ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ 2001年 青森県 八戸市在住のある女性は、30代初めに突然身体が不調となったことがカミサマとなったきっかけであった。新しく地区の共同墓地を造成した際、古い墓地からの移動のときに、彼女がたまたま皿状になった頭蓋骨の一部を掘り起こしてしまったことが原因である。供養などをしてみたものの、そのときから頭蓋骨の死者の霊にとり憑かれ、身体が不調になったばかりか、奇行までが見られるようになった。
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ミコ,シリョウ,カミサマ,ホトケサマ,タカイヘンレキ 2001年 青森県 その状態から開放されたのは、御嶽教の教会へ出入りし始めてからのことであった。それでも身体の不調は続いていたものの、ある日に見た御来光のカミサマを拝み続けている内に、それはどんどん解消されていった。それ以後も拝み続けていると、人々から相談を持ちかけられるようになり、それについてのカミサマの方からの指示も伝えられるようになり、カミサマとして認められるようになった。
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シンブツ 1988年 長野県 神仏がついたことがある。
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キツネ,タマシイ 1935年 大阪府 子どもがよく狐にツカレる。また、タマシイを見たという。
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ミコ,ヘビ,ダイミョウジンサマ,カミサマ 2001年 青森県 結婚後に急に体調が悪くなったのだが、医者に診てもらっても治らず、その内声が聞こえてくるようになった。その声はヘビのものであったが、実はそのヘビは先祖の代から祀っている大明神様であった。そこでこの大明神様を拝むようになり、後にはカミサマとしての仕事を行うようになった。
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タタリ,ジゾウソン 1943年 山形県 大正12、3年頃、ある人が実業界に身を投じるが、一向に芽が出ない。近頃おろそかにしていた神仏の祟りであった。お詣りすると、それ以後は上向きになった。
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カミサマ,ゴミソ 1967年 青森県 青森県八戸市のある女性は14歳で養女に出され、17歳で結婚し12年間に9人子供をなした。29歳のとき授乳中に突然具合が悪くなり失神状態となり、急に「カミサマだ」と叫びだした。それ以後彼女はカミサマとなった。それ以来言うことが良く当たり、大勢の人が相談に来るようになった。しかし妬む人もいるので修行をした。様々な相談が持ち込まれるが、祈祷をすると神が彼女の口を借りて喋る。
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アズキアライ 1933年 長野県 夕方になると、川端などでシャキシャキと小豆を洗うような音が聞こえてくることがある。音のする方にいってみると、何も聞こえない。離れるとまた聞こえてくる。小豆洗いの出るところは村人は恐れて往来しなかった。
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カミサマ 2001年 青森県 子供の夜泣きはカミサマに拝んでもらう。
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アヤカシ,ヤマノカミ,コエ 1992年 広島県 戦後すぐの頃、山へ木を採りに入ったら2,30人が叫んでいるのが聞こえた。呼ばれるように声の方へ向かったが、次々違う方へ声の聞こえる場所が変わった。般若心経を心の中で唱えながら歩いていると声は消えた。
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キツネ 1984年 山梨県 狐に憑かれた人は眼が細くなり、手を使わずに物を食うようになり、3日も4日もずっと寝ているようになる。
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(ゾクシン) 1938年 高知県 子供が股のぞきをするようになると、下の子ができるようになるといわれている。
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レイコン 2002年 霊媒であった姑の死後、仏壇で拝んでいたらなにかが体に入り、以後死者の霊魂などが見えるようになった。
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ナキヤマナイマゴ 1995年 福島県 節分に孫達が豆をまいて神仏に拝むと泣いてしまった。若い者は東京に行っていたが、帰ってきたところに尋ねると不安は的中し、都やさんが不渡りを出して夜逃げしたため、その損害を蒙ることになったという。
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オト 1980年 静岡県 自分たちがいるところからちょっと離れたところで音がする。下払いをしたり木を切ったような、ドサンという音が聞こえるらしい。
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(テンバツ) 1973年 富山県 昔は大町であったが、人々が酒の風呂に入ったり、神仏を大切にしなかったので山崩れがおこって多くの人が死んだ。
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ヤコ 1974年 長崎県 神仏へのなまはんかな信心をしている人には、ヤコがつくことがある。Y氏についたヤコは「オレは日本一の神さまだ」といい、身体の不調が良くなると言って見境なく息を吹きかける。
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イズナ,(ツキモノ) 1989年 長野県 イズナが人に憑くことがあるという。人が憑かれると、戸間口の戸を開けて人が入ってくると、馬鹿丁寧に「出て行け」と言ったり、目つきがきつねかたぬきのようになった。馬が憑かれると、いつもは食べない草を食べるようになり、よじけるようにして歩いた。イズナツカイという人に来てもらって幣束を切って祈とうしてもらった。そうすると人の体や馬から離れていくと言った。
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キツネ,(ツキモノ) 1988年 長野県 キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は体が震え目が光り、よくしゃべるようになった。祈とう師に拝んでもらって離した。
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シリョウ 1988年 長野県 死霊がついたことがあるという。
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ヤオビクニ 1986年 埼玉県 文武天皇の御世に秦の通鴻という人がいた。ある時友人に誘われて海辺に行くと、いつの間にか宮殿のような所に立っていた。そこで出てきたご馳走を懐に入れ、持って帰った。娘がそれを見つけ食べると歳をとらなくなり、尼になった。そして諸国を回って神仏を拝み寺や神社の修造をし、川には橋をかけ、井戸を掘り、木も植えた。こうして世の人から「若狭の白比丘尼」とあがめられた。その後時代がたって八百年になったので、「八百比丘尼」と呼ばれるようになった。
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