カネノミサキ 1974年 福井県 越前敦賀の海中に鐘があり、引き上げようとすると恐ろしいことがある。
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ケショウノモノ,タヌキ 1974年 東京都 寛政七年八月、小倉侯中屋敷に住む女隠居の下女が行方不明になった。同年十一月、長局の下に何かがいたので調べたたその下女だった。女が言うには三人の若衆が世話をしてくれたと言って死んでしまった。この屋敷にはたぬきが多い。8月以来神仏への供物や食べ物がなくなることがあった。これを食わせていたのだろう。このことを聞いた下女たちは暇を願い出た。
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ユウレイ 1974年 東京都 江戸柳原で、ある者が天和3年の夏に死んだ。その頃のある夕暮に幽霊が現れ下女の袖を引いた。下女は気絶したがやがて気が付いた。下女の袖がなくなっていたのを不審に思い翌朝妻の塚に行くとその袖が石塔の上にあった。
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タメミズチョウジャノゲジョノタタリ 1995年 宮城県 溜水長者が息子の結核を治すために、下女を殺してその肝を食べさせた。話者の夫の父が病気になったとき、祈祷師に拝んでもらうと、その下女が頼ってきたのだと言われた。祈祷師に言われて、下女を祀った山の中の地蔵様を拝んだ。
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タメミズチョウジャノゲジョノタタリ 1995年 宮城県 溜水長者が息子の結核を治すために、下女を殺してその肝を食べさせた。話者の夫の父が病気になったとき、祈祷師に拝んでもらうと、その下女が頼ってきたのだと言われた。祈祷師に言われて、下女を祀った山の中の地蔵様を拝んだ。
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ゲタノバケモノ 1956年 宮城県 昔、ある長者が、下女下男をたくさん使い、贅沢な暮らしをしていた。一人娘のおご様(お嬢様)は立派な衣装を着て、下駄や雪駄の履物など一度履いたら捨て、それを拾うと怒られて、本当に勿体なかった。ある日不思議なことに、皆が寝静まると「カランコロン、カランコロン」と足音がしてお嬢様の部屋に行く。下女の1人が目を覚ましてそれを聞き、その下女は次の日から病気になってひまを貰うのだった。それが繰り返され、最後に12,3になる小さな下女1人きりになってしまい、お嬢様もだんだん青くなってくるので奥様も心配し、その奇妙な話を聞いて、薙刀を持って晩に見張りに立った。下女は鏡を懐に入れて行った。その夜中にやはり「カランコロン・・」と下駄の音がしたので奥様が薙刀で切ったが効果がない。下女が鏡でその方を写すと、下駄や雪駄がいっぱい揃って「カランコロン・・姫様クークー・・」と歌いながら踊っていたが、またも下女が鏡に写して光らせると化け物たちは消えてしまった。下女は小さいとき、母様から「鏡は正体をよく写すから粗末にすんな」と聞かせられていたのだ。奥様は今までのことを後悔し、お嬢様の顔色もよくなってなおった。
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ハクジャ 1936年 岐阜県 金持ちの家に白蛇がいたが下男下女が殺した。すると下男下女は急病で死に、家も零落した。
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(バケモノ) 1981年 東京都 ある時、雪飛という人物が与力の桐淵という者の家に行ったところ、その家の下女が真っ青な顔をして2階から下りてきた。下女が言うには化物が2階から落ちてきたという。雪飛がこわごわ2階に上がると、鏡台がおいてあり、この鏡に何らかの化物が映ったのだろうという。
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ヒノタマ,トビモノ 1956年 福島県 2尺くらいの火の玉が飛んで落ちた。そのあたりの人が死んだという。
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カエン,カミ 1980年 ある家の下女が、夜に髪の毛を櫛でといていると、とく度に髪の中から火焔が落ちてきた。驚いて取ろうとすれば消えてしまう。それは蛍が多く集まって飛び散るかのようであった。この下女は主人に言うと、物の怪として追放されてしまったが、ある裕福な人の妻となり子孫は栄えたという。
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ユウコン 1974年 越前宰相殿のある代官が死んだ時、手代達が財産を奪い合い、家が断絶しそうになったところ、代官が下女に憑き身辺整理を行った。整理が済むと2日間寝て下女は元に戻った。
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イケノヌシ,ヘビ 1994年 鳥取県 村の神主歌会のためが京に上るとき、日光池を渡れないでいると、蛇が出てきて神主の娘を1人くれれば渡すと言った。神主が3人の娘のうち1人を渡すと、水が引いて渡れるようになった。そのとき娘に付き添った下女が落ちたのが下女が池。
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ダイジャ 1974年 和歌山県 雇っていた下女が、毎晩、大蛇が棲む沼地の川辺にある家に出かけて行った。朝に帰ってくると衣服がぬれて砂がついている。下女はやがて身重になり、卵のようなものを産んだ。一つを割ると、蛇が出てきた。
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イケノヌシ,リュウジン 1994年 鳥取県 出雲の国使が京に上るとき、日光のさよりの港で海が荒れて通れなくなった。国使の娘を池の主の龍神に奉げて無事通ることができた。そのとき下女が娘を悲しんで身を投げたのが下女池。
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タシロガタノヌシ,リュウジンサマ 1969年 秋田県 森岳温泉に器量の悪い下女がいた。下女は毎夜、湧き井戸を水鏡として田代潟に通い、朝に帰って来ていた。この下女が田代潟に飛込み、田代潟の主になった。
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テング 1915年 滋賀県 今から4代前の主人が天狗になったという家がある。この人はある日外出したまま帰ってこず、死んだということにしていたが、数日後下女が畑の物置で寝ているのを見つけた。驚いて飛んで帰り家人に知らせたが、再び戻って来て見ればすでにおらず、すぐ側の山を2足で登っていき、行方知れずになった。人は皆天狗になったと言っている。
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ネコ 1974年 東京都 江戸の中橋牧町に住む中島五兵衛という者の下女が病に伏していた時に、どこからともなく老いた猫がやってきて枕元に居続けた。人々は追い払おうとしたが一向に離れなかった。その下女が死ぬとどこかに行ってしまった。
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カミカクシ 1968年 福井県 ある人が山で柴刈りをしていたら、じいさんに「敦賀の祭りを見せてやる」といわれ、目をつぶって明けたら敦賀の町にいた。祭りを見て飲み食いしたあと、また連れてきてもらった。家に帰ると何日も過ぎていて、心配されていた。
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キツネ 1920年 長崎県 大溝の上の椋の木に登って椋を取る子供がその木から落ちることは少なかった。落ちても死んだものはいない。狐が助けるからだという。
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(ゾクシン) 1983年 群馬県 女性は16歳で赤城山に登ってはならない。もし登れば沼にさらわれるという。
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テングサマ,スイテングウ 1975年 新潟県 下女が神がかりになったので、祈祷師が祈祷していると、神に対して許しがたい行為をしていたと告げられた。その行為をしていた祈祷師は動けなくなりその晩に帰った。水を飲むと下女は元に戻った。
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