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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キム
1975年 東京都
8月下旬、下谷の陸尺が団子に当たって死ぬ夢を見た。気になっていたら本当に女房が密通相手と共謀して毒団子で陸尺を殺そうとしていた。

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キツネ
1973年 岩手県
話者の叔母が病気のときに、団子を買ってきてあげた。叔母が団子を枕元に置いて用足しに出た隙に、団子はなくなっていた。部屋には目の見えない人がいたが団子のことは知らなかったし、食べた形跡もなかった。狐に化かされた。
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(ゾクシン),シャクトリムシ
1935年 栃木県
尺とり虫に尺をとられてしまうと、死ぬという。
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カオロ
1933年 岐阜県
ある人が毒流をしようと準備していた。その夜に僧が来て、川に毒を流すと魚が全部死ぬから止めるように頼んだ。その人は僧に団子を与えた。翌日毒流をしたところ、死した魚の中にカオロがおり、口中には団子があった。
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(ボウサンニバケタサカナ)
1982年 群馬県
清鏡の渕で釣はしてもいいが、毒を流して魚を取ってはいけない。昔、坊さんが毒を流すなといって団子をくれた。その後忠告を聞かず毒を流したら、とった魚の腹の中から団子が出て来た。
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ミカリバアサン
1949年 神奈川県
ミカリ婆さんが来るので、十二月二十五日に団子を作って枡に盛って縁側の端に出しておく。その団子をツヂョウ団子、又はミカリ団子と呼んでいる。
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ダンゴイシ
1986年 大分県
(弘法大師に)団子を与えなかったので石になった。
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タヌキ
1981年 和歌山県
あるお爺さんが山仕事をしていて、団子屋があったので買って食べようとしたら団子は柴の葉を丸めたものだった。狸の仕業。
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オソ
1973年 香川県
オソという、猫のような姿の大きな生き物が磯にいる。オソは魚を捕るとき、泳いでいって魚にまたがって、手で魚の目を隠して頭を陸に向ける。そうすると魚は陸に向かって進んで陸に乗り上げるという。
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カイブツ
1999年 福岡県
ある百姓の女房が、男に化けた怪物と密通した。女房はやがて妊娠した。そして手足が長く毛が少し生えたものを死産した。女房は出産して7日後に死んでしまった。
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カミサマ
1929年 富山県
暴風の時に舟が遭難して海をさまよい、陸の漁村も流された。舟が陸に帰ることもできず海に浮かんでいると、一点の光を見つけたので、そこにたどりついた。以前は湖であったところに陸ができていて、人々は生地と呼んだ。神様がかがり火を炊き与えて下さった地だからと、お礼に毎年8月19日には、火をたき舟にえびす様をのせ、神輿に大黒様を乗せて、共に浜を行く祭りをする。
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ツボダンゴ
1956年 宮城県
2月9日、ハシリ(流し)に鍋蓋の取手が見えなくなるほど「ツボ団子」を盛って供え、その後食べる。この団子は、この年になって初めて作る団子で、この日手を洗うと手荒れしないという。
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フナダマサマ
1946年 島根県
船頭が陸に上がると船霊様もついてきて陸に上がられ、船霊様がちんちんと鳴ることがある。
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カメイシ
1986年 大分県
(石を)陸に上げると毎日のように泣いたので海に返した。
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イワナ
1954年 岐阜県
山奥の淵で百姓たちが毒流しの準備をしていると、老僧が来て無慈悲な殺生を止めるよう説く。だが団子1つを与え追い返してしまう。やがて浮き上がってきた魚の中に図抜けて大きな岩魚があり、腹を裂くと団子が出てきた。それ以来、この里では毒流しを行わなくなった。
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ウシボネ
1936年 兵庫県
昔、浜で漁をしていると、陸にうしぼねという牛が見えることがあると言っていた。
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(ゾクシン)
1978年 新潟県
岩屋堂の観音様のお堂では、3月15日に寺の人が団子を投げる。この団子を食べると、病気にならないとか、山に行っても蛇に噛まれないという。
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カホウダンゴ
1956年 宮城県
11月24日は弘法大師様の日で、夜に家宝団子という黍団子を作り、その中に萩の枝を細かくして入れる。萩の枝が入った団子を食べた人は運が開けるのだという。
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アオイヒダマ
1982年 新潟県
ひどい雨降りの晩、沖で船が難破し、10何人の人が死んだ。その魂が青い火玉になって、陸のほうへいくつも飛んできた。村で水難事故があったときにも、同じように青い火の玉が陸の方へへとんできた。
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ダイジャ,ドクイキ
1939年 京都府
山に胴回り2尺もある大蛇がいて、その毒息を吐きかけられると死ぬという。
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ヒバシラ
1967年 石川県
時化の晩、海からみたら陸に火柱が見えた。
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(リンシタイケン)
1964年 青森県
人は死ぬと恐山に行く。火事で焼死した家族の一周忌に、親類が団子を拵えて法要をしたが、その団子は少し腐っていた。その附近の病人がちょうどそのころこときれて、また息を吹き返した。恐山に行こうとしたら、焼けたはずの家があって、死んだはずの家族がいて、団子を食えと勧めてきたが、少し腐っていたので食べなかった、と言った。食べていたら死んでいただろう。1910年前後のこと。
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