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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

デエカベエ
1932年 兵庫県
150年ほど前のある夜、ある資産家が、村で恐れられるでえかべえの正体を確かめようと橋の下に潜んだ。すると、櫓を組んだような火が立ち、分かれたり1つになったりした。さらに、2本の火柱が立ち、光った目の大入道が現れ、次に、17、8の美しい女が現れて、薄気味悪い蒼い顔にニッと笑みを浮かべた。男は家まで逃げて気絶し、やがて熱病で死んだ。

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ヒバシラ
1938年 長野県
火柱が立つと、立った家かその近く、または火柱が倒れた方角で火事が起きると言う。子供の頃村の寺が燃えたが、その直前、寺の庭に火柱が立ったのを見た人がいるという。
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ヒバシラ
1933年 愛知県
火柱が立つと必ず火事がある。
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ヒバシラ
1977年 茨城県
村境に火柱が立ったと言われた。火柱が立つと火事になるといわれ、数日後に火事となった。祈祷師に占ってもらうと火伏せの神を粗末にしているからだと言われたので、浄財を集めて祠を修理し祭祀を再開すると、火柱の立った噂もなくなった。
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オクリイヌ,ヤマイヌ
1929年 愛知県
夜遊びの帰り、送犬に尾けられ、恐ろしくて生きた心地もなく、かろうじて家へ帰ったが、毛髪の1本1本が抜け出て立っていた。5、60年前の話である。
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〔カンロ〕
1977年 大阪府
天武天皇7年の冬10月甲申朔に、難波に綿のような物が降った。長さは5,6尺(約150~180センチ)、広さは7,8寸(約21~24センチ)。風に吹かれて、松の林や葦の原に漂っていた。これを甘露といった。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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ハクイノオボウサン
1988年 群馬県
昭和15年、兄が病気で入院している時に一人で留守番していると、夜、蚊帳の外に白衣のお坊さんが立っていた。手を伸ばして掴もうとすると消え、ウトウトすると現れるというようなことが一晩に2,3回あった。その年の9月25日に兄は亡くなった。
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コリ
1914年 岩手県
夜、ある老狩人が山を歩いて家に帰ろうとして沢に来たとき、突然目の前に3本の蝋燭が現れた。3本の火は寄って1本になり、その火の中に髪を乱して笑う女の顔が見えた。多分狐狸の仕業であろう。
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コロヘータ
1983年 東京都
狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
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ヒバシラ
1988年 山形県
部落に「火柱」が立つのは、どこかの家が火事になる前兆である。だから「火柱」を見た人は、直ちに部落の者に教えることになっている。
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ヘビ,タタリ
1973年
文政8年4月27、8日のころ、2人の火消仲間が交尾している蛇を殺した。ひとりは5月8日に発病し15日に死んだ。もうひとりは同月20日に病気になり蛇のことばかりを口ばしり、狂いまわった。修験者に見てもらったが、6月1日に死んだ。また蛇を殺すのを手伝った者も病気になった。
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ヒバシラ
1939年 新潟県
大火事の数日前には火柱が出る。5・6間の火柱が立った数日後には火事になったという話もある。日露戦争後にはまったく見られなくなった。
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キツネ,ヒバシラ
1996年 神奈川県
狐の尻尾が立つと火柱に見える。その時は化かされているのだろう。
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セイウ
1980年 福島県
寛政10年(1798)10月29日の夜に、甚だしく星が飛び、まるで星の雨のようであったという。また江戸でも同じことがあったという。
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カッパ
1930年 宮崎県
ある男が友達二三人を一緒にボートを浮かべていた。その日はおだやかな日だったが、突然波が立ち転覆しそうになった。岸にようやくついたとき、水面を見ると、顔の真赤なものがいて、河童につけられたと恐れて逃げた。
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オオカミ
1981年 和歌山県
狼の声が聞きたいときは、1人で1本橋を渡ればいい。
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ヒバシラ
1995年 群馬県
昼間、山にいると神様を祀る欅のそばに火柱が立っているのを見た。よそ見をすると火柱が移動し、道を上がってきた。その夜村で火事があった。
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ウグメ
1935年 長崎県
350年ほど昔の初冬、飴屋に毎晩同じ時刻に27,8歳の女が飴を買いに来るようになった。跡を付けると寺の裏の墓石の前で消えた。住職と相談して墓を掘ると女の死体に抱かれた男の子がいた。この男の子は寺で育てられたのちに住職となった。また、寺では女の霊をうぐめと名付け、50年ごとに供養をするようになった。
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サル(ゾクシン),ユメ
1990年 福島県
15夜の晩に、東枕で寝て夢に猿が現れると、人が死ぬ。
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ガラッパノモクゾウ
1982年 鹿児島県
屋根が掛けられた古墳の、同じ屋根の下の石室に河童の木像が昭和52,3年まであった。20センチくらいの像で体は人間のようだが顔は口が尖り目が光り、着色されていた。
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ヒバシラ
1964年 福島県
夜空に火柱が立つことがあるが、これは不吉の前兆で、火柱の倒れた方角から火事がでる。このようなときは「日待ち」をする。
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