コフンノヌシノレイ 1933年 山口県 ある人が古墳を発掘していると近所の者の母に、古墳の主の霊が憑いて口走った。気味が悪くなり再び埋め戻した。
類似事例 |
|
ツバキ(ゾクシン) 1920年 兵庫県 化けるのは古い椿の木である。
類似事例 |
|
ツバキ 1970年 椿の木で作った木槌は神秘の力を持つ、あるいはよく化けると言われる。古い椿は化け物になると言われ、椿の古株の根が夜光を発するという話もある。
類似事例 |
|
アカゾメエモンノコフン 1976年 山梨県 天明年中の事。甲州のある寺の本堂脇に苔むした古墳があった。中門を建立するためにこの古墳を取り払おうとした所、住僧の夢に夫人が現われ古墳を取り壊す事を嘆き、短冊を残した。目が覚めるとその和歌の書かれた短冊が枕元にあった。それは赤染衛門の筆であった。
類似事例 |
|
ケチヤマ 1998年 奈良県 金鶏古墳はケチ山だと言われており、木を伐ると祟るという。
類似事例 |
|
バカビ 1934年 熊本県 古墳から良く火が出て、ぶらつき、村人はそれを馬鹿火といった。
類似事例 |
|
バケツバキ,ヤオビクニ 1990年 愛知県 万願寺に「化椿」がある。大木で7枝にわかれている。八百比丘尼がここに住んで入定したという椿だという。
類似事例 |
|
ユウレイ 1987年 岐阜県 尾倉ほぎの椿の木の上にきれいな女の人が座っていた。あまり出るので、椿の木を切った。60年前のこと。
類似事例 |
|
コフンノタタリ 1956年 宮城県 三島古墳に鍬を入れたり,玉石を拾ったり,草を刈ったりすると,必ず発病・出火などの祟りを受けるといわれていた。大正2年に発掘した時,玉類と古剣の塚頭がでてきたので警察署で保管することになったが,のちに同署が火事で焼失してしまった。これも古墳のたたりに違いないということで,焼跡から拾い出した玉をもとの塚のなかに納めて碑を建てた。
類似事例 |
|
ハカ,オチウド 1958年 岐阜県 砂場の地蔵の形をした古い墓はよく祟る。地蔵を信仰している人に占ってもらうとわかる。あまりたびたび祟るので、椿の木を植えたら祟らなくなった。
類似事例 |
|
〔フルツバキノネ〕 1938年 京都府 古い椿の根が、光って飛んだという話があったという。
類似事例 |
|
ツバキジョロウ 1938年 福井県 弓形の坂がある。その頂上に何百年もある椿の古木がたくさん生茂っていたので、昔から椿女郎という化物が毎晩出てきて、道行く人の袖を引くといわれている。
類似事例 |
|
(イスナサマノタタリ) 1991年 茨城県 昔は古墳の下の堀越家の土地にイナス様が祀られていたが、堀越家に死人が出たり、その土地に住んでいたお婆さんが狐に憑かれたりしたために、易者のような人に見てもらったところ、イナス様を古墳の上に祀れといわれ祀った。
類似事例 |
|
ウシオニ 1933年 島根県 ある夜、老漁師が一人で小船で沖に出かけた。すると牛鬼が近づいてきたので、老漁師は捕まえて担いで帰り、船小屋の前に投げ出した。見物に集まってきたうちの一人の若者が、牛鬼の頭のあたりを櫂で打ち、よく見るとそれは椿の古根だった。ちなみに椿は化けるので仏への供養にしない俗信がある。
類似事例 |
|
ワラウツバキ 1939年 京都府 園部城の抜け穴の近くにある椿は人が通るとヘラヘラ笑うといわれている。
類似事例 |
|
キンノニワトリ 1982年 滋賀県 元日になると、金のにわとりが椿の上で鳴く。椿の木はもう無いが、金のにわとりは今では土の中に埋まっているという。
類似事例 |
|
キンギン,ツバキ 1928年 新潟県 柏崎の鯨波の長者が、金銀を収める場所に悩み、竹林にある一本の椿の木の下に埋めた。湯治に行くと、「越後鯨波玉屋の椿、枝は白銀葉は黄金」と歌っていた。長者は気になり、椿を見ると、枝は白銀に葉は黄金になっていたので気を失った。その後、長者は死ぬ前にこの話を妻に告げた。妻が椿の根元を掘り返してみると、そこには何もなかった。
類似事例 |
|
キーヌシー 1977年 沖縄県 キーヌシーは老木が化けているものである。
類似事例 |
|
ツバキジンジャ 1970年 滋賀県 椿坂にある塚は椿神社と呼ばれており、鈴木越前守繁晴の先祖の宝物が埋まっているという。掘るとお腹をこわすといわれ、大工さんが怪我をした事もある。村人はあまり近づかない。お祭りの日には提灯を飾り、お供えをしている。
類似事例 |
|
クマ 1977年 山形県 あるとき穴に入った熊を捕った人が、椿の葉にくるみ藤蔓でしばって持ってきた。それから飯豊山には椿と藤蔓はなくなった。
類似事例 |
|
ホトケガタ 1979年 山梨県 夜に、猪丸の椿部落にあるホトケガタを通ると背中を引っぱられるような気がする。
類似事例 |
|