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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

スワミョウジン
1975年 長野県
諏訪明神の祭には、鹿の頭75を供する。氏人がそれぞれ持って来るのだが、数を指定しなくとも必ず75になる。また、75の鹿の頭の中には1つだけ両耳が切れたものが必ずある。

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ミミノサケタシカ
1974年 長野県
諏訪の祭礼の時は、必ず75頭の獣の頭が生け贄となるが、そのなかの一頭は必ず耳の裂けた鹿があるという。
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ヤマノカミサマ
1965年 長崎県
鹿狩りの時、鹿の背中に御幣が立っているのを見た人がいる。山の神様が鹿に乗っていたのだろうという。
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ゲドウモチ
1922年 広島県
外道持も獣を飼う。土竜よりも大きく鼬よりも小さく、茶褐色をした足の短い動物という。外道持の家に女の子が1人生まれる毎に獣は75匹増え、その家から嫁を取ると75匹を連れて外道持になり、その嫁が女を生むと倍になる。普段は床下などに住み、人に憑く時は目に見えず往来するが、春には畑などで群れて遊んでいることがある。75匹の中には医者もいれば按摩も祈祷者もいて、仲間が寄り集まって看護し、殺されても形のある限り蘇生する。鳴き声は蛙に似ている。食べ物の小豆飯をやらないと家の者にも祟る。外道持ちが憎いと思えばすぐに憑く。
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フネ
1953年 千葉県
嵐の夜難破した船から救われた75人が七十五社の人になった。その舟が岩となったので、岩船という地名になった。
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キツネモチ
1919年 島根県
狐持の家系は婚姻忌避される。狐持の家では常に人孤75匹を飼っていて、その家と縁組すれば忽ち人孤が伝播して新たに縁組した家に75匹の人孤が乗りこむ。
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シンロクノタマ
1943年 長野県
鹿の中に神鹿というものがいる。一生に一度見られるかどうかのめでたい鹿で、角に珠を持っている。それがどんどん大きくなる。この珠は、矢除けの役割や病人を治すというものであり、珍重された。
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ヤマノカミ
1965年 長崎県
鹿は山の神のお使いであり、山の神が通る道と鹿が通る道は同じである。
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ヒトミゴクウ
1996年 岩手県
3年ごとに女の子を生贄に捧げなくてはならなかったが、人身御供の慣習は変わって鹿にすることになった。人塚や鹿塚も残っている。鹿も獲れなくなると、鮭になり、そして雑魚になった。
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カヅマノドウ
1956年 宮城県
牧山の南の岩山の洞窟。間口12メートルばかり、数10人が入れる。昔、牝鹿が牡鹿に会った所とされ、長さ1メートルほどの鹿石が二つあり、神鹿が化したという。踏まずの石とも。
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トンベ
1955年 高知県
トンベは75匹連れだってくる。男女ともにつく。大晦の晩に壺の中にいる。その時熱湯をかけて殺せばよい。
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カッパ
1975年 高知県
河童は鹿の角を嫌う山師や猟師は鹿の角を携行する。川へ1人で行くと河童に肝を抜かれるので、行く際は鹿の角を持っていく。
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ヤマイヌ
1943年 長野県
鹿を食う山犬がいる。これを犬落しという。この鹿を拾って山犬の怒りを買った人もいる。鹿をこっそり食べていると、山犬が集まって家に入り込んで、老母が食い殺されてしまったという。
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シカノツノ
1991年 愛媛県
ある夫婦が山で鹿の角を拾ったら、妻の腹が病んだ。鹿の角を返したら治まった。
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ハクオウサマ,ダイジャ
1991年 愛媛県
土佐の孫八という猟の名人が僧都で鹿を撃った。鹿は白王様の大岩の下の淵に入った。孫八が行くと白い大蛇が鹿を巻いていた。孫八は「身はいらんから角だけくれ」と言って角をもって帰った。白王様の祠に鹿の角があるのはこの由縁。
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イヌガミ・トビョウ
2002年 山口県
犬神筋には白斑の鼠が75匹ついている。その家は嫁の貰い手がないのでトビョウと娶わせたが、今は4・5軒とも地方に移ってしまった。
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(ナナフシギ)
1975年 長野県
上諏訪には七不思議がある。不言堂の壁の穴に紙をあて日に透かすと、下諏訪の三重の塔が写る。毎日巳の時に雨が降る。根が八方にはびこる杉がある。湯山から落ちる所の口を塞げば湯が落ちない。諏訪湖が凍った時、「さわたり」という狐が通った後に人馬が通れるようになり、春に狐がまた渡ると通るのを止める。祭礼時に献上される鹿の頭の数が必ず75である。湖上に富士の影が写る。
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シカムスメ,シカヒメ
1931年 岩手県
昔、ある奥方が山奥で産をしたとき、鹿にその子を託して死んだ。鹿は赤子を角にくくりつけられたまま山を下り、老夫婦のところに赤子を連れて行った。その子は鹿娘(もしくは鹿姫)と名づけられた。成長した後、長者の家の火焚女になり、長者の息子と結婚したといわれている。この娘は雀がとまったまま梅の枝を折ったり、引き綿の上を新しい草履であるいたり、水の上を歩いたりできたという。
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クズリュウ
1932年 長野県
昔、諏訪様が女に化けてある人の妻になっていた。お産をする時その男にするすると匐って行った。諏訪様は9つの頭を持った蛇で九頭龍と呼ばれ戸隠に祭られている。
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カンノンサマ,フエノネ
1929年 熊本県
笛鹿という里では、いつからか観音の堂ができた。観音様は、里に大事があった時には鹿に乗って笛を鳴らして、里へと下ってきた。里の人は、この姿を見ると膝まづき、災厄に備えた。これまで大火を逃れてきたのは、観音様の徳であり、里の名を鹿と笛から笛鹿と名づけた。
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エンコ
1991年 愛媛県
あるおばあさんがエンコを助けたら、お礼に毎朝家の前の鉤に川魚が掛けられた。その鉤を鹿の角に変えたら、エンコが来なくなった。エンコは鹿の角が苦手。川に行くときは鹿の角を身につけると良い。
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タツクチナワ
1956年
蛇に耳のあるものだとされる。
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