シンメイサマ 1964年 福島県 高荻すめよばあさんは、近所ではしんめいこじき、しんめい気狂いなどとよばれののしられることもあるが、粗末に取り扱われてはおらず、食事などをさせてもらっている。ばあさんのしんめい様は、男体はえぼし、女体は火に焼けた結果丸坊主になったという。男体の像は全長15.6センチメートル。
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シンメイサマ 1964年 福島県 信夫郡松川町金沢の羽山ごもりのこもり堂には、2組ほどのしんめいさまがまつってある。
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ウシコウジン 1983年 岡山県 牛荒神は県北に多い牛馬の守護神である。この種の荒神は、通例の産土神の信仰に更に牛馬神の信仰が付け加わったもので、伯耆大山を中心に成立したという説もある。
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シンメイサマ,ミコ 1964年 福島県 高木家には明治初年までしんめいさまがあったが、善行院という山伏に預けて現在はない。あるとき、父が大病のとき巫女が「昔しんめい様があったろう、それをおまつりしないためである」といったので、それ以来毎年9月の幣束祭りには、神明様といって赤幣をあげる。凶変の予告、病気平癒、男女愛敬、育児加護、授福などのご利益がある。祭日は正月・3月・9月の19日である。
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コウカイシン,コンピラ,ホウリョウシン,エビス,リュウオウ 1986年 瀬戸内地方 岡山の牛窓でや広島の吉和などの漁村では、航海神として竜神信仰でなく金毘羅を祀っている。豊漁神はエビスである。瀬戸内海沿岸と農村には雨乞いの神としての竜王信仰が広がっている。仏教系の竜王で、農村の水神信仰と結びついたものであり、同系の竜王信仰が東北では善宝寺を通して海神信仰と結びついて流布している。
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ジュウニジンサマ,キツネ,オヤテイ,ミサキシンコウ 1983年 岡山県 十二神様は家や株内、部落の守護神で、祟りやすい性格と狐の信仰を伴うものである。そのオヤテイである狐は、鳴いて災難を告げるとされており、このことから古い使者に関する信仰、広く言えばミサキ信仰の流れの一つと考えられる。
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