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検索対象事例

キツネ
1977年
狐を祀る社は女神であり、女官に喩えて命婦ということがある。伏見稲荷の命婦社はこれである。

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カミサマ
1979年 長崎県
琴崎様の祭日である3月3日だけ社前の磯に昔は入ることが許された。神が現れると波がさざめいたが、髪の命婦は怖れずにそれを掬い上げた。
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アッコ
1976年 栃木県
玉藻稲荷の社は、九尾狐という悪狐の霊を祀っているのだという。
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タタリ
1974年 静岡県
第六天の社の前の小屋で、社に足を向けると前後がひっくり返される。社の側の胡桃の木の実を食べると大熱を発し、そのことを詫びるまで治らない。
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カミサマ
1936年 京都府
丹波国の湖の水を保津の谷川へ流すのに、請田神社、鍬山神社、持籠神社の3社の神様が相談して協力した。
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ヒカリ
1984年 島根県
平岩では稲荷を祭っている。新暦4月9日と9月9日が祭日で、平岩の組で祭っている。その西側の迫にも稲荷様の社があり、今の社の左側の所に灯籠があるが、昔そこに向かって光が光ったので「これは拝んでもらいたいというのだ」ということで祀ったという。この稲荷様は拝むと失せ物がよく出ると言う。
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アンバサマ
1939年 福島県
あんば様は、漁業家の信仰する神である。舟玉十二社のなかの一社で、大杉大明神という。
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ハヤシ
1933年 大阪府
稲荷社から夜中に祭の囃子が聞こえてくる。時には昼日中にも聞こえることがある。
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ミヤル,ヌルクンガナシ
2001年 鹿児島県
昔中山のキサドンという寺に美しいミヤルという女神が住んでいた。この女神をメヨウガン寺のヌルクンガナシという男神が惚れ、毎日通っていた。女神は千日通ったら夫婦になると約束したが、千日目に自分は女神であるから夫婦になれないと男神を拒絶した。男神は神であるという証拠を見せろと迫り、女神は証拠に炭火を掌に乗せて死んだ。死ぬ前に女神は中山部落に美人が生まれぬよう祈った。女神は顔以外は鱗の生えた魚の精であった。
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マツ
1976年 千葉県
文政5年に房総を遊歴していたら、安房国のある村で前原権現という社が流行していた。2,3年前から流行神となっているという。その始まりは、社の傍らにある神木の松が風で社の屋根を損じる為に、相談して明日伐ろうとしたところ、夜の内に松が社を避けるように曲がったからだという。その松は参詣して目の当たりにした。
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イナリダイミョウジン
1979年 岩手県
釜石市の武藤某の祖先は遠野を治めた南部侯の家臣で、郷を火難から守る為に京都伏見稲荷を勧請した。後に稲荷社は東小学校内となり、戦後にマッカーサー指令で撤去された。しかし残された礎石は撤去を試みたが動かない。その頃遥か離れた武藤某の夢枕に伏見稲荷が現れ、故地に連れ帰るよう懇願した。某は遠野を訪れ撤去された稲荷社の所在を訪ねあて、御室を自ら故地に移した。その後稲荷大明神は夢枕に現れる事も無く、礎石も容易に移動できたという。5、6年前の話。
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イナリサマ,キツネ
1968年 佐賀県
各家の稲荷様は初午に祀る。稲荷様は作神様。赤木のある家の稲荷様は京都から来た。新調の着物に狐の毛が入っていたので、稲荷様は狐であるという。人は一生一度は稲荷様を目にするものだ、という。
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オイナリサマ
1968年 佐賀県
稲荷様は家に具合の悪いことがおきたとき、法印に勧められて祀り始めることが多い。ある家の稲荷様は、1935年前後、祖父の弟の家が潰れたとき、その家で稲荷様を祀っていたことを誰も知らなかった。ところがその家の女の人が、初午の頃に毎晩稲荷様の夢を見て、そのお告げによってその家に稲荷があったことを知り、祀るようになった。
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ユウレイ
1983年 千葉県
昔、弁天橋には、弁天様のお社があった。それを川の改修工事で壊したところ、幽霊が出たため、お社を作り直している。
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イナリノタタリ
1980年 東京都
江戸の池尻に八郎右衛門という人が住んでいた。そこには池尻の稲荷という社があり、神主に逆らうと、忽ち狐の祟りがあるといって皆に恐れられていた。正月に八郎が神主を懲らしめたところ、八郎の妻に狐が憑いた。八郎が除こうとしたが聴かないので、稲荷社を破壊した。すると狐は詫びて、二度と祟らないと言って去ったという。
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キツネ
1975年 島根県
畑の作物が盗まれるのを防ぐために、稲荷社からヤツテさんという狐の像を祀っておく。そうすると、盗みに入ったものは足が立たなくなるという。怨恨をはらすためにも祀られる。
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シロヘビ
1992年 愛知県
社を移動させようとしたとき、古い社の下に1メートルあまりの真っ白な蛇が丸くなっていて、あっという間に明神池へ下りていってしまったという。
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キツネ
1973年 岩手県
野田集落のある旧家は、狐に祟られて病人が絶えなかったので、稲荷神社を祀った。今でも稲荷の周囲で時々狐が見られると言う。
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ヤタノカガミ,ナイシドコロ
1983年 京都府
天照大神が天の岩戸に閉じこもった時、その姿を映したという八咫鏡が、宮中から飛び出て天に上がろうとしたことがあった。その時、女官の衣の袖にかけて止めたことから、今でも神鏡をおさめる内侍所は女官が守護しているという。
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クズリュウ
1977年 長野県
戸隠神社の奥社の隣には、役の行者が九頭竜を封じたという九頭竜神社がある。
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カタヤマイナリ,ゼンイワ
1991年 山梨県
片山稲荷の社があって、この社の入口の岩で昔、膳椀貸しをした。希望の数を言って稲荷様に祈ると、翌朝岩の上にのせてある。それでこの岩を「膳岩」とよんだが、ある時返さない者がいてその後は貸さなくなった。その返さなかった膳がどこかの家に保存してあるという。
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ヒノタマ
1983年 岩手県
雷神社から火の玉が飛んで、ある家を焼いたという。
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