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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ジゾウ
1973年 東京都
宝暦の末に、浅草寺のほとりにありがた坊と呼ばれた僧がいた。本名は楽心といい、つんぼであった。ある時、地蔵堂の常念仏の役を務めたが、その夜に地蔵尊が「楽心、楽心」と呼ぶ声が初めて聞こえ、また「ありがとうござります」と初めて話したという。それ以来耳も聞こえて、言葉も話せるようになったという。

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ロクブ,ヤマノカミ,ハクバニノッタカミ
1950年 山梨県
六部が山の神の処で寝ていると、白馬に乗った神がやってくる夢を見た。白馬に乗った神は山の神に、楽ジンと乞食に子供が産まれたので、それぞれ竹やりと米一石五斗を与えたと言った。朝起きてみるとその通りになっていた。成長した乞食の娘は楽ジンの子と一緒になり3年楽に暮らしたが、娘は乞食の子であるとして離縁され、奉公に出、その後別の楽ジンのもとへ嫁に行った。しかし元夫の楽ジンはその後落ちぶれた。
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ヤマノカミ
1977年 秋田県
難産の時、「山の神さん来てください」と庭で呼ぶ。すると楽に生まれる。
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イッポンツノノウマ
1978年 愛媛県
宝暦元年の頃、一本角の馬が宗楽寺の近くに現れ、田畑を荒らし家畜をおそった。皆は困り、宗楽寺の和尚に相談をした。白元和尚は秘仏本尊の前にひれふし、二夜三回の回伺をした。満願の日の午の刻に、宗楽寺の裏山に馬が現れ、天に向かって叫ぶと倒れた。
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バケモノ,アヤシミ
1976年
怪はそれを見る人の心の影像であり、心が平穏であれば見ることはない。
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ムジナ
1965年 兵庫県
口寄せは、ムジナが聞く人の心をつかんで話すものであるという。
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アヤカシ,ヤマノカミ,コエ
1992年 広島県
戦後すぐの頃、山へ木を採りに入ったら2,30人が叫んでいるのが聞こえた。呼ばれるように声の方へ向かったが、次々違う方へ声の聞こえる場所が変わった。般若心経を心の中で唱えながら歩いていると声は消えた。
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タヌキバヤシ
1938年 東京郡
深夜にどこからともなく太鼓を叩くような音が聞こえてくる。地神楽の馬鹿ばやしに似ているといわれ、実際に聞いたものもいる。番町の七不思議のひとるにもなっている。
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キシンボウ
1938年 熊本県
椿の木を檑木に使うと木心坊になるといわれている。
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ムジナ
2001年 新潟県
狢は人の心を、目を見て読む。
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ヤマンバ
1919年 奈良県
笹楽という部落がある。この近くに昔山姥が住んでいたが、ある時粽を食べたら茅で唇を切った。そのため粽を作れば祟りがあるといって笹楽では粽を作らない。また菱餅についても昔山姥がこれで喉を突いたために作らない。
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キツネ
1970年 滋賀県
集落境の赤土のめくれている箇所に狐が出ると、1960年ごろ話題になった。美女に化けて出て人の心を見る。にっこり笑う顔の美しさに心を奪われると化かされる、という。
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テング
1992年 茨城県
大部氏宅の庭石に天狗が下りてきて、家の者に目隠しをして土嶽につれて行き相撲を取った。赤飯を持って来れば生涯楽にしてやるといわれたが、帰って妻に話すと、それ以来、天狗は現れなくなった。
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タヌキ
1935年 愛知県
小屋に泊まって炭焼きの仕事をしていたら「ホイホイ」と呼ぶ声が聞こえる。呼んでみても返事がない。仕事の続きをするとまた呼び声が聞こえる。狸の仕業と気づくと、聞こえなくなった。
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テンゴンボー
1956年 神奈川県
天狗坊渕で釣りをしていて、何心なく「天狗坊・・・」と言いかけたら釣った魚がすべて木の葉に変わった。
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ウマ
2001年 埼玉県
湯本家の、狩野山楽が描いた屏風絵の馬が田畑を荒らした。
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ヤマノカミサン
1929年 岩手県
峠の上の鳥居にたくさんの石があり、峠を上り下りしたい人は石を二つそこに供えると、楽に進むことが出来る。堂も祭もないが、ヤマノカミサンと呼ばれている。
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カシンコジ
1980年
松永秀久が多門城にいた時、果心居士という幻術使いがいた。ある日松永が自分を驚かせよと果心に言ったところ、果心は灯を消して前栽の間へと行った。すると周囲は何やらもの悲しい雰囲気となる。松永が果心を見ると、そこには病死した松永の妻がいた。松永が止めさせると、それは果心だったという。
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サトリ
1938年
サトリという怪物は人の心の中を見抜く。
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テング
1995年 愛知県
天狗は神楽の楽を好む。花祭りのときに高嶺に現れたので、提灯を灯してお迎えした。
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ジゾウ
1931年 大阪府
地蔵堂の陰に隠れていた盗賊が、通りかかった地蔵信仰者の首を一刀両断した。しかし、切れていたのは地蔵の首で、これを見た盗賊は心打たれて倒れ伏した。
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ユウセンオンガク,オンリョウ
1920年 滋賀県
近江安土城趾にて、秋の夜に湖面に遊船音楽が聞こえる。明智の乱に滅した織田家の奥方衆の怨霊だという。
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