タヌキ 1931年 神奈川県 さしもの大病もケロリと治った和尚は何食わぬ顔で出発し、前述の経路を回った。これは狸和尚の注文であったか、それとも真の和尚の注文であったのか。
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キツネツキ 1938年 鳥取県 狐付きということがある。
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アカイタイヨウ,アカイツキ 1982年 享保16年4月5日、日の光が丹のように赤かった。夜になると月も同じように赤かった。
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オマンサン 1933年 大阪府 ある稲荷社におまんさんという狐が棲んでいた。ある時、婚礼の注文を受けた料理屋が大きな邸に数十人分の料理膳を運んだ。翌日、料理屋が代金を請求しに行くと、邸などなく、食後の膳が散乱していた。おまんさんの嫁入りだと大層噂になったという。
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カンロ 1982年 享保16年4月中旬、甘露が降った。
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ハチベエ,タヌキ 1920年 京都府 建仁寺の八兵衛狸はよく人の下駄を片方だけ取った。蕎麦屋に沢山の注文を出して一晩溝の中をうろつかせたり、床屋の亭主が美しい娘と出会ってそれを狸だと見破り家に連れて帰ると竹箒に変わっていたりした。明治30年頃桶屋の主人が捕らえて加茂川に捨てたらしい。
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イギョウノアカゴ 1974年 大阪府 延宝6年に泉州堺の夷島に、顔が3つと手足が6つある赤子が捨てられていた。大坂道頓堀の芝居に出して諸人が見物したという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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イットクサン,タヌキ 1933年 大阪府 人に化けて饅頭を注文したり、幽霊の格好に化けて人を驚かしたりする古狸が吉田屋という遊郭に住んでいる。また、この狸は火を守るとも言われ、風呂の管理に不注意な事があると家人に火の用心を教えるという。
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コリ 1979年 狐狸のばけた古跡は、泉州堺の少林寺、釣狐寺、上野国館林茂林寺などにある。これらには茶釜や筆跡が今でも残っている。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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(アッキ),メイカイ 1982年 宝永5年5月5日、堺町のある人の後妻が急死した。暫くして息を吹き返したので如何したのだと聞いたところ、夢現の状態でいたところなんとなく恐ろしい悪鬼が3人やってきて荒野へ連れて行かれた。そこに老人が現れ悪鬼を追い払ってくれたので何者かと尋ねたところ、ここは冥界だから娑婆へ帰れと袖から黒粉を出して口に入れられたところでよみがえったと語った。
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トウジンガミ 1929年 長崎県 印通寺と黒崎に、流れついた唐人の死骸を祀った唐人神がある。どちらも下の病気を治してくれる。黒崎の唐人神は、流れついた死骸を葬ったところ、そこを通る人に悪さをするので、祀りかえたものである。
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バケモノ,ネコマタ 1974年 東京都 寛政八年の春、ある茶屋に昔なじみの客が五、六人で来て飲食した。代金はいつものように宿まで取りに来るように言って帰った。その後代金を取りに行ったら飲食した人は七年前に死んでいた。思い出せば、ヒラメ三枚を頭も骨も残さず食べていた。猫まただったのだろう。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保12年3月1日夜5つ半刻、光り物が東から西へ雷のような音をともなって飛んだ。
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ダイズノゴトキモノ 1976年 享保19年12月5日、大豆の如き物が降った。
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ロウオウ,ソテツ 1933年 大阪府 堺の妙國寺の蘇鉄は、桃山城に移された時に老翁に化けたという。
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(カレルミズ) 1982年 千葉県 享保9年7月29日、どのような旱魃でも枯れなかった御手洗が、夏頃から渇水した。
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ガラッパノヤキモノ 1982年 鹿児島県 ガラッパの焼き物が3体ある。
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(ヒカリモノ) 1982年 享保4年7月2日夜5ツ前、丑寅の方角に大きさ大茶碗のような光物が出て、未申の方角へ飛んでいった。通っていった跡はしばらく消えなかった。
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オニノクビ 1977年 京都府 京都の建仁寺には鬼の首という1尺ほどの髑髏があった。今はどこにいったかわからない。
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