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検索対象事例

チノカミ
1991年 静岡県
不幸や病人が続くのは、地の神を粗末にして祀っていないソエ(祟り)。

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チノカミ
1991年 静岡県
地の神は祟りやすい。特に他家の地の神は触るものではないといわれ、前の住人の地の神が残っている家屋敷は敬遠される。不幸が続くと地の神の祟りが疑われ、ミヒロボサマ(磐田市中泉の大乗院三仭坊)などの宗教者に見て祓ってもらう。
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チノカミ
1991年 静岡県
不幸が続いたので御嶽行者にみてもらったら、地の神の向きが悪いといわれ、茶畑から屋敷の北西に移したら不幸はなくなった。
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ビョウニンバタケ
1985年 茨城県
病人畑だとは知らず桑畑を購入した家では不幸なことが次々と起こった。調べると、昔泊めた六部の坊さんを殺して金を奪った祟りで、火の玉が出て潰れた屋敷跡であることがわかった。すぐにこの土地を手放すと不幸はなくなった。しかしこれを買った家は不幸が続いた。
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タノタタリ
1969年 福島県
家内に不幸ばかり続くので、神おろしをしてもらうと、ある田をつくっているからだということだった。
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(ヤシキガミ),(タタリ)
1989年 長野県
家の勝手の部屋に祀っていたところ、病人が出たり不幸があったりした。松本のお天狗様に見てもらうと、木が2・3本ある現在の位置に移せと言われたので、その通りにして祠を作ると、病人などの祟りが止んだという。
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シリョウサマ
1966年 長崎県
病人があるとか、不幸が続いたようなとき、ヤンボシ(山伏)やモノシリ(枯シバトリ)の考えを聞くと、それは死霊の祟りということになって、祀りはじめる。
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ミサキ
1983年 岡山県
家に災難が続いた場合、それは何らかの祟りによるということがあるが、その祟るものをミサキとして祀ることもある。
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ヘビ
1976年 三重県
家族に不幸が続いたので日蓮宗の人に見てもらったら、先祖が伐った三島山の松に棲んでいた蛇が祟っているといわれ、蛇を祀ることにした。
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ホトケ(センゾ)ノタタリゾ)
1982年 群馬県
子どものやけどは仏様(ご先祖様)を粗末にした祟り。
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テングサマ,(キトウシ),オイナリサマ
1989年 長野県
祈とう師のことをテングサマという。ある家で病人や不幸が続いたので、テングサマにみてもらった。すると、「お稲荷様を家の中で祀っているが、家の中で祀る物ではないから祟っているので、屋敷の東南にまつれ」と言われた。その通りにすると、以後悪いことは起こらなくなったという。
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チノカミ
1991年 静岡県
不幸が続いたのでカミサマにみてもらったら、「家の先祖が昔家があった場所を恋しがっている」いわれ、その場所の土をもらって伊目の大乗院という寺で地の神に納めてもらったら、不幸はなくなった。
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センゾサマノタタリ
1989年 鹿児島県
2、30年前に、児玉勇家で不幸が続いたとき、肝属郡串良のホサドンのところへ相談に行ったところ、先祖様を祀っていないから不幸が続くのだと言われ、指示通り屋敷内にウッガンサァーの祠を建て、旧暦10月15日を縁日にして祀っている。
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ヒノタマ,(ゾクシン)
1989年 長野県
ヒノタマが病人の家から出ると、その病人は死ぬという。
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イタチ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
いたちが鳴くと不幸がある。
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ジゾウサマ
1977年 青森県
山美家の傍の地蔵様は岩を崩して作ったもので、粗末にしてはいけないという。ある男が信じずに粗末にして足で踏んだら、足が動かなくなり、治らなかった。
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スイジン
1968年 佐賀県
ある家で祀っている水神は、病人が出たとき法印から、井戸に金物が入っているから祀るようにと勧められて祀った。
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(ゾクシン),カラス
1935年 島根県
病人のいる家の棟で烏が鳴いたら、その病人は死ぬという。
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イナリサマ
1986年 埼玉県
長久保の下組では、不幸や病人が絶えず、祟りではないかと心配していると、組員の一人の夢枕に身体の不自由な稲荷様が現われ、祀ることを命じた。稲荷様を祀ってからは災厄がなくなった。
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ヘビ,ナガガミ
1976年 三重県
長神を祀る家は、蛇の祟りを受けたので祀るようになった。毎月14日におこもりをする。
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テングサマ,(キトウシ),オイナリサマ
1989年 長野県
祈とう師のことをテングサマ・ニチレンサマという。ある家で病人や不幸が続いたので、オテングサマに占ってもらった。すると、家の中で祀っていた稲荷を移すように言われ、その通りにすると悪いことは治まった。また、別の家で病人が続くのでニチレンサマに見てもらうと、鬼門に稲荷の祠があるので移せと言われ、そのと折にすると悪いことは治まったという。
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タマシイ
1976年
魂が祟りをなして荒ぶっているのを、社を建てて神として祀ればなごむのは、神が領有する幽冥の世界で、神として祀られるのは尊いことなので、その魂が喜ぶからだ。
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