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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1998年 奈良県
朝早く、年寄りが神社にお参りに行ったら、近所の娘がいた。日本髪を結い、絣の着物を着て、お歯黒をつけてお参りをして、ケタケタと笑っていた。実はその娘は本人ではなく、狐が化けていたのだった。

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カッパ
1954年 栃木県
川で水浴びをしている人がケタケタ笑って沈み、浮いてきたときには死んでいる。河童に内臓を食われた。河童に引かれる人は肝が紫色である。
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ザシキバッコ
1924年 岩手県
ザシキバッコは坊主頭の老婆で、泊り客の座敷に滑り込み、夜っぴいてケタケタと笑う。
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タヌキ
1995年 滋賀県
狸が絣の着物を着た娘に化ける。すれ違ったあと、人間が振り向くと娘はいない。50年ほど前のことである。
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ユウレイ
1989年 鳥取県
た女性が鎌倉山の戦いで傷つき、常清の河原で死んだ。雨の夜にその幽霊が出た。夜遅く通ると椿の木の上に長く白い首があって、ケタケタと笑う。題目さんという石を彫って祀ってからは出なくなった。
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オハグロジゾウ
1986年 埼玉県
近所に美しい娘が来たので見に出掛け、頬にお歯黒をつけられた。
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ヤマジョロウ
1975年 高知県
炭焼きをしていた義吉が夜更けに目が醒めると入り口から女の顔が覗いている。それが奇妙な声でケタケタ笑い、笑うたびに紅く長い舌が顔に届きそうになったという。それ以降義吉は床から離れられず、まもなく死んだ。山女郎に肝を吸われたのだという。
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テングサマ,カミサマ
1988年 茨城県
神社にお参りに行き、お賽銭を上げずに頼みごとだけした。すると天狗様が掛けて行って、その人の家に火をつけていた。
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コアラシイナリ
1989年 長野県
小嵐稲荷はなかなか霊験あらたかな神様である。体に不浄のある人がお参りに登ると、途中で具合が悪くなって戻ることもある。また、何もないときに来てお参りをしないで帰ると、黒い竜巻のような物が巻き上がって、また戻ってお参りをしてきたという人もいる。
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ザシキワラシ
1973年 岩手県
京津畑集落のある家にはザシキワラシが出る。座敷にザシキワラシが住むという角がいら、そこで寝ようとしても脅されて眠れないと言う。その家の主人は一生に1度はザシキワラシを見ると言う。髪を肩まで伸ばしたおかっぱの女の子で、ケタケタ笑いかけてどこかへ消えるという。
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ヤマオナゴ
1992年 宮崎県
男が山仕事を終えて帰る途中、笠を飛ばされて薮に入ると、足元までの長い髪をした、白衣の女がケタケタ笑っていた。ヤマオナゴだと思い、とっさにキセルを構えて身構えた。女は身構えると下がり、退くと近づいてくる。これを繰り返して村まで近づいたら、ようやくあきらめて帰った。男は恐怖のあまり、人が変わったようになってしまったという。
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タヌキ
1992年 奈良県
朝の薄暗い時に納屋に柴を取りに行ったら、隣の娘さんが黄八丈の着物を着て駒下駄を履き歩いていた。娘さんは下を向きながら歩き、角を曲がった。しばらくしたら、狸が走って出てきた。夜が明けてから娘さんに尋ねたが、その時間には出歩いていなかった。狸が娘さんに化けたのだろうと言っていた。
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ナナヒロオンナ
1989年 鳥取県
上長田には念仏岩と言う物があったが、今はダムの底になっている。そこには見れば見るほど上に伸びる女のお化けがいた。岩の上で糸引き車を廻していて、七尋伸びる。修験僧がそれを聞いて南無妙法蓮華経を彫り付けたら、出なくなった。その後、怪しい声がその彫った字をケタケタと嘗めた。
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ダイジャ
1983年 愛媛県
竜口の谷に胴回り50センチもある白蛇がいた。この蛇は神通力を持っていて、風とともに峰から峰へ駆けるように飛んでいた。ケタの谷には地蔵が祀ってあり、旱天の時はここで雨乞いをしていた。このときに白蛇が現れると必ず雨が降る。ある年、雨乞いをしていると白蛇が現れ、村人をケタの山頂に導いた。村人はそこに池を築造し、お盆にはお礼踊りを行うようになった。
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シロヘビ
1975年 愛媛県
畑寺の竜口の谷に、神通力を持った大きな白蛇がいた。白蛇は反対側のケタの谷に移動することもあり、雨が降らない年はここで雨乞いをする。ここで白蛇を見ると必ず雨が降る。ある年の雨乞いに祈願しようとすると、白蛇が現れてケタの山の頂上に連れて行った。村人はそこに池を造ったという。
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ベンザイテン,ヘビ
1935年
昔、ある弁才天の神官の家にひとりの娘がいた。近所の百姓が多忙の時期には娘の手を借りることもあった。ある時百姓が養蚕のために手が不足したのでその娘を頼みにいくと、神官の家に出産があり手がいるので娘を借りることができなかった。しかし百姓が家に帰るとその娘が来ており、都合がついたという。それから娘は毎日その百姓の手伝いをした。仕事に区切りがついたので、娘を返すため神官の家まで送ると、娘はお参りをさせてくださいと言って神社に入ったきり帰ってこない。神官の家を訪れると娘はちゃんといて、手伝いには行っていないという。そこで百姓と神官が弁才天の前まで行くとその娘そっくりの頭を持った蛇がいた。神官が礼を述べると蛇は姿を消した。
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(カミカクシ)
1965年 兵庫県
雇われて住み込みで仕事をしていた娘が、仕事がきついので朝早く逃げ出して家へ帰ろうとした。娘がいないので大騒ぎになり、娘の家のものが苗代でボンボン火を焚いて祈祷した。すると山の中で迷っていた娘は、その煙を見て里へ降りることができた。
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リュウ,アオイケノヌシ
1992年 三重県
松阪の娘が池へ行きたがり、池に着くと娘は飛び込む。籠が出て、次に娘が出てきて、自分は池の主であったことを告げる。別の人がその池に行ってみると、その娘が髪を梳いていた。またその娘は池に行く以前に、大阪で雇われていた。その雇い先の娘さんが病気で苦しんでいたが、青池の主である娘にだけ、病気の娘に蛇が巻き付いているのが見え、取り除いてやると回復したという。
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カッパ
1982年 群馬県
林家の人が馬洗い渕で馬を涼ませて帰ったら、馬の舟(馬の水、餌の桶)で音がする。見るとカッパが舟にはまっていたので、逃がしてやった。それから毎晩カッパがたらいに魚を入れに来たが、ある日、庭に絣の着物を干しっぱなしにしていたのを見て、カッパは来なくなってしまった。カッパは絣の着物が大嫌い。絣を着ていれば川でカッパに尻を抜かれない。
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キツネ
1963年 岡山県
狐は娘に化ける。1950年前後の春の夜、黒い犬が追ってくるので石を投げようとしたら、隣の娘だった。一緒に行こうと待っていてもこないので振り返ると、いなかった。隣の娘はずっと家にいた。その妹娘も同じように見かけられたことがある。猟師が狐を仕留めてから、そんな怪異はなくなった。
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キツネ
1980年 広島県
昔、狐が男や娘に化けてよく現れた。
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ミコ
1977年 福島県
昔、西羽賀のある家で、子供が堤に入って死んだ。ミコをあげて神おろしをしてもらったところ、永農にある土地に山の神を祀っているのに、お参りしないからだと言われた。その後、9月19日にはお参りに行くようになった。
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