テンメイ,ショウグンヅカメイドウ 1974年 京都府 寛政7年8月24日の日暮れ前から東の方角がしばしば鳴った。大きな鼓を鳴らすような音だった。暁になって鳴りやんだという。昔から将軍塚鳴動というものがある。
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カワツヅミ 1938年 長野県 この地方では、河童は人を取る二日前に祭りをするので鼓の音が聞こえるといわれている。これは河童の川鼓といわれて恐れられている。
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ヘイケノツカ,ヒカリ 1916年 福井県 昔、逃げてきた平家の侍の墓といわれる平家の塚がある。50年ほど前、村民の1人が雨の降る夜にこの塚から光が発しているのを見つけ、掘り出したら一振りの刀が出てきたという。
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カワツヅミ 1956年 河童は人を取る二日前に祭をするので、その鼓の音がきこえると、村では河童の川鼓といって大いに怖れて警戒したという。
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イルカ 1964年 長崎県 イルカは平家の落人が化したものだという。イルカの体には平家の紋があり、人のような鳴き声を立て、人間のような血が出る。
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メイドウ 1976年 京都府 将軍塚は変があるとき必ず鳴動する。筆者が幼少の時、地震も無いのにこだまのように聞こえたことがあった。ある和尚の話によれば、天明6年4、5月頃から鳴動を続けたという。怪しんでいると、9月6日の夜丑の2刻に鼓のような音が聞こえた。天明8年の大火の前兆だろうか。
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カハツヅミ 1922年 長野県 河童は龍神の使いであり、狙った人物を必ず溺死させて尻子を取る。鼓を打つ音が聞こえると近日中に溺死人が出るといい、その川鼓の音は河童が人を取る2日前に祭を行っているのだという。
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ツヅミ 1979年 兵庫県 但馬国養父郡兵庫で承和7年5月、鼓が自然と鳴った。その音は数里に及んだ。
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テング 1983年 秋田県 江戸時代、天狗岳に入ると、天狗が鼓で遊んでいる音が聞こえた。
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(シノゼンチョウ) 1982年 群馬県 仏壇で鉦が鳴った。病人がいたので、「○○ならもう一度叩け」といったら、また鳴った。
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マサカド,クビ 1995年 滋賀県 滋賀県愛知郡の将軍塚は、将門の首を葬った所であるとされている。
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ヘイケダホシ 1934年 長崎県 平家倒(へいけだおし)は肥前五島に海上に群れて飛ぶ鳥のなで、平家鳥・親踏み鳥とも言う。平家の亡霊が化したという伝説がある。
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カマナリ,カマ,(ゾクシン) 1915年 群馬県 釜が鳴るのは不吉の兆しであるが、鳴る時と場合によっては非常に吉になることもあるという。
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テング 1923年 山形県 永泉寺の境内に「天狗の石鼓」がある。
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オオムイシ 1973年 三重県 伊藤東涯の道の記によると、鸚鵡石というものがあり、2つの石の1つは上に数人が座れる広さである。ここで歌や鼓を鳴らすと、もう1つの石との間の平らな所で、人の声や鼓の音が聞こえるという。唯一笛の音だけは反応しない。
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ツツミガウラ 1940年 三重県 白子山子安観音の本尊である白衣観音は、鼓に乗って鼓ヶ浦の浜に漂着した。それ以来、この浜の波の音は、鼓を打ち鳴らすように聞こえるため、「鼓ヶ浦」という名前がついたという。
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ヘビアナ 1979年 岐阜県 昔、借りたいものを蛇穴の淵にお願いすれば貸してもらえた。あるとき、戸隠神社の祭りで鼓が足りなかったので借りたとき、返さなかったら、急に大嵐になり、竜が出てきて隠した鼓をくわえて昇天した。
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カマナリ 1975年 夕飯を炊いている時に、突然釜が鳴り出した。その音は鐘が鳴るようで、調和して音楽を奏でるように聞こえ、琴を弾くのにも似て、3回鳴った。1鳴は喫茶10服ほどの時間で、聞く人の心身を和ませ楽しませた。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1976年 宮城県 真夜中に戸がガタンと鳴ったり、何かが倒れたような音や戸が閉まる音が聞こえると人が死ぬ。
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コウミョウヅカ 1982年 群馬県 光明塚を掘ったり、塚の上の木を切ると祟るという。
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ツカ 1997年 愛知県 野中に、田の中に土が盛ってあるだけの塚があり、これに少しでも鍬を入れるとたちまち病気になって死んだ。塚を踏んだだけでも足が動かなくなったりした。これは昔、この地で息絶えた野武士に村人が塚を立てて供養したものである。
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