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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ザトウ
1922年 東京都
明治5年頃、東京日本橋に留という男がいたが、毎夜妙なものを見るのが常であった。夢うつつの状態の時、何処からともなく雨の降る音が聞こえ、座頭が枕元に座るのである。座頭は何をするというわけでもないが、毎夜出るので気が滅入り、方々に出かけて泊ってみたが、やはり何処でも出る。東京で名高い陰陽道に詳しい人に頼んで祈祷してもらったところ、見えなくなった。

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サトウガミ
1992年 宮崎県
座頭が上京の途中、峠で休んでいると、強盗が現れて金を奪った。座頭は「金は増えるが祟りがあるぞ」といい、その通りに強盗の子孫には不幸が続いたので、そこに座頭神を祀った。それは今の吉野宮神宮で、そこを座頭坂という。
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ミズチ,ホラヌケ,ヘビクズレ
1972年 新潟県
座頭が琵琶を弾いていたら、美しい女性が現れ、琵琶を聞いていた。女性が言うには、実は自分は大蛇で、これから下の村を淵にするという。座頭は急いで村に行き、村人に危険を教え、術をもって大蛇を退治したが、座頭もまた死んでしまった。その座頭を神に祀ったのが大倉権現で、大蛇も大利大明神として祀られている。
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ザトウ
1979年
蘭亭という号の人物は、彼の家に奉仕していた座頭を大変嫌い、何とかして追い出そうとする。そこで座頭に無実の罪を着せて出入りを禁じさせたのだが、それに怒った座頭が井戸に入って自殺する。その死んだ翌日から蘭亭は目を病み、ついに失明した。座頭のせいか。
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タビノザトウノタタリ
1979年 岐阜県
昔、旅の座頭が沼に落ちて溺れた。「助けてくれ」と叫んだが、近くにいた男は助けに行かなかった。座頭の祟りで、男の家には片目の子供が生まれた。
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ダイジャ
1941年 新潟県
座頭は琵琶を弾いた。美女が現れ、その美しい音色を誉め、山を崩して人間を埋めよううとしていると話した。このことは他言してはならないと言われたが、座頭は下山して打ち明けた。村は守られたが、座頭は大蛇の毒気に当たって死んでしまった。美女は大蛇であった。
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シャミガフチ
1987年 長野県
昔,座頭が村人に諏訪へ行く道を尋ねたが,村人が嘘を言ったため座頭は道に迷ってしまった。泣きながら坂をさまよい続けたが遂に日が暮れてしまい,途方にくれた座頭は三味線を持ったまま淵に飛び込んでしまったという。今でもその淵からは,三味線の音が聞こえてくるという。泣きながらさまよった坂を「泣き坂」と呼んでいる。
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ヒダルボウ,オニ
1972年 兵庫県
有馬へ湯治に行く途中、座頭が死んだ。座頭谷を通ると、ひだるぼうが付く。昔、六甲山に鬼がいて、死人は置いて行けと言うので、背に負い、生きているように話しかけながら山を越した。
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アマオト
1989年 長野県
道を間違えて中馬街道をはずれた座頭が足を踏み外して滝に落ちた。以来、雨降りの前日には遠くまで雨音が聞こえる。
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サカサダケ
1930年 愛知県
月の地内に御殿山という山があり、非常に美しく気高い女郎であったとも、座頭であったとも言われる千代の御前という女性を祀っている。その祠の脇に逆さ竹というのがある。草刈男に故意に間違った道を教えられた座頭が山深くに分け入ってしまい、頂上にたどり着いたときには息絶えてしまった。そのときついていた竹の杖に根がついたものが逆さ竹になったのだといわれている。
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フロシキ,オオフロシキ
1984年 香川県
日暮れになって、大きいフロシキが何処からともなく飛んでくる。それをオオフロシキと呼んでいる。
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キツネ
1939年 青森県
狐が百姓をだまして、羊が小屋から出て行く音や、雨が降る音を聞かせた。見に行くと何もなかった。
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ユウレイ
1989年 長野県
この世に恨みがある時には、幽霊になって出てくるという。足のない姿で、枕元に出るという。
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カクレザトウ
1941年 神奈川県
夜中、箕を戸外へ置いておくと、隠れ座頭という者に借りられるという。隠れ座頭は踏みがら(精穀器)で物をつく音をさせているが、のぞきに行くと、いつの間にか隣家の踏みがらでついているという。
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ホトケサマ,クチヨセ
1964年 福島県
道路を広げるため屋敷の一部を掘ったら人骨がでたので埋めなおしたが、隣近所で死人や病人が絶えない。口寄せばばあの話によると、昔仏さまが座頭に負われてこの土地にきたが、座頭は殺された。まつられない仏さまが怒っているのだという。それで、地蔵や供養塔をたてたという。
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コクウダイコ
1956年
旧6月頃、何処からともしれず太鼓の音が聞こえる。昔、軽業師の一行がここで難船して死んでからのことだという。
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タヌキ
1981年 香川県
タヌキノシシマイは化けるのが上手な狸の仕業で、人が頼んでしてもらうという。昼に出るもので姿は見えないが、鉦や太鼓の音がはっきり聞こえるという。
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ヨウカイ,バケガイシ
1967年 福島県
座頭の形に似ていたといわれる化けが石が長坂のがけ側にある。昔毎夜のように長坂に妖怪が現れるので道行く人もなくなってしまった。ある夜、内藤家家臣が通りかかり、これを斬った。翌朝見たところ、この石に刀傷がついており、以後妖怪は出なくなったという。
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チチモチジゾウ,タタリ
1985年 福岡県
ある時、川で子供が乳持地蔵を洗っていた。これを見た男がこの子供を叱ったところ、男は地蔵に祟られた。座頭さんにおうかがいをたてると、地蔵さんが子供と遊んでいるのを邪魔したせいだと言われた。
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キツネ
2001年 青森県
雨が降った暗い夜に道を歩いていたところ、汽車の音がした。
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アズキヲトグオト
1977年 秋田県
夜、小豆を研ぐ音が聞こえたが、何もなかった。
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デーデッポ
1970年 千葉県
昔、巨人デーテッポがいた。足がひょろ長く、蜘蛛のように長い手の大男だったという。その足跡と称する場所が各地にある。巨人が手をのばして東京湾の貝を食べたのが、菊間の貝塚だという。また、この村の入口にある小山は巨人が足の土を払い落としたあとだといわれる。東京湾を渡って千葉から東へ行ったとも、東京湾の水を飲みきれずに死んでしまったともいわれる。
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