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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オソワレタルモノノチリョウ
1976年
臆病な人や婦人などが妖怪に出会い、鬼魘死んだ場合、静かに手または風呂敷のような物で息ができないように病人の口鼻をふさいでおく。病人が目を開いたら小便を一杯口に入れ、しばらくすると正気に戻る。また、病人を呼んではならない。足の踵を力いっぱい噛む、あるいは顔に唾を吐きかけるとよい。灯火のあるところで鬼魘死した場合はその場に置いておき、灯火が無いところで鬼魘死した場合は、灯火を点けてはならない。

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ヒノタマ,(ゾクシン)
1989年 長野県
ヒノタマが病人の家から出ると、その病人は死ぬという。
類似事例

アカハチ
1915年 石川県
夜中、海上に、赤い光があたかも灯火のように輝くことがある。これは赤蜂という怪物の仕業であるという。
類似事例

(マジナイ)
1957年 山梨県
はやり目の場合、小便をつける。
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オニ
1975年
霊は鬼であり、鬼は気である。
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ヒノタマ,ヒノタマ
1984年 福井県
瀕死の病人がある家からは、ヒノタマ(火玉)が飛び立つという。それは多くの場合近親者だけに見えて、病人が息を引き取るのと大体同時刻であるという。
類似事例

ウバガビ
1933年 京都府
幽霊は必ずしも人の形をして現れるとは限らない。鳥・鼠・昆虫などの動物の場合もあれば鬼になる場合もある。京都保津川に出現する火の玉は姥ヶ火と呼ばれている。
類似事例

ソウゲンビ,ユウレイ
1933年 京都府
幽霊は必ずしも人の形をして現れるとは限らない。鳥・鼠・昆虫などの動物の場合もあれば鬼になる場合もある。京都西院に出現する火の玉は宗源火と呼ばれている。
類似事例

(ゾクシン),カラス
1935年 島根県
病人のいる家の棟で烏が鳴いたら、その病人は死ぬという。
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(マジナイノコトバ)
1940年 山口県
長門の俗信。狐に出会った場合は、「ああたまげた誰かと思うたら叔母じょうじゃった」と言うと、狐が災いをしないという。暗闇の中に物を捨てる場合、あるいは小便をする場合は「ひたの者は皆どけよ」と予め言うと、魔性の者でも退散して災いをしないという、など。
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チチオニ
1941年 大阪府
父鬼は父の鬼が住んでいた事からその名が起こったという。その鬼が父瀧にいたとも、鬼唐臼にいたとも言う。鬼唐臼には鬼の夫婦がいて、それが討たれ、手負いになって河内の鬼しめに逃げた。延命寺に負矢という家があって鬼の系図があるという。又この鬼しめには川に大きな石があってそこで鬼が死んだので鬼の血がついて今でも赤い、ということである。
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オニ
1976年
人を鬼に譬えるのは、武勇に長けた人、容姿は美しいが心が醜い女、心は醜くないが生まれながらに顔が赤く、目口が大きく、歯の出たような恐ろしい顔をした人と三通りの場合がある。本当の鬼もこのように形が定まったものではないのだろう。
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キンキ,フウキ,スイキ,インギョウキ
1975年
天智天皇の時代に、藤原千方という者が金鬼・風鬼・水鬼・隠形鬼の4鬼を使役していた。伊賀と伊勢の国はこの鬼のせいで、天皇の支配に入らなかった。そこで紀朝雄という人物が「草も木も我大君の国なればいづくか鬼の栖なるべき」と和歌を詠んで鬼のもとに送りつけたところ、たちまちに鬼はいなくなり、藤原千方は朝雄に討ち取られたという。この鬼は狐狸の類か。
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ムカエニクルフネ
1990年 高知県
病人が死ぬときには、きれいな船が迎えに来る。来たらその病人は死ぬ。
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オニ
1936年 岩手県
善平という男が牛2匹で鰯を運んでいると鬼に出会う。鬼が隠れているところに湯を注ぐと、鬼はそれを鼠の小便だと勘違いする。最後に善平は鬼の栗を取って長者になる。
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ミミズ,(ゾクシン)
1935年 (全国各地)
小便をする場合にそこに蚯蚓がいると陰部がはれる。そこでその蚯蚓を唾の力で治療する。野小便をする前に唾を吐いて蚯蚓に警告するところもあり、事後に唾ではなく水で洗ってやるといいというところもある。
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オニ
1961年 和歌山県
百姓が雨がなくて嘆いていると、鬼が雨を降らし、かわりに一人娘をさらって行った。娘は鬼の家で鬼の子を産み、鬼の子がお爺さんに会いたいというので、鬼の留守に鬼の車に乗って逃げ出した。鬼が追いかけてきたが、笑わせて逃げ切った。お爺さんの家に行き、鬼が怖いと言っていた青い剣と青いヒルに似た菖蒲とヨモギを軒端に下げて鬼を退散させた。それが五月節供の由来。
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オニ
1990年 静岡県
久保というところに鬼穴という穴があって鬼が棲んでいたのを、弘法大師が退治した。鬼とは山賊のことだったろう。
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オニノイナイムラ
1937年 静岡県
昔、鬼を退治して鬼はいないので豆はまかない。
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オニ,ホウキ
1941年 朝鮮
村人で四方山話をしている中で、鬼は強くて負け嫌いという話になった。すると鬼が現れて相撲をとろうと言った。相手になった村人は力持ちで、鬼を倒すことができた。何度も負けた鬼は姿を消した。翌日その場所を見ると箒が転がっていて、鬼は箒が化けたに違いないということになった。それ以来、頭の近くに箒を置いて寝ると、恐ろしい鬼の夢を見ると言われている。
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(ゾクシン),ムカデムシ
1933年 栃木県
百足虫が病人の居間に来ると、病人は死ぬという。
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キツネ
1937年 新潟県
夜、森影に灯火の行列が現れ、散乱してぱっと消える。するとまた再び現れて消えていく。これが一時間ほど続いた。これが狐の嫁取りである。
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