国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

キツネ
1976年 岡山県
備中鳴輪である木こりが誤って狐を傷つけてしまった。30年程して木こりが衰えてから狐が取り憑き狂乱して、鎌で自分の腹を切った。一命は取り止めたものの乞食となった。食を得ても傷口から出るようになった。3年後に死んだ。

類似事例(機械学習検索)

ワルギツネ
1976年 岡山県
備中鳴輪の向谷で、木こりが斧で自分の腹を急に狂乱して木を切るように割って内臓を取り出したが治療により一命は取り止めた。狐の仕業だろう。
類似事例

オオヒト
1970年 青森県
木こりが大人と仲良くなり相撲などをして遊ぶようになった。木こりが手ぶらで帰ると夜の内にいつの間にか2,3日分の薪を積んでくれるようになった。毎日これを繰り返していたら木こりも大人になって行方知れずになった。
類似事例

ヤマウバ,クモ
1972年 岐阜県
木こりが見合いをして嫁をもらったところ、この嫁が働き者で料理上手だった。ところが嫁は米を炊くのに自分の小便を混ぜ込んでいた。木こりがそれを知った日、木こりが風呂に入っている間に嫁は風呂桶ごと木こりを担ぎ出した。辛くも逃れた木こりは嫁が山姥であることを知った。嫁は今晩蜘蛛になって木こりを糸で縛り、山姥たちのもとへ連れて行くつもりだと語り、木こりはそれを聞いて一計を案じた。その晩、木こりは囲炉裏端で蜘蛛を待ち受け、やって来た蜘蛛を囲炉裏に投げ込んで殺した。
類似事例

ダイジャ
1971年 福島県
蛇が人に化けてきれいな女の人を集めて、結局それを飲んでしまう。そのそばに木こりがいて女の悲鳴を聞いた。木こりがそおーっといってみると蛇の主というか、大蛇がいて、女の人が助けを求めていた。木こりは恐ろしさに腰を抜かしてしまい、蛇に見つけられた。木こりまでやられてしまったのかはわからない。
類似事例

キツネ
1971年 岐阜県
門野集落の木こりが、豆と油揚げを道に点々と置いて狐をおびき寄せ、鉄砲で撃ち殺した。木こりは罰が当たって、木を切っているときに腹に斧を当てて死んでしまった。
類似事例

イッポンスギ
1982年 新潟県
村はずれの大きな一本杉を伐ることになって、木こりが伐りにかかったら小豆色の血が出てきて気味が悪くなってやめた。さらに、その木こりは帰り道でなくなったという。
類似事例

コウボウダイシ
1979年 鳥取県
木こりが体の腐れた旅の坊さんを木こり小屋に泊めた。翌日みると坊さんは小判の山になっていた。弘法大師だったという。
類似事例

ダイジャ,リュウ,カッパ
2000年 青森県
木こりが山奥で休んでいると、山の大蛇が、「昇り龍になるためにじゃまな桂の大木を切れば宝物をみんなやる」と言ったので、15日かかって木を切った。木こりが大蛇のいたところへ行ってみると、河童が宝物を持っていこうとしていたが、大蛇の書きつけを見せると納得した。家に帰ると、木こりの21回忌をしていた。「蛇のあと、河童の持ち前」という。
類似事例

ハタオリヒメ
1986年 埼玉県
木こりが誤って淵に斧を落とし、淵の中へ取りに行くとお姫さまが機を織っていて、帰りに土産をくれた。
類似事例

ハタオリヒメ
1986年 埼玉県
木こりが誤って淵に斧を落とし、淵の中へ取りに行くとお姫さまが機を織っていて、帰りに土産をくれた。
類似事例

シンボク
1974年 茨城県
権現が大切にしていると葉さえ取らなかった真弓権現の山の神木を代官が伐って売ろうとした。伐り置いていた材木が雨で流れたので再び山に入り伐ろうとすると、夜、山鳴りがして木こりが10人程急死した。それを見た木こりは恐れわななき、各々逃げ帰った。
類似事例

コテング
1936年 岐阜県
木こりが山小屋で入浴中、「気持ちよいか」と側の木から声を掛けてくるものがいた。木こりが罵声をあびせると「覚えていろ」と声がした。翌朝気が付くと大事なまさかりが飴のように曲げられていた。
類似事例

バケネコ
1931年 沖縄県
猫は年を取ると化ける力を得るという。しかし、狐や狸の話は聞かない。
類似事例

〔オオカグラヤマ〕
1987年 長野県
群馬県との境にある。昔,山の麓で木こりが数人木を伐っていたところ,人気のない山なのに山の頂でかねや太鼓の物凄い音がしたという。驚いた木こり達は相談の結果,神社を建ててお祭をすることになった。その後は不思議なことや物音は起こらなくなった。また,この山に雨乞いすれば必ず雨が降るとされる。
類似事例

ミミナリ
1956年 宮城県
耳が鳴ると同じ年の人が死ぬとかいわれる。
類似事例

フネ,ムカエ
1990年 高知県
人が死ぬときにはきれいな船が迎えにくる。20年ほど前、6歳ぐらいで子どもが死んだときの話である。30年程前、30あまりの男の人が死ぬ直前に「きれいな船が迎えにきた」といって息を引き取ったという話もある。
類似事例

キツネ
1967年 石川県
狐の足を鎌で切ってたたられて、狐憑きになった人がいる。
類似事例

キツネツキ
1950年 鳥取県
狐が憑くと腹を食われる。老婆が大食いになったのは狐が食べているからである。飼い狐は、いろんな所から食べ物を取ってきて、しまいには食いつぶされてしまう。
類似事例

ヒダマ
1958年 宮崎県
3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
類似事例

カマイタズ(ゾクシン)
1934年 岩手県
鎌でものを切ると鎌イダズに切られる。
類似事例

キツネ
1934年 大阪府
昔、葛城山に住む猟師が信太森で、牝狐が牡狐の死骸にすがって泣いているのを見つけた。猟師はその死骸を葬ってやった。2,3日後に美しい女が来て、身の回りの世話をするようになった。2、3年後、女が歌を残して消えてしまった。歌のとおりに探しに行くと、牡狐を葬ったところに、牝狐が舌を噛み切って死んでいた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内