国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

モノノケ,ヤクシノレイゲン
1977年 千葉県
房州勝山で薬師を信心している下女がある日髪を梳いたところ、火焔がはらはらと落ちた。主人が気味悪がって追い出したが金持ちの妻になり子供を多く産んだ。また、夢想を受けたと、病人をまじなうと回復し、門前に病人の市ができた。

類似事例(機械学習検索)

カエン,カミ
1980年
ある家の下女が、夜に髪の毛を櫛でといていると、とく度に髪の中から火焔が落ちてきた。驚いて取ろうとすれば消えてしまう。それは蛍が多く集まって飛び散るかのようであった。この下女は主人に言うと、物の怪として追放されてしまったが、ある裕福な人の妻となり子孫は栄えたという。
類似事例

ヒノタマ,(ゾクシン)
1989年 長野県
ヒノタマが病人の家から出ると、その病人は死ぬという。
類似事例

(ゾクシン),カラス
1935年 島根県
病人のいる家の棟で烏が鳴いたら、その病人は死ぬという。
類似事例

ムカエニクルフネ
1990年 高知県
病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
類似事例

(ゾクシン),ムカデムシ
1933年 栃木県
百足虫が病人の居間に来ると、病人は死ぬという。
類似事例

テンビ
1938年 佐賀県
天火が家に入ると、病人ができるというので、鉦を叩いて追い出すという。あるいは単に天気が良くなるとも言ったという。
類似事例

イド,カナモノ,ビョウニン,(ゾクシン)
1916年 岐阜県
井戸に金物を落とすと病人ができる。
類似事例

(ショクブツニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
柿の木から落ちると三年生きられない。鬼灯(ほおづき)を屋敷の中に植えると病人が出る。枇杷の木は病人の唸り声が好きだから、屋敷へ植えると病人が絶えない、などの禁忌がある。
類似事例

ユウレイ
1974年 福島県
陸奥白川で、主人の息子の子を産んだ下女が暇を出され家に戻ったところ母親に殺された。下女の幽霊が夜、息子の前に現れるようになったので上人に助けを求めたら4・5日後に再び幽霊が現れ成仏できたと告げ歌を残した。
類似事例

ダイジャ
1937年 福井県
女の人が縁側で髪を梳いていると、小さい蛇が髪が邪魔で昇天しようとしてもできないと言った。中止すると、大蛇が昇天し、そのお礼として毒消しのほうを授けられた。
類似事例

キツネツキ
1964年 神奈川県
狐憑きのいる家にはいると悪臭がするのですぐにわかる。病人の前で富士講のお拝み(経文)をあげて、その後で病人の背を数珠で打つと狐が落ちると言われている。横浜市鶴見区江ヶ崎町、川崎市小倉の事例。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネはごく小さいものであるという。しかし、これが病人に憑くと、病人の食べ物を全部食べてしまうので、やせ衰えると言われている。
類似事例

サイノカワラ,カミ,オンナ
1975年
賽の河原に、髪の長さが100丈ばかりで、髪の裏は火焔が燃えている女がいた。これは、人の髪が長いのを羨んだためである。決してこのようなことを思ってはいけない。罪深いことだ。
類似事例

シノヨチョウ
1992年 宮崎県
病人の枕元に死人が立つことがあるという。
類似事例

キツネ
1981年 長野県 
寝たきりの病人が油揚げなどを欲しがると、きつねがついたという。
類似事例

サカキバシラ
1976年 京都府
伊勢屋という元結を商う者が家を造作して以来、病人が多く出たので、占わせたところ、逆木柱の祟りであるという。しかしその木は交換できないようなところにあったので、祈祷させようとしていたところ、ある人が、「伊勢屋とて元ゆい一の家なればさか木ばしらもなにかくるしき」と言ったところ、病人が出るのが止んだ。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、病人なのによく食べたという。
類似事例

ヒダマ
1929年 鹿児島県
瀕死の病人がいる家から火玉が出てきて、下女が棒でたたき落とすと、病が治った。
類似事例

ハクジャ
1936年 岐阜県
金持ちの家に白蛇がいたが下男下女が殺した。すると下男下女は急病で死に、家も零落した。
類似事例

クダギツネ
1975年 愛知県
病気で熱にうなされる、あるいは病人が魚を食べたがると、クダ狐がついたのだという。
類似事例

イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神は病気している人によく憑いた。憑いたら太夫さんやお山さんにおまじないをして取り落とした。病人に犬がとり憑くと病人が「ワンコワンコ」と吠えた。拝んでもらうときに病人が「イヌルイヌル」と叫ぶと犬が落ちて元に戻る。本人は性根が二つあったんだと思う。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内