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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

〔オオカグラヤマ〕
1987年 長野県
群馬県との境にある。昔,山の麓で木こりが数人木を伐っていたところ,人気のない山なのに山の頂でかねや太鼓の物凄い音がしたという。驚いた木こり達は相談の結果,神社を建ててお祭をすることになった。その後は不思議なことや物音は起こらなくなった。また,この山に雨乞いすれば必ず雨が降るとされる。

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ヤマウバ,クモ
1972年 岐阜県
木こりが見合いをして嫁をもらったところ、この嫁が働き者で料理上手だった。ところが嫁は米を炊くのに自分の小便を混ぜ込んでいた。木こりがそれを知った日、木こりが風呂に入っている間に嫁は風呂桶ごと木こりを担ぎ出した。辛くも逃れた木こりは嫁が山姥であることを知った。嫁は今晩蜘蛛になって木こりを糸で縛り、山姥たちのもとへ連れて行くつもりだと語り、木こりはそれを聞いて一計を案じた。その晩、木こりは囲炉裏端で蜘蛛を待ち受け、やって来た蜘蛛を囲炉裏に投げ込んで殺した。
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オオヒト
1970年 青森県
木こりが大人と仲良くなり相撲などをして遊ぶようになった。木こりが手ぶらで帰ると夜の内にいつの間にか2,3日分の薪を積んでくれるようになった。毎日これを繰り返していたら木こりも大人になって行方知れずになった。
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ダイジャ
1971年 福島県
蛇が人に化けてきれいな女の人を集めて、結局それを飲んでしまう。そのそばに木こりがいて女の悲鳴を聞いた。木こりがそおーっといってみると蛇の主というか、大蛇がいて、女の人が助けを求めていた。木こりは恐ろしさに腰を抜かしてしまい、蛇に見つけられた。木こりまでやられてしまったのかはわからない。
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コウボウダイシ
1979年 鳥取県
木こりが体の腐れた旅の坊さんを木こり小屋に泊めた。翌日みると坊さんは小判の山になっていた。弘法大師だったという。
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イトダヤマノカミノタタリ
1979年 長野県
昔、此田で子守と赤子が山へ行って行方不明になった。それ以降、この山に関係するものに祟りが及び、山の持ち主は必ず死ぬかけがをしたり、山の木を伐った人は災難にあうという。これを糸田山の神といい、山の持ち主はこれを家に呼んで祀るようにする。この山はバチ山ともいわれている。
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ダイジャ,リュウ,カッパ
2000年 青森県
木こりが山奥で休んでいると、山の大蛇が、「昇り龍になるためにじゃまな桂の大木を切れば宝物をみんなやる」と言ったので、15日かかって木を切った。木こりが大蛇のいたところへ行ってみると、河童が宝物を持っていこうとしていたが、大蛇の書きつけを見せると納得した。家に帰ると、木こりの21回忌をしていた。「蛇のあと、河童の持ち前」という。
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シンボク
1974年 茨城県
権現が大切にしていると葉さえ取らなかった真弓権現の山の神木を代官が伐って売ろうとした。伐り置いていた材木が雨で流れたので再び山に入り伐ろうとすると、夜、山鳴りがして木こりが10人程急死した。それを見た木こりは恐れわななき、各々逃げ帰った。
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バチヤマ,タタリ
1971年 静岡県
昔、山で死んだ落人の祟りで、その山に入って仕事をすると、何か悪いことが起こるといわれている。
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コクソンノカミノタタリ
1991年 高知県
目黒の方から山の木を伐りにきた人が、山で黒い大きな蛇を見たが、その後、山が火事になって焼け、木を伐った人は病気になった。黒尊様の御神体をみても大丈夫だが、御神体の宿る山の木を伐ったために祟りが生じたのだろうと思われる。
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イッポンスギ
1982年 新潟県
村はずれの大きな一本杉を伐ることになって、木こりが伐りにかかったら小豆色の血が出てきて気味が悪くなってやめた。さらに、その木こりは帰り道でなくなったという。
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ウガンヤマ
1938年 京都府
雨願山という山で降雨を祈願すると雨が降る。
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アマゴイ
1965年 岩手県
雨が降らず水不足のときは、丘の上や山の頂から火を焚いて煙を天に上げると、数日中に雨が降るという。
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クセヤマ,バチヤマ
1991年 静岡県
クセ山は事故の多い山、バチ山は死者が出るなどの因縁があった山で、仕事をするとけがをしたり病気になったりするといわれて、嫌われている場所。
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ヤマオバケ
1988年 長野県
山には山お化けが出る。
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イッタンガジュマル,カミ
1968年 鹿児島県
川内にいったんガジュマルという恐ろしい木があった。神様がついている木として恐れられ、誰も手をつけなかった。しかしある時この木がどうしても必要になって、他の集落の木こりに頼んで伐ってもらった。その木こりには何事もなかったが、身内に不幸が続いたので、木のバチがあたったのだろうと言われている。木に神がついているか否かを調べるには、木に斧を立て3間ほど離れた所から見守る。神がついていればその斧は震えるという。
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テング
1968年 福井県
東俣の段の岳という山には天狗がいるので、この山の木を伐ったものは家が火事になるといわれている。
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ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山に入るとき、山の神がいれば、髪の毛が逆立つのでわかる。山に入るときは山の神を驚かさないようにあらかじめせきばらいをしたり、物音をさせてから入る。また、山で仕事をする人は、入り口で焚火をしてから入る。これをしないで山へ入ると熱が出たり身体の調子がおかしくなる。
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センチョウギ,キノセイ
1989年 山梨県
ミノヒキ山は、1本の木で千丁の薪がとれるので、千丁木という。朝、山へ登っても切り終えない。帰って、また翌朝行くと、切った跡が元通りになっている。何回かそんなことが続いたので、木こりが残って隠れてみていると、夜中の12時か1時ころになった、この辺の山のあらゆる木の精が集まって、話していた。木の精の首領が切りくずを焼かれてしまったら駄目だといったのを木こりの責任者が聞いて、切りくずがでるとそれを燃やしてしまった。それで千丁木は切られてしまい、今では地名だけが残っている。
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キツネ
1971年 岐阜県
門野集落の木こりが、豆と油揚げを道に点々と置いて狐をおびき寄せ、鉄砲で撃ち殺した。木こりは罰が当たって、木を切っているときに腹に斧を当てて死んでしまった。
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アズキアライ
1983年 愛媛県
雨のしょぼしょぼ降る晩に通ると、人気もないのに小豆をとぐような音が聞えてくる。
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ゴンジャ
1960年 三重県
山にごんじゃという大入道がいる。ごんじゃは山の麓の人間や動物を食べるので、里人は恐れをなして山の麓に近づかない。
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