リュウジンサマ,ヘビ,イエノカミ,タクチノカミ 2001年 青森県 某家では、屋敷地に蛇が現れてから家の者が度々蛇の夢を見る為、ベットウに見てもらったところ、それが龍神様だと分かったので祀ることとした。また、ある家では、家に病気になる者や若死にする者が出た為、ベットウに見てもらったところ、家の神を祀れと言われ、祠を建てた。
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ザシキワラシ,カッパ 1924年 岩手県 大長屋という家にいるものは、家人の留守中台所においていた乳飲児を育籠ごと土間の唐臼の上においたりした。これも河童が家になおったものだという。
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メイドウ 1976年 京都府 逆木柱を使った家は鳴動するというが、50年余以前、白山通三条辺りのある借店でそのようなことがあった。調べてみても逆木柱の為ではなかった。以前殺された主人の怨念の為であった。
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カイコ,オジョウサン,ウマ,オコサマ 1977年 神奈川県 昔、馬がある屋敷のお嬢さんを見初めてしまった為、殺されてしまった。ところが、このお嬢さんが外出しようとした時、戸口に干してあった馬の皮がお嬢さんを包み込んでしまい、結局、このお嬢さんはそのまま死んでしまった。弔いの後、その墓の上に1本の木を植えたところ、この木が芽吹く頃に虫がたかり、それがやがて美しい蚕となった。これが蚕の始まりであり、子の為にオコサマは馬の形をしているのだという。
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ヤマノカミノキ 1988年 埼玉県 木の幹が二股で、二股から下に枝のない木を山の神の木と呼び、切ることを禁じていた。この木を切り倒したらどこからともなくやってきた山の神に家を揺らされ、大変恐ろしい目にあった。
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マモノ 1976年 愛媛県 魔物が死人の魂を抜くと成仏しないので、これを除く為死人の上に刃物を置いた。草刈鎌とか刀を置いた。
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ジュウニサマ,テングサマ 1982年 群馬県 尾根の二股の木、沢の二股の木は十二様(山の神)や天狗様登る木なので、きってはいけない。
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キツネ 1977年 神奈川県 キツネを使役する人は、占いなどをしながら、袂や衿元を叩いたりするのだが、これは、そうしたところからキツネが出てくるのを防ぐ為なのだという。
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ヘビ,ヨメ 1936年 岐阜県 山であった女を嫁にした。嫁は飯を食べなかった。子が生まれる時にその姿を見ないで欲しいと頼まれた。覗き見ると大蛇であった。嫁は目を子の為に残して池に帰った。目を盗まれたので池に行くと残っていた目をくれた。盲目になった嫁の為に寺へ鐘を寄進した。
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タツクチナワ 1956年 蛇に耳のあるものだとされる。
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シンボク,シンバツ 1976年 岐阜県 美濃国の某村で寺の普請の為社の神木を伐ろうとしたが、神主が仏教の穢れを嫌い許さなかった。ある男が寺や仏のために神木を汚そうと、その木で首を吊った。その為寺は木を入手したが、住職を始め関係者は皆発熱して死んだ。また首を吊った男の家は絶えた。
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ネズミトカサイ 1946年 静岡県 鼠は火災を予知するといわれているらしい。火災で納屋まで焼いた家の老婆は、2,3年の間鼠を見ないので不思議に思ったと語った。
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ヤマノカミノキ 1942年 高知県 縁木(エンギ)とは、1本の木に、異種の木の寄生したもので、神聖視され、禁忌の対象となる。
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カッパ 1935年 大分県 捕まった河童が命ごいの為に、人間の尻子を返却することを約束したという。
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ダイジャ,ヒトミゴクウ 2001年 佐賀県 肥前黒髪山の大蛇の人身御供となった「万寿」と、それを退治する為朝の話が伝えられる。
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カイイ 1978年 厲(れい)による怪異にあった為祠を建てて祀った。
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ヤマノヌシ,ヤマノマ 1935年 岐阜県 美しい娘をみそめた山の主が小さな蛇や大蛇になって言い寄ったが、笹を煮た物があった為に近づけなかった。
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(ウマノアシ) 1939年 福岡県 夜になると、古塀から枝を差し出している木の枝に、馬の片足が下がってぶらぶらしている。気づかずにその下を通ると、それに蹴飛ばされるという。
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キツネ 1932年 兵庫県 爪の間から入って臓物を食い荒らす。狐つきで死んだ人はこの為に腹がとても小さくなる。
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ネズミ 1965年 兵庫県 鼠がムス(襲う)と言って、夜寝ていると重くなり、ウンウン言って動こうとするが動けず、ものも言えない。何とかして「ムセカエタ」と言うと、鼠は蒲団の上で死んでしまった。鼠が仇討ちをしにくるのだという。
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シリョウ 1975年 光格上皇の寵愛を受けた官女が上首の嫉妬の為産後間もなく没した。その夜更けに、奥の廊下に現れた。仁孝、孝明の宮方が早世したのもこの官女の為だと追善や祈祷をしたが効果はなかった。
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