国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

メグロフドウ
1974年 東京都
慈覚大師が若い頃、師の広智と目黒の里で宿をとった。その夜に不動明王が現れる夢を見た広智が慈覚に言うと、慈覚も同じ夢を見たという。そこで、その姿を霊木で彫り、その地に置いた。その後、慈覚大師が唐から帰朝し、関東へ下向した時目黒の里にやって来た。その夜にも不動明王のお告げがあり、嶺の上に登って独鈷で地面を掘ると霊水がわき出した。この水は炎天にも枯れることなく、長雨でも増える事はなかった。

類似事例(機械学習検索)

オオシミズ
1965年 岩手県
慈覚大師の祈祷によって大清水が湧き出た。
類似事例

ジカクダイシ,ズイウン,セイリュウ,リュウトウ
1974年 東京都
慈覚大師が東方を行脚していた時に浅草寺でしばし逗留した。ある日白髪の翁がやって来て、東北に霊地があって、私はそこに霊像を安置した。その像は伝教大師が作ったものだと言い終わると姿を消したという。そこで慈覚大師が東北に向かったところ突然瑞雲が立ち、青竜が雲から現れた。庵に入り、仏像を拝んだ。慈覚大師は青竜に対して、ここに寺を造るので加護してほしいと告げる。それを聞いた青竜は姿を消した。その後は時々竜燈の奇瑞が起きるという。
類似事例

ドウチサマ
1990年 山形県
見附には道智様が来てのどが渇き、杖をついたあたりに水が出てきたという道智様の水がある。病気したり年取ったりして「道智様の水飲みたい」って言うと長くないという。
類似事例

ケブツノミダ
1983年
慈覚大師は入唐して顕密の奥義を極めたが、帰朝の途中で、引声の弥陀経の一曲を忘れてしまった。そこで西方に向かい祈誓した所、舟の帆の上に、小身の弥陀が香煙に立ち、成就如是功徳荘厳と唱えてくれた。慈覚は感激し、袈裟を以てその姿を写し、帰朝後にそれを真如堂の本尊の胎中に納めた。
類似事例

ヤマトタケルノミコト
1928年 東京都
目黒不動尊は日本武尊を祀っている。慈覚大師巡業の頃からこの村にいる。左に火縄を持ち、右に草薙の剣を持って炎の中に立っている姿は、不動の佛形である。仏像をつくって、神体として祀っている。
類似事例

カイ,カイイ
1974年 東京都
午三月、土手四番町のある人の家で膳や煙草盆、石臼などが一人で空中に浮くことが続いた。修験者や陰陽師は仏神の祟りや狸の仕業と言い、彼の言うとおり祈祷をしたが効果はなかった。家が滅びる前兆かと心を痛めたが、とある人が「目黒出身の人をかかえると目黒の鎮守がそれを惜しんでこのような災いを起こす」と言った。この春のにかかえた者を調べたが、目黒出身者はいなかった。しかたなく3、4人に暇を出したところその怪異は止んだ。
類似事例

ナナフシギ
1916年 山形県
慈覚大師が鳥海の毒蛇を降伏させたという護摩の灰は今でも尽きることがないと云う。
類似事例

ヘビ,ユメ,シノヨチョウ
1950年 千葉県
蛇の夢を見ると死ぬ。
類似事例

カワザカナ(ゾクシン),ユメ
1990年 長野県
川魚をとる夢を見ると、人が死ぬ。
類似事例

フドウミョウオウ
2001年 奈良県
不動明王を信仰する南都の僧がいた。朝夕のお勤めで時々不動明王が失せるので不思議に思っていると、夢で、二十年来臨終の魔障を祈る尼を助けに行っているのだと告げられた。
類似事例

イヌ
2003年 沖縄県
400年前、目黒盛豊見親という人が犬を飼っていたが、どこかに行ってしまい三年間行方不明になった。與那覇原で戦になったとき、目黒盛が漲水港の波止場に追いつめられると、その犬がどこからともなく現れて敵を噛み殺した。これによって、犬が現れたところを犬川という。
類似事例

イナリヤマ,カヂ
1983年 京都府
当社を鍛冶師が崇敬するのは、昔、三条の鍛冶師が土祖神を信仰して霊夢を受け、稲荷山の土を刃の湯に合わせれば、素晴らしい名剣を得ると告げられた。鍛冶師はその通りにして名を世上に現し、天下に並ぶ作はなかったという。このため、鍛冶師をはじめ一切の金物師が、当社を信仰するのである。
類似事例

シュッケノスガタヲシタイシ
1929年 岩手県
飯岡山に行った樵が、一尺ほどの石を見つけた。それは法衣に合掌をする僧の姿であった。人々はこれを慈覚大師の作だといい、イタコは八百年前の観音様だといった。この石は、善人にはよくみえるが、悪人が見ると、よく見えないと言われている。
類似事例

クリ,シダレグリ,ジカクダイシ
1956年 宮城県
慈覚大師が法衣を懸けた栗の木の枝が、自ら垂れ下がった。今では枝が地上に届くまで垂れているという。
類似事例

〔コウチホウイン〕
1973年
広智法印はかつて高野山に登ろうと思って、ある土地に来た際に、飛瀑に紫雲が生じるのを見てここが浄土だと思って入定した。それから470年にわたって体はなんら損なわれることなく、いまもなお在るという。また、900年ほど前にも比叡山で伝教大師の弟子で広智という人がいたのは、この人のことだろう。
類似事例

カイジドモ
1974年
目黒出身者を召し抱えると、その地の鎮守が人を他所へ出すことを惜しんで災いをなすということは昔からあっただろうに、最近よくその話を聞くのはなぜだろうか。
類似事例

(ゾクシン)
1961年 鳥取県
夢に関する俗信。田植えをしたり、魚をとったりする夢は、後で病人や死人の話を聞く。蛇の夢は良い。
類似事例

ジカクダイシバテイセキ
1956年 宮城県
慈覚大師が、不動滝の対岸、筆甫街道の方から白馬に乗って跳び越したときのもの。蹄の跡にたまっている水は眼病に効くという。
類似事例

ワキミズ,レイ
1984年 長野県
喉が渇いたので、殿様が地面を掘ると水が出た。別の所でも百姓に追われた家臣が地面を掘ると、水が湧き出してきた。この水は旱魃になっても決して枯れることがない。家臣は後に捕まって殺されたが、ねんごろに供養された。
類似事例

(ゾクシン)
1968年 愛媛県
一富士・二鷹・三茄子の夢が良いという。葬式・火事の夢は良いという。棺桶が家へ入る夢は良いが、反対に出て行く夢は悪いという。親の夢をコタオマエといい、不幸があるという。蛇の夢は良いが、3日間人に言ってはいけないという。歯が抜けた夢は良くないという。子供が生まれる夢を見ると、人が死ぬという、など。夢に関する俗信。
類似事例

(ユメノオツゲ),キトウシ
1976年 京都府
祈祷師のことを拝み屋さんという。川合にいる73歳の、眼を患った老女も祈祷師である。彼女はある晩、夢の中で白い着物を着て神様の前へ行けというお告げを受けた。そこで夜中に神棚に向かっていると神様が見えて以後霊力がついたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内