テング,ハビ,マムシ 1977年 和歌山県 もんどうさんという信心深い人が行方不明になったので、村の人たちは鉦や太鼓を鳴らして「返せ」と呼びながら歩いた。3日後に柿の木の上からもんどうさんが落ちてきた。天狗に連れて行かれてトヤグラ(岩山)に行っていたという。トヤグラの主はまむし(はび)で、天狗が「怖いなら袂に入っていろ」というのでのぞいてみると、天狗やはびがたくさんいたという。
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テング 1977年 和歌山県 和西盛氏の父親は、月の28日になると岩山(トヤグラ)から太鼓や笛の音が聞こえたものだという。天狗さんが酒を飲んで騒いでいるからだという。また、シジミ貝のからがたくさんあるのは、天狗が食べたからだという。
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テング 1985年 愛媛県 天狗座敷、天狗松、天狗宮があり、天狗が出るといわれる。
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テング 1974年 唐の仙人は日本の天狗のようなもの、天狗の羽根は画工の作意であるなど天狗に関する考証。
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ワライゴエ,テング 1951年 埼玉県 岩山に天狗が棲んでいてそこを通ると岩の上から大声で呼んだり、ゲラゲラ笑ったり、手拍子を打ったりする。天狗に悪戯される人は特定の人で、その人だけにしか天狗の声は聞こえない。
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テング 1984年 山梨県 天狗松の主は天狗だった。
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テング 1960年 三重県 昔、腕利きの兄弟がいて、兄が天狗の片羽根を斬り、持ち帰った。その晩から天狗が婆さんに化けて、羽根を返せとせがむ。返さないでいると、弟が浜へ釣りに行った時に天狗の化けた婆さんが来て、仇討ちだと言って勝負を挑んできた。弟はツッキボウ(突き棒)だけで勝負して負け、家に帰って死んだ。羽根はそのあと、騙し取られた。
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テングサマ 1956年 山梨県 山に木を採りに行った帰り、頭上をヒューと音を立てて通ったものがあれば、それは間違いなく天狗様だという。天狗様は、鼻が高く、羽根を持つ。
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テング 1988年 長野県 山には天狗が出る。
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テングノサンオノギリ,ヤマノカイオン,テングノタカワライ,テングノタイコノオト 1982年 新潟県 山奥では夜になると、それぞれ天狗の三斧きり、天狗の高笑い、天狗の太鼓などとよばれ、音だけがする怪音が聞こえる。
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ヨバリイシ 1967年 福島県 山のふところの岩山で、「もうもう」といえば「どーん」という。
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テング 1937年 福井県 松倉谷には天狗がいる。人がいないのに木を切る音がすると、それは天狗だろうといわれる。
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テング 1982年 群馬県 山の神は天狗。
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テング 1980年 和歌山県 大きな松の木に天狗が出たという。天狗松と呼ばれる。星山橋の近くにも天狗がいたという所がある。
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テング 1993年 群馬県 修験道の道場でもある武尊山には天狗がいる。大天狗、小天狗の祠があり、天狗屋根や天狗岩もある。
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テング 1988年 長野県 道に天狗が出る。
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テング 1972年 東京都 湯船橋近くにうっそうたる杜の社がある。古くは「加津部権現」ともいい、神名帳の「勝祖大天狗飯縄神社」が変化したものかも知れない。天狗崇拝もあったと思われ、神楽歌には「この山を領じたまうは大天狗小天狗 こば山 三手の岬に至るまで(後略)」と歌われている。
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テング 1955年 神奈川県 秋谷に天狗の松があり、天狗がいたという。
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テングイワ 1932年 兵庫県 天狗の溜池や天狗松(走松)とともにある。昔は天狗が祟るといってこの上に上らなかった。
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テング 1992年 島根県 天狗山には天狗がいる。天狗様はヒューヒューという音を立てて通る。
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テング,ライジンサマ 1976年 栃木県 雷電神社がある天狗山に1人の天狗が住んでいた。その天狗は人々に自分が寝ているところを絶対に見るなと言っていた。ある村人が覗いて見ると、天狗は座敷いっぱいに羽根を広げて寝ていた。寝姿を見られた天狗は、「俺が丈夫なうちはここらに雷やヒョウは降らせない」と言ってどこかにいってしまった。それからというものこの地区には雷やヒョウの害がないと言う。その天狗は雷神様だったという。
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