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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タタリ,キダン,キカイ,ヤマノカミ
1974年 京都府
文政11年、鳥辺野の地蔵山から土砂を採っていたところ、山の神といわれる所まで掘り進めてしまった。大きな壺に掘り当たり、怪しいと思ったけれども、周りや底のほうへ掘り進めた。すると突然土中が鳴動して、壺がすり落ちる音に驚いて人足が死んでしまった。そして世話人の数人もことごとく大病にかかり死んでしまった。老尼の祈禱者に頼み神おろしをしてもらうと、絶入の形になり、幣を持たせると居直って、にらみつけて、自分は明智の一類であり、山に葬られ、山の神と言われていたが、理不尽な振る舞いの鬱憤が晴れないと言う。後も地蔵を穴に納めて供養したり読経をしたりしたが死人が出た。

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ジゾウ
2001年 奈良県
昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
類似事例

ジャタイ
1985年 和歌山県
ミナミノクボという所に、大きな蛇体がいたという。ある時、ここに池が掘られた。掘りかけた池に金物を入れたら、池が掘りやすくなるというので、金物を入れた。するとその人は死んでしまったという。
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ジゾウヅカ
1982年 群馬県
地蔵塚を掘ると祟る。
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タマシイ
1956年 東京都
孫が井戸に落ちて死に、爺さんが恋しがって「生き返った」と言って墓を掘った。あんまり騒ぐのでサイノコに見てもらうと「墓を掘られたので魂が迷ってここらをうろうろしている」と言われた。
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オオツカノタタリ
1932年 愛知県
長久手の合戦時の古城跡にある大塚は、武具が埋まっていると噂された。この塚を掘ろうとする者は多くいたが、いずれも雨が降り続いたり、怪我人が出たりして、最後まで掘ることはできず、大塚の祟りと噂された。ある旅の僧が供養の石碑を建てるために掘ると、骸骨ばかりが出て来た。武具を掘って売った連中は、みな惨死したり、貧乏になったりしたという。
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オウゴンノツボ
1975年 愛媛県
別府某という老人の夢枕に神様が立ち、サガシ山のチャセン松の根元に黄金の壺があると告げた。が、松が見つからず、諦めて帰ろうとしたときに松を見つけ根元を掘ると壺が出た。床の間に飾っていると壺が唸りだし、気味悪くなって人に譲ろうとすると、江戸で今の金に両替してこようと言う人がいた。その人に預けたが、帰ってくると「黄金は石になっていた」と告げたという。
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(サンジュウサンネンチチュウデイキタヒト)
1975年 長野県
信州浅間ヶ嶽辺で百姓が井戸を掘っていると、2丈余り掘っても水が出ず、なぜか瓦が出てきた。奇妙に思い更に深く掘ると土蔵の屋根を掘り当て、中に5、60才の人間が2人いた。彼らは33年前の山崩れで閉じ込められ、他の4人は死んだが、彼らは中にあった米や酒で生き延びたという話だ。
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イド
1930年 茨城県
この村に新しく井戸を掘ると、変を生じるといって、誰も掘るものがいないという。
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ガンセキノオチテクルオト
1953年 埼玉県
夜、牛首峠に通りかかったら岩石の落ちてくる音がして、どうしても前に進めなかったので、遠回りして帰った。音だけで、実際には石など落ちていなかった。
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イワノタタリ
1981年 和歌山県
ある男が尼さんが残したという小判を探して掘っていたら、平たい岩を掘り当てた。動かそうとするたび頭が痛くなるので、何かの祟りだと思ってやめた。
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ニワトリザカ,オウゴンノニワトリ
1938年 京都府
塚に埋められた黄金の鶏を掘ろうとすると、白羽の矢が飛んでくる。村人が掘ろうとすると、流行病で村が全滅したという。
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イキアヒ,ヤマノカミ
1957年 山口県
山の神は牛であるとされる。牛が山で山の神に会うと病気になって死んでしまう。これをイキアヒに出会うという。
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ハチ
1931年 山梨県
茂衛門と八右衛門という二人の百姓が六部になって旅をしていた。茂衛門が昼寝をしていると、鼻から蜂が出てきた。そのとき、茂衛門は金を掘り当てる夢を見ており、気になった八右衛門が蜂の見ていたあたりを掘ると金の入った壺が2つ出てきた。その後、茂衛門は5つの壺を掘り当て、共に大金持ちになったという。
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カナヤゴサン
1947年 広島県
金屋子さんは死人が好きなので、人が死んだときには鑪の中で棺桶を作るのだという。誰かが死ぬと、ムラゲは根掘り葉掘り聞くが、誰かが産まれたという話をすると怒鳴られる。
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キツネ
1936年 岩手県
桜の下に黄金があるという言い伝えを信じて掘ってみると、狐の穴を掘り荒らしてしまい、お叱りをこうむって心狂ったので、稲荷神社を建てた。
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ヤマノカミ
1984年 新潟県
旧2月9日は山の神の日でこの日山仕事をする人たちはヤドに集まって飲食して祝うが、この祭りには女は参加できず、女は山の神の矢にあたるので山へ行くなといわれている。先妻の子を山へやり、たぶん死んで帰らないと思っていたところ、山の神が祭りをしているのをみて元気に戻って来たそこで、自分の子も安全だと思って山へやったら弓矢に撃たれて死んだという。
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イシ,チョウタロイシ,タタリ
1915年 兵庫県
道路の中央の上部が露出した大きな石がある。昔あった長者の屋敷の大黒柱の礎石だという。元弘の乱に新田氏が陣を取った所だともいい、何かを埋蔵して蓋石に置いたものだともいう。以前、この石を掘ろうとしたが、掘れば掘るほど大きくなり、発掘に従事した者がみな病気になったので中止した。
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ボウズヅカ,キンノチャガマ
1936年 京都府
坊主塚に埋められた金塊を掘り当てようとすると、金の鳥が飛び立って盲目になった。その一家も零落した。また埋まっているのは金の茶釜で、掘ろうとすると鳴るのだともいう。
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ヤマノカミ
1994年 岩手県
山の神が乗り移って占いをなす人がいて、ふしぎに人の心中をよむことができる。たとえばお前のうちの床下を掘れば古い鏡か刀の折れたものがある、それを取り出さねば近いうちに死人が出るか家が焼けると言うので、帰って掘ってみると必ずあったという。
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ヤマノカミ,カリコボウ
1992年 宮崎県
山の神とカリコボウは同じものともいう。山の神やカリコボウに不遜の振る舞いをすると、大木を倒す音や山崩れの音をさせられたり、砂や石をまかれたり、家を揺すられたりして脅される。
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ワキミズ,レイ
1984年 長野県
喉が渇いたので、殿様が地面を掘ると水が出た。別の所でも百姓に追われた家臣が地面を掘ると、水が湧き出してきた。この水は旱魃になっても決して枯れることがない。家臣は後に捕まって殺されたが、ねんごろに供養された。
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