ビシャモンテン,カイイ 1976年 大阪府 大江神社(乾の社)の毘沙門天像が手に持っていた刀や塔形などを壇の下に投げ捨てた。この事は天王寺に上言され、使者が遣わされて、怪異を謝す修法が行われた。
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タノカミ 1982年 新潟県 2月16日と10月16日は田の神まつりが行われるが、田の神が田におりるまでに田の溝を掃除し、溝口に葭を立てる。
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(ゾクシン),ネコ 1933年 神奈川県 猫が死人の上をまたげば化けるという。なので棺桶の上には座敷箒をわたしておく。
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アマゴイ,タイ 1934年 香川県 昔三味線島という島があり、田井という強欲な地主がいた。旱魃の時、島人は天災と年貢の取立てに悩まされ、雨乞いをしたところ、雨が降り続き、田井の屋敷は島と共に沈み、島は2つに分かれた。その付近でとれる鯛は田井一族に似ているという。
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ビシャモンジマ 1956年 宮城県 坂上田村麻呂が五大堂に安置した毘沙門天が、この島に飛んだ。
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ミヤコドリ 1974年 宮崎県 日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいるが、これは島の神使とされる。此島は霊島であるからか、もしも溺死体が島に流れつくなどの不浄があると、この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くという。
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タタリ 1935年 三重県 弘化2年、弁天島と呼ばれる島の近くを舟で過ぎていた庄屋の兼次郎は、一條の水柱が立っているのを見て、島に近づいてみると何かの頭が見えたという。その三日後に弁天島に渡った親子の木こりが谷に落ちて死んだ。これは神の祟りと考えられた。
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タタリ 1974年 愛知県 荒神だからと止めるのも聞かず、津島・戸辺両社が祭りで流した御葭を見に行ったところ、急に寒気がして足が動かなくなった。やっとのことで家に帰ったが高熱が出て、ひとりは6日後に、もうひとりは一時回復したが1年後に死んだ。
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ナナフシギ 1918年 山梨県 塩味の池や水で染物をすることのできる池がある。いくら飲んでも減らない水のある池もある。葭は全て片葉である。これらの七不思議があるところが奈良田である。
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カタハノヨシ 1939年 茨城県 一群の葭が、すべて茎の片方にしか葉がついていない。昔、八幡太郎義家がこの葭原にある池で太刀を洗い、その時に片葉になってしまったのだという。
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コクソンサン 1991年 高知県 黒尊さんに関する俗信。黒尊さんは山の神でもあって、山の8合目から上には雷が落ちない。神輿を出す時には、神輿が通りそうもないところの木が動いて神輿を通す。
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ヒノタマ,キツネビ 1935年 山口県 火の玉の話はあるが、狐火はない。島には狐がいない。
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イヌガミサマ 1941年 香川県 庭に三枚の瓦を立てて、犬神を祀る。島の人が浜に出て潮を汲んでいると、柄杓の中に入って島に上ったという。
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ヒカリモノ 1978年 東京都 享保13年正月16日夜、光り物が飛んだ。
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ヨシ 1939年 茨城県 昔、葭原で道鏡と八衢姫が性交した。そのあとに道祖神があり、葭は下の病に効果があるという。現在は、道祖神は少し離れた場所にある。
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ヒヒ 1955年 静岡県 ある人が猪狩りに行ったら、猟犬がそばから離れない。変だと思って見わたすと、向こうの岩の上に白髪の婆がいて、アーアー言って髪を撫でていた。ひひというものだそうだ。ヒヒはは猿の年を経たやつだという。
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ヤマネコ 1929年 東京都 島に人が住んでいないころ、この島へ行く人を山猫が喰い殺して困っていた。大浦又次福谷太左衛門という侍が槍で退治するが、今度はその霊が人を取り殺すようになった。大島に来た役行者が祠を建て、その島で猫という言葉を使わないようにするとおさまった。
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タタリ 1940年 香川県 島に商売敵の酒屋が2軒あり、一方の主人が他方の主人を謀殺したところ、両家に次々と不幸が起こり、果てはひとつの島であったのが大波によって東西に分断されてしまった。
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ミヤジマサマ,ゲッケイ 1929年 香川県 むかし宮島様が、この島に来たことがある。その時に、谷が不足していたので、すぐに立ち去った。それから、女がこの島に来ると月経が上がるので、みんな行くことを嫌がっている。
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オカリヤノイシ 1956年 宮城県 承応3年3月、二代藩主忠宗造営の宮町東照宮が落慶したおり、神体の東照権現の木造坐像を載せた神輿を迎え、ここに仮宮を設け一夜安置した。それ以来大祭の神輿渡御の御旅所となった。石は神輿を据えたときのもので、記念の彼岸桜の老木が残る。この辺で小便をすると気絶したり、道に迷ったり、火のついた燃え木尻が飛んできたり、など、不浄を絶対に禁忌とした。
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キタキョウガシマ,オキノキョウガシマ 1956年 宮城県 周囲絶壁の島。昔、1人の老僧が島に現れて、読経念仏後、経巻を埋めて去ったという。
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