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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クロボウ,カッパ
1922年 山口県
40余年前、良一が海岸の防波堤で仲間と遊んでいると、黒坊の小供が現れ角力を取ろうという。立ち会うが、妙な感じがしたので拒否して座った。黒坊はしきりに求めるので立ったり座ったりしたが、そばで見ていた仲間には黒坊は見えなかった。そのうち良一の顔が青ざめて来たので仲間は良一を引きずって帰ったが、良一は数十日熱病が続いた。これが河童のことであろうか。この海岸には今でも「トビンコしよう、トビンコしよう」という不思議な小童がいて、夜には海中に飛びこむものがいるという.。

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カッパ
1987年 埼玉県
曼荼羅池の河童が生き胆を取る理由は、仲間の「袈裟坊」と「竹坊」という河童に、中元の進物として贈らなければならないからだと言われている。
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カッパ
1929年 大分県
昔、岡藩のある武士が仲間をつれて漁に行った。仲間の姿が見えないので探すと、河童が洞の中で仲間を殺していた。武士は怒って河童の腕を切った。その夜河童が腕をもらいに着て、代わりに打身の薬を武士に伝授した。
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テング
1991年 石川県
新潟まで仲間と行って、帰りにいなくなった。仲間が置いて帰ってきたら、先に戻っていた。万蔵は、天狗が空に持ち上げて連れて来てくれた、と言った。
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クロニュウドウ
1937年 福井県
木の根に毛が生えていたので、驚いて見てみると、黒入道が歯を出してげらげら笑っていた。家に帰ってこの話を妻にすると、こんな顔だったかといって見せた妻の顔も黒入道だった。
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ミシラヌコゾウ
1962年 山梨県
あるとき、用竹で庚申講をしていると、見知らぬ小僧が仲間に入れてくれとやってきたので仲間に入れた。その小僧が山くずれがくるといい、皆逃げた。すると山くずれがきて山はやられた。そのようなことがあってから、見知らぬ人でも仲間に入れることになった。
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テング
1992年 長野県
古くから多くの行者が修業した木曽御嶽山には、御岳権現の化身と言われる六尺坊を首長に、アルマヤ坊、朷利天坊、大頭羅坊などの大天狗がいる。
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ヘビ
1987年 和歌山県
木の箱の整理をしていたら、箱の中に黒蛇がいた。不思議に思い、目を閉じて心経を唱え、目を開けるといなくなっていた。翌日は重箱の中に黒蛇がいた。不思議に思い占ってもらうと、日ごろ信心している妙見さまのお使いの家の守り神とのことだった。
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テング
1996年 山梨県
木曽御岳には六尺坊天狗がいて、その前方の八海山には大頭羅坊天狗、三笠山には朷利天坊天狗、阿留摩耶山には、アルマヤ坊天狗がいるという。
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テング,グヒン
1974年
日本全国の深山に天狗というものがいる。また狗賓ともいう。山操(やまおとこ)、五通七郎というのも同類である。天竺の日羅、唐の善界、日本の栄術は天狗の首領である。八天狗というのは、愛宕栄術太郎、鞍馬僧正坊、比良の次郎坊、飯縄三郎、大山の伯耆坊、彦山の豊前坊、大峰の善鬼坊、白峰の相模坊である。
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キツネ
1986年 埼玉県
小鹿野の若者が、怪我をした仲間を見舞いに行った帰りに狐が砂かぶりをしているのを見て石を投げた。狐は逃げ出したが振り返って若者を睨んだので、若者はあかんべーをした。二、三日後、川向こうの仲間の家が狐に荒らされて困っていると聞いて出掛けて見ると、家の者の顔はあかんべーをした時にそっくりの顔をしていた。
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リュウ
1937年 京都府
今から100余年前の夏、黒くもが下り、水を巻き上げて砂を降らした淵は、龍が天上したといわれている。
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イヌ,シリョウ,タタリ
1914年 千葉県
ある家で黒犬を殺したところ、縁側で遊んでいたその家の子供のそばに黒い蝶が飛んで来た。子供は驚いて縁側から落ちて怪我をした。また、別の日に同じ家の婆が同じところから落ちて怪我をした。それから黒犬の死霊を祭り、流行神になった。
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クロソンブチ,クロソンフチ
1964年 高知県
黒尊神社の祭神である竜王(大蛇)が棲むことを由緒とする黒尊淵(別名竜王淵)と、それに対応する奥黒尊淵がある。
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テンゴンボー
1956年 神奈川県
天狗坊渕で釣りをしていて、何心なく「天狗坊・・・」と言いかけたら釣った魚がすべて木の葉に変わった。
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ケンムン
1999年 鹿児島県
ケンムンは子供のような格好で、夜に相撲を取りに来る。人間が勝つと仲間が現れるので、必ず負けてやるのだという。
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カッパ
1976年 大分県
夕方、宿の仲間が海へ遊びに行くと、河童の夫婦がいた。人間の密会だと思って近づくと河童だったので慌てて帰った。その晩から、仲間の1人が毎晩うなされて眠れなくなった。水神様が憑いているのだろうと色利川の河口にある橋のところで、お神酒を供えると治ったという。
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ムジナ
1993年 新潟県
魚をとりに来た狢を殺したら、仲間が大勢来て葬式をしていた。次の日、川の辺りに尾を上にして埋めてあった。
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ムジナ
1978年 山梨県
1960年前後のこと。仲間たちと田植えを手伝いに行った帰り、雨のそぼ降る夜道を歩いていて、橋を渡ろうとしたら、大きな男がすうっと立っていて、見上げれば見上げるほど大きくなっていった。橋を渡りきってから仲間に言ったが誰も見ておらず、ムジナの仕業と思って、みな走って逃げた。
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ガッショク,コクキ
1975年
文化丙申7月の月蝕は、月の中に一筋の黒気が現れてまた暗くなり、元に戻る時にまた現れた。この黒気は月の中だけに見え、外には見えなかったという。
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(ゾクシン)
1972年 長崎県
黒火(死忌)は、漁に良いといわれている。
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ユキンボ
1928年 和歌山県
小さな雪塊の跡は、凹んでいる。紀伊では、これを一本脚の小童の雪坊の足跡だとしている。
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