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検索対象事例

ダイジャ,ミョウケンボサツノオンツカイ
2001年 岩手県
前妻が姿を消し、長者が新しく妻を迎えようとすると、川上に相応しい娘が居るとのことだった。さっそく向かおうとしたが、そこへ行き着く為には、前妻が姿を変えたところの大虵が住む滝の橋を渡らなければならなかった。困っていると、妙見菩薩の使いと名乗る童子が現れ、菩薩が守るとの旨を伝えて飛び去っていったので、長者はその橋を渡ることが出来た。

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ダイジャ,ミョウケンボサツノオンツカイ
2001年 岩手県
長者の妻は笛の上手い若君(松若)に想いを寄せていたが、相手にされなかったので彼をいじめた。これを知った長者は妻を追い出したのだが、仏罰が当たって、この妻は大虵となってしまった。大虵は滝の橋の付近に住み着いてこれを渡ろうとする人々を悩ませた。
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〔ムクイ〕
1978年 東京都
ある吝嗇な長者が金銀を人の来ない原に埋め、手伝った人をくらし橋で殺して川に流した(よってこの橋を姿不見(すがたみず)橋や俤(おもかげ)橋という。するとその報いを受けて長者の娘が蛇になった。長者は改心して入道した。
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ダイジャ,ミョウケンボサツノオンツカイ
2001年 岩手県
長者の妻は笛の上手い若君(松若)に想いを寄せて恋文を送ったものの、返事もなく、全く相手にされなかった。相手にされなかったので彼をいじめた。長者の妻はこれを憎らしく思って若君をいじめたが、そのことが長者に知れてしまうと、家を追い出されてしまった。妻は河へ飛び込み、大虵へと姿を変えて、滝の橋の下に住み着いた。
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ササヤキバシ
1967年 福島県
長者の娘のもとに通ってきた精霊のいる大杉で作った橋は、夜中に橋を渡る人にささやくという。
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ユメ,ハシ
1980年 和歌山県
夢で橋を渡ってしまうと、死ぬ。
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センチノカミ,ホウキノカミ
1933年 山口県
橋の下の乞食が娘を産んだ。そのとき橋を通ったある人が、厠の神と箒の神富もう一人の神がこの子を嫁にした者は長者になると話しているのを聞いた。その人は早速娘をもらい受けて長者になった。しかし、娘を捨てると、貧乏になったので、再び養うことにした。日本一の長者になった。
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ショウジンブツ
1928年 奈良県
役行者の修練時代、吉野山を上りつめた金峰山に本尊を得るため、17日の間般若心経を唱えたところ、地蔵菩薩が現れた。慈悲円満の顔をした菩薩であったが、強剛な愚民を治めるには柔和な顔ではだめだと思った行者は菩薩を西に向かって投げた。その地蔵菩薩は伯耆国(鳥取県)の大山に飛び去り、そこの寺の本尊になったという。。
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ギョウキ
1952年 静岡県
天武天皇のころ、長者の門前にいた寡婦が、日輪が懐に入る夢を見て男子を産んだ。これが後の行基菩薩である。行基が故郷に戻った時、人々が魚を膾にして菩薩に勧めた。菩薩がこれを食べ池に吐き出したところ、皆小魚になって泳ぎ去ったと言う。
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ダイジャ,リュウ
1970年 香川県
神恵院の観臨和尚が裏山で修行をしていたら妙見菩薩が現れた。妙見菩薩は、和尚の前身は蛇で洞窟中で読経を聞いていたため人間になったのであり、妻は竜王で雨を降らせる力を持っていることを告げた。後に、美女に化した竜王が現れ、和尚に雨乞いの秘法を授けた。
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ユウレイ
1933年 岩手県
あるところに夫婦がいた。お互いに死んでも再婚せず、死んでも葬らずに身体に漆を塗ってお堂に供えるように約束していた。そのうち、妻が死んだ。夫はしばらくして後妻をもらった。夫が旅に出たとき、前妻の幽霊が後妻の咽に喰らいついて殺してしまった。夫が帰ってみると漆を塗った前妻の口が血みどろになっていた。
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キツネ
1938年 岐阜県
宴会の帰りに橋を渡ろうとすると、橋の板が一枚おきに抜けていた。用心して渡っていると後から来た人に肩をたたかれた。気が付くと橋は元の通りでご馳走が盗られていた。狐の仕業だということだった。
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ガラッパ
1982年 鹿児島県
夜になると、橋の上にガラッパが現れ、通行人に相撲を挑むので、その橋を夜一人で渡る人はいなくなった。
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アズキトギ
1987年 長野県
昔,部落の真中を流れる川に「すくじの橋」という木の橋がかかっていた。秋の夕暮れの頃,ある村人が橋を渡ろうとすると橋の下から女のすすり泣くような声と,ショキショキと小豆をとぐような音が聞こえてくる。他にも聞いたという者があり,2,3人の若者が正体を見届けるため橋の傍の物陰に隠れることになった。夕暮れ時になると音がするので橋の下を捜したが何もいない。その後しばらく音はしなかったが,また耳にする者が増えだした。不思議なことに橋を渡ろうとすると泣声や音はやむのだが,通り抜けてしまうとまた始まる。振り返るとまた物音がやむ。いつの間にか「あずきとぎの女」と呼ぶようになった。
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バケベンテン
1929年 東京都
その昔、駒止橋の近くに祀られていた弁天は、馬にまたがったまま橋を渡るものを落馬させたり、姐さん冠りをして若い男たちをだまし込んだりして悪戯ばかりしていた。この橋を花嫁行列が渡ると不縁になると言い、避けている。
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キツネ
1938年 長野県
夕方、橋の下に狐を見つけ、急いで橋を渡ろうとするが、狐に化かされて何時の間にか自転車ごと川の中に入っていた。
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カワウソ
1985年 愛媛県
竜華山の前に橋がある。これが時々2つになり、一方に人がいる。その橋を渡ろうとすると川へ落ちる。かわうその仕業と聞いた。
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シラサギ,モチ
1928年 大分県
速水郡、もしくは玖珠郡の話として野田の長者というのがある。広い田野を持った長者がいたが、ある年の正月にもちを的にして矢を射たところ、その餅は白鷺になって飛び去っていった。その後、田は荒れ果て、長者は没落したという。
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キツネ
1938年 長野県
女性二人が橋を渡ろうとするが、いつまでたっても橋にたどり着かない。実は畑の中を歩き回っていたのだと後で気付く。
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ゴビョウノハシ
1929年 和歌山県
高野山には、業の深い人は渡ることができない御廟の橋がある。無事渡れるか心配になった太閤が、人知れず渡ってみると、障りがないことがわかったので、翌日大勢の前で威張って渡って見せた。
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オニ
1929年 大分県
橋の形をした岩がある。昔鬼が一夜のうちに橋をかけようとしたが、鶏が鳴いたので中止した。その橋の一部が、岩だと伝えられている。
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キツネ
1981年 和歌山県
1974年に木の橋が落ちて鉄筋の橋に架け替えるまで、小さな橋を架けて代わりにしていた。話者がそれを渡っていたところ、上流に立派な橋ができあがっていて、近くの陸を息子が檜林に歩いていったので、声をかけたが返事がない。不思議に思って帰ると息子は家にいて、林には行っていないという。橋もまだ出来上がっていなかった。狐の仕業。
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