ユメ,ハシ 1980年 和歌山県 夢で橋を渡ってしまうと、死ぬ。
類似事例 |
|
タカタカボウズ 1983年 愛媛県 人が見上げれば見上げるほど高くなる。上から見つめて順に見下げると小さくなって逃げる。
類似事例 |
|
タカンボ 1958年 香川県 夜道を歩いていると影のようなものが動く。見上げるとどんどん大きくなる。日が上がるとタカンボは見えなくなる。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 岐阜県 宴会の帰りに橋を渡ろうとすると、橋の板が一枚おきに抜けていた。用心して渡っていると後から来た人に肩をたたかれた。気が付くと橋は元の通りでご馳走が盗られていた。狐の仕業だということだった。
類似事例 |
|
ムジナ 1980年 岐阜県 大正時代、ある娘のところに夜這いに行った若者が、娘が夕方家に帰ろうと田頃家から橋を渡っているのを後をつけていった。ところがいつまで経っても家に着かず、おかしいと思いながらついていって、はっと気づくと雪の中を歩いていた。橋は田頃家から渡りきると左側に通じているが、いつの間にか右側を歩いていた。凍傷にかかり、ひどい目にあった。ムジナに化かされたのだという。
類似事例 |
|
バケベンテン 1929年 東京都 その昔、駒止橋の近くに祀られていた弁天は、馬にまたがったまま橋を渡るものを落馬させたり、姐さん冠りをして若い男たちをだまし込んだりして悪戯ばかりしていた。この橋を花嫁行列が渡ると不縁になると言い、避けている。
類似事例 |
|
キツネ 1981年 和歌山県 1974年に木の橋が落ちて鉄筋の橋に架け替えるまで、小さな橋を架けて代わりにしていた。話者がそれを渡っていたところ、上流に立派な橋ができあがっていて、近くの陸を息子が檜林に歩いていったので、声をかけたが返事がない。不思議に思って帰ると息子は家にいて、林には行っていないという。橋もまだ出来上がっていなかった。狐の仕業。
類似事例 |
|
カワウソ 1985年 愛媛県 竜華山の前に橋がある。これが時々2つになり、一方に人がいる。その橋を渡ろうとすると川へ落ちる。かわうその仕業と聞いた。
類似事例 |
|
ノビアガリ 1978年 愛媛県 土居のアカハゲという所の大木に人が花を見ようと行くと、化け物がいた。顔はつるつるで、始めは奇妙な丸い大石のような物で手と足はあるようでない。それを見つめるとだんだん細長く大きくなり、見上げれば見上げるほど大きくなる。誰言うとなくノビアガリといって恐れた。
類似事例 |
|
キツネ 1979年 岐阜県 ボウガサレの橋を渡っていたら、きれいな女の人が見えたが、すぐに消えた。狐の仕業。
類似事例 |
|
ミコシニュウドウ 1964年 群馬県 みこし入道とは石宮のこと。見上げるほど大きいものが出た。見ているとどんどん大きくなってこっちを見下ろしているのでこれを祀った。
類似事例 |
|
アズキトギ 1987年 長野県 昔,部落の真中を流れる川に「すくじの橋」という木の橋がかかっていた。秋の夕暮れの頃,ある村人が橋を渡ろうとすると橋の下から女のすすり泣くような声と,ショキショキと小豆をとぐような音が聞こえてくる。他にも聞いたという者があり,2,3人の若者が正体を見届けるため橋の傍の物陰に隠れることになった。夕暮れ時になると音がするので橋の下を捜したが何もいない。その後しばらく音はしなかったが,また耳にする者が増えだした。不思議なことに橋を渡ろうとすると泣声や音はやむのだが,通り抜けてしまうとまた始まる。振り返るとまた物音がやむ。いつの間にか「あずきとぎの女」と呼ぶようになった。
類似事例 |
|
ガラッパ 1982年 鹿児島県 夜になると、橋の上にガラッパが現れ、通行人に相撲を挑むので、その橋を夜一人で渡る人はいなくなった。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 岐阜県 祭りの帰り道、橋を渡ろうとすると橋が急に二股になり渡れなくなった。背負っていた孫がご馳走を落としたというので探したが見つからなかった。気が付くと道を外れた河原に立っていた。狐の仕業である。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 長野県 夕方、橋の下に狐を見つけ、急いで橋を渡ろうとするが、狐に化かされて何時の間にか自転車ごと川の中に入っていた。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 長野県 女性二人が橋を渡ろうとするが、いつまでたっても橋にたどり着かない。実は畑の中を歩き回っていたのだと後で気付く。
類似事例 |
|
テング 1991年 石川県 新潟まで仲間と行って、帰りにいなくなった。仲間が置いて帰ってきたら、先に戻っていた。万蔵は、天狗が空に持ち上げて連れて来てくれた、と言った。
類似事例 |
|
ミシラヌコゾウ 1962年 山梨県 あるとき、用竹で庚申講をしていると、見知らぬ小僧が仲間に入れてくれとやってきたので仲間に入れた。その小僧が山くずれがくるといい、皆逃げた。すると山くずれがきて山はやられた。そのようなことがあってから、見知らぬ人でも仲間に入れることになった。
類似事例 |
|
オンナノヒト,キツネ 1938年 長野県 鮭を2本ぶら下げて歩いていると、後から女が来てどこへ行くのが尋ねるので、家へ帰るというと、その女はにやりと笑ってどんどん先へ行く。橋が会って渡ろうとすると落ちて大怪我をした。女は狐で橋はうそだった。
類似事例 |
|
カッパ 1976年 大分県 夕方、宿の仲間が海へ遊びに行くと、河童の夫婦がいた。人間の密会だと思って近づくと河童だったので慌てて帰った。その晩から、仲間の1人が毎晩うなされて眠れなくなった。水神様が憑いているのだろうと色利川の河口にある橋のところで、お神酒を供えると治ったという。
類似事例 |
|
カシカラソセイシタモノ 1944年 鳥取県 蘇生した者の話である。ある者は「綺麗な花園に行っていた。舟から自分を呼んでいたが、どうしても行けなかった」と語り、別の者は「美しい蓮の生えている橋を渡りかけていた。すると美しい音楽が聞こえる。だがそれでも橋を渡らず帰ってきた」と語った。
類似事例 |
|