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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シオ
1980年 宮崎県
那須、椎葉山あたりに、安永の頃病気の狼が襲ってきて、百数十人が噛まれて傷を負った。そこで藩主が医者を派遣したところ、傷を縫合しようとしても患者は一切痛がらない。理由を聞くと、この地では塩を食べないからとも、傷口の毒が感覚をなくしているからという。

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カマイタチ
1982年 宮城県
カマイタチに噛まれた傷は大きいが、痛くはない。
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キュウビノキツネ
1971年 福島県
九尾の狐はおなかの大きい人を見るとその中の子どもが食べたくて、その人を呼んで食い殺していた。ある日、食べ過ぎたかなんだかして病気になったので医者にかかった。どんな医者がきても治らなかったが、今でいったら博士みたいな人がきて、左右の脈が違うということで見破られてしまった。九尾の狐はしっぽが何百年もの傷になっているので毛が剣の先のようになっている。
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カマイタチ
1974年 愛知県
かまいたちは少し転んだだけで大きな傷ができ、中に砂が入り、傷口からは全く血が出ない。一般には風でできるものだが、善夫の場合は風も起こらないのに傷ができるそうだ。
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キツネツキ
1966年 埼玉県
生娘が「こんこん」と言いながら高いところから飛び降りたが、かすり傷1つ負わなかったという。
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カマイタチ
1998年 新潟県
女の人が便所で腰をかがめると、かまいたちにかかり足に傷を負った。
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カマイタチ
1971年 岐阜県
暦を跨ぐと、カマイタチという3人の神様に傷をつけられる。1人が転がし、1人が切りつける。暦を焼いた灰を油で練って傷につければ、最後の1人が治してくれる。その傷は鎌で斬った形をしていて、出血も痛みもない。
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カマイタチ
1940年 岐阜県
痛くないのに体が切れていることがあり、その傷は決まって鎌の切り口をしている。2度3度やられる人もいるが、まったくやられない人もいる。那須の殺生石の破片が起こすともいう。
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ヤマイヌ
1939年 岐阜県
山犬が山中で口の中に骨を立てているのをある人が抜いてやった。翌日1人の女がやってきて、傷薬の作り方を教え、山犬の牙を落として去った。この牙で傷をなでると傷が快方に向かうという。山犬が女に化けて礼に来たのだといわれる。
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オニ,ミコト
1979年 岡山県
昔キビツヒコノミコトが吉備国に派遣され鬼と戦った。おにはいくら負傷しても勇敢に戦った。偵察させると、今の湯の池付近の出湯で傷を癒して出てきた。そこでミコトが封じたところ、鬼は傷をを癒すことができず、ミコトの勝ち戦となった。
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ジンメンサウ
1975年 宮城県
仙台である商客の足にできた傷は、何人もの医者が治せないらしい。傷口が唇に、その上のくぼみが目に見え、鼻や耳のようなものも見える。しかも、動くようにも見えるという。
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(ゾクシン),オオカミサマ
1933年 神奈川県
塩を夕方に買うと、狼様があとをつけてくるという。
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オオカミ
1936年 秋田県
明治30年ごろ、狼に噛まれた者は餅類を食べられないといわれる。
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ヤマベコ
1966年 鹿児島県
山でハブに噛まれて家で死んだ者が、噛まれた山で化け物になっているものを山ベコという。
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カミナリノドク,キ
1974年
安永の頃、雷雨をさける為に人々が小屋に入ったところ、そこに雷が落ちた。数人は即死したが気絶しただけの者もいた。しかし2ヶ月程して急に病気になりその人達も死んだ。
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ムジナ
1976年 宮城県
吉おじさんが炭焼小屋から山を下る途中、女に出会ったきり行方がわからなくなった。翌日、ある家の馬屋で頭に傷を負い、右足の親指がつぶれた状態で発見された。それから3年間一切外へ出ず、誰とも話もしなくなった。竹細工仕事をしながら生涯独身で暮らした。
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オオカミ
1965年 宮崎県
オトゴエ峠で山伏が狼を切ったら、何十匹何百匹というい狼が出て来て、襲ってきた。山伏はそのほとんどを切り殺したが、残りの半死半生の狼をいびったら、それに食い殺された。
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イミ,チブク
2003年 山梨県
妻が出産して数日後、猟師が狩りに行って、銃が暴発したせいで傷をおったといわれる。
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カマイタチ
1967年 栃木県
ちょっところんだだけなのに、深い傷ができたりしていることがある。カマイタチにやられたという。
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オオカミ
1942年 京都府
ずっと昔は狼がいた。狼は塩が好きだといわれていた。そして夜になると小便を飲みに来た。塩に限らす酸いものや辛いものが好きなので、夜は酢を売らなかった。今は狼はいない。
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オオカミ
1993年 岩手県 
狼洞(オイノボラ)には狼がたくさんいた。猿が石川に水を飲みに群で降りてきた。山奥の狼の沢の大岩から遠吠えが聞こえた。狼がゴンボホルと言った。昔この地では狼を取り尽くして食べたともいうが、享保15年からは狼を友達とするようになった。
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フルヤノムリ
1956年 宮城県
老夫婦が冬の雨の晩、「古家のむりは狼よりもおっかねえ」というのを軒の下で聞いた狼が馬小屋の中で雨宿りしていた。そこへ泥棒が馬を盗みにやってきて馬と間違えて狼に飛び乗った。狼はそれを「古家のむり」だと勘違いして振り払おうとするが、泥棒はしがみつくので、狼は走り出し、林の中で泥棒は振り落とされる。泥棒が一休みしたお堂の中で神様が出てきて「今から悪いことすんでねえぞ」というので、改心して謝った。狼から話を聞いた猿は笑い飛ばして仇を取りに行ってやると泥棒の寝ているところへ尻尾をいれていたずらしていたが、寝たふりをしている泥棒に腕を切られた。帰ってきた猿から話を聞いた狼は「やっぱり古家のむりはおっかない」と、猿と一緒に海を渡ることにしたが、猿の方は傷口が傷んでしかたなく帰ってきたが狼は遠くにいった。だからここらには猿はいるが、狼はめったにいない。
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