ワラニンギョウ 1983年 福島県 夫と父親が続いて病死した時、囲い木にワラ人形が打ち付けてあるのを見つけた。10年ほど前の話である。
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テング 1942年 新潟県 大松が掛った拝殿を修理していたが、傷を付けずに行うのは難しかった。8日目に突然大松が拝殿のほうに落ちそうになったが、壊れる瞬間逆のほうに向いたので、拝殿は無事であった。おそらく天狗様が拝殿を守ってくれたのだろう。
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ウブスナサマ 1939年 千葉県 乞食が一人、産土様の拝殿の中で死んだ。すると、天変地異もないのに、今まで何事もなかった拝殿が一夜のうちに潰れてしまった。今の拝殿はその後建てられたものだという。
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サクラ 1975年 相模藤原橋の際の土屋相模守の屋敷で、桜の枝で畑の囲いをしていたところ、その枝に桜が咲いた。
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モジナ 1977年 神奈川県 昔、村送りで和尚様がやってきたのだが、その和尚様は犬が嫌いだからと食事をするにも入浴するにも囲いをして犬を入れないようにしていた。これを不思議に思った人々が、和尚様の入浴中に犬をけしかけてみたところ、犬が桶の中からくわえてきたのは大きなモジナであった。
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オカマサマ,ダイシサマ 1963年 福島県 11月4日、14日、24日の三大師があり、4日をハジメ大師講、14日をナカ大師、24日をアマリ大師という。仲作では4日にハギシコを取ってきて箸とし、オカマ様に供える。このオカマ様のところに大師様がいるといわれる。タイシとは聖徳太子のことである。
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サイノカワラ 1956年 宮城県 関の東から長老沼に向かう途中の横川の沿岸、横川橋のところ右岸の砂原。亡者がここを通るとき、悲しいものは泣き、楽しい者は笑う声がして、亡者の足跡がある。
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ハカノタタリ 1992年 奈良県 尼寺の庵主さんの墓の石垣の囲いの外に、よい格好をしている木があった。植木が好きな人が、その木を持って帰り、植えた。すると、ガタガタと震えが来て、どうにもならなくなった。墓のたたりだと考え、木を返し、紙にお米と塩を包んで持って行って供えて拝んだら、治ったという。
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テングノカミサマ 1954年 島根県 伊勢山の岩屋の中にある金重郎神という末社では、天狗の神様の羽音がヒュウヒュウと聞こえるのだという。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 植物に関する俗信一束。生木に釘を打つと釘の方向の家のものが死ぬ、など。
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ミョウギホウシ,マドウ 1977年 滋賀県 比叡山の妙義法師は、自ら誓って魔道にはいり、魔類に悪念を得ないようにさせて、菩提に導こうとした。ゆえに比叡山は天狗を尊び、霊験もあらたかだという。
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テング 1991年 島根県 よそから来た木挽きが山に木を伐りに行って、首を抜かれて死んだ。その首はとうとう見つからなかった。天狗さまの仕業だろうと言われる。また、天狗の羽音をよく聞くことがある。大木の倒れる音がしたり、山に行って昼寝をしていると大きな岩のまくれる音がしたりするが、起きてみると何事もないということがよくある。
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テング 1982年 群馬県 迦葉山には天狗のお面を奉納する。交通安全のお守りとして天狗面のマスコットも売られている。
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ダイシシンコウ,コウボウダイシ,デンギダイシ,シモツキダイシ,デンギダイシノアトカクシ,スリコギダイシ 1983年 岡山県 大師信仰の要素を供えてはいるものの直ちには弘法大師に結びつかないものとしては、デンギ大師や霜月大師などと呼ばれるものに関するものがある。旧11月23日の夜には必ず雪が降り、それはデンギ大師の跡かくしと言われる。デンギとはスリコギのことで、この夜にはそういう足をした大師がやって来て宿をこうのだが、その醜い足跡を隠す為に雪が降るのだと言われている。
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フチノヌシ 1976年 秋田県 多吉が寝ていた旅の坊主を馬鹿にすると、坊主は箕の淵で報復を予告して堤の中に沈んだ。用心していた多吉が翌年行水していると、囲いの箕がふっとび、坊主が現れて多吉の首をねじ切ってしまい、予告は現実のものとなった。
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テングサマ 1995年 島根県 天狗さまの住んでいらっしゃる天狗山がある。風が吹いていないのに、大風のように山が鳴ることがあり、天狗さまの羽音と呼ぶ。ごうごう言うところでは、木がひっくり返りひっくり返りしながら動く。
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モキチノメン 1928年 愛知県 茂吉面は祭りに使われる、大国主命を現したといわれる黒面か赤い鬼の面である。翁に取り憑かれた者が面を彫刻させて寄進したと言われる。。
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(シンボク),タタリ 1982年 京都府 享保11年8月、松原通西洞院天神社の二囲いほどある柳の神木が風もないのに急に折れた。一説には、先頃よりこの地で大江馬町住吉の神像開帳があった時に、神木の下で不浄の見世物があり、閉帳の日に倒れたとも言う。不浄の物の祟りかと驚愕した。
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オヤノコエ,ハシ,オガワ,ウツクシイオハナバタケ 1977年 福島県 臨死体験をした母は、一面の花畑で小川が流れていたのをみたと語っていた。
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タロウヤマノテング,オト,ヒトゴエ 1964年 長野県 太郎山神社で夜中に拝殿を揺り壊すような音がしたり、人声がしたりした。
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メン 1929年 愛知県 流感のために曾川の花祭りが如何しても出来ない年があった。その時曾川のお宮の前を通った者が不思議なことに笛太鼓の神楽拍子が洩れて来るので何気なく拝殿に近づくと花祭のお面を収めた箱の中で面がおどったり、またことこと音を立てていた。
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