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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ゴリンイシ
1972年 岐阜県
多士の森は昔、お城がたくさんあったという。そこには五輪石があり、侍の墓だと言われている。大正の初め、山本利左ェ門という人がその辺りを田にしようとして木を切ったところ、突然雷や雨が降った。それでも実行すると、五月なのに雹が降って、掘った場所からカツタイのような小さな石像が出てきた。それを家の門口に置いておいたが、いつの間にかなくなったという。

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ツクレバカナラズアメガフルタ,オニ
1970年 長野県
ある田は作れば必ず雨が降るといわれ、昔ここで鬼が首を切られたところだといっている。
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バケイシ
1987年 山形県
有屋には化け石と呼ばれるものが4つあり、杉ノ入の化け石は美人に化けて侍の柴田清左ェ門を招き、不審に思った清左ェ門が石を斬りつけた、その跡が残っている。
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モリサマ,モリサン
1975年 山口県
浮石の森様は、田の中に墓があって大きな木があり、それを「森さん」と呼んでいる。山の神とは別である。これは古い木で、切ってはいけないという。
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アメ
1946年 香川県
産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
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イラズヤブ
1974年 愛媛県
田の中に、少しだけおなご竹が生えている場所があり、「いらずやぶ」といった。五輪さんがたくさんあり、大蛇が出るといわれていた。ここに働きかけた人が、2人とも元気だったのに突然死んだことから、因縁のあるところではないかといわれている。
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スナ
1977年 和歌山県
お宮があった頃、そこには大きな木があった。そこには砂が降ったという。
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フチ
1959年 鳥取県
石を投げると雨が降るという淵の話がある。
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ハチロウヅカ
1982年 群馬県
八郎塚を掘ると火の雨が降るという。
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アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
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レイセキ
1976年 静岡県
駿河国真鈴郡のある百姓の夢に霊石が現れ、我は数年富士の裾野に埋もれている。掘り出せ、というので、不思議に思い、その場所を探し出し掘ったところ、富士の形の石が出た。民家に置いておくのも問題だろうと、地頭に差し出した。この石は雨が降る前には水気を含み、雨が降ることがわかる。また、晴れる時は雨でも石が乾く。
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ゴリンサン
1970年 鳥取県
二上城を山名時氏が治めていたが、豊臣秀吉に攻められてあたり一帯が焼き払われた。そのときの無縁仏を城落ちの五輪さんといい、いたるところにある。個人で祀る。屋敷を開いた人や士族の墓も五輪さんといい、古い屋敷にはたいていある。病気になって法華さんに相談すると、どこどこを掘ってみろといわれ、その通りにすると五輪さんが出る。祀ってもらいたいために祟るという。
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(ウ・タツノヒニミソヲツクルコト)
1974年 滋賀県
昔、カツという人が味噌を作ってはいけないといわれている卯・辰の日に味噌をつき、弁当のおかずにしてカツ山で仕事をしていた。すると岩が落ちてきて、下敷きになって死んでしまったという。
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(ゾクシン)
1986年 埼玉県
箒星がたくさん飛ぶと血の雨が降る。春先の雷は「冬雷」といって、不作の兆し。
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ゴリントウ,タタリ
1972年 岐阜県
上長瀬にはいたるところに五輪塔があり、これをなぶると祟りがあるという。ある家の中学3年生になる女の子が病気になり、病院に行っても治らなかったので巫女に見てもらった。すると、越前から逃げてきた2人の侍が家の隅で浮かばれずにいる、五輪石だから供養するといいと言われた。その通りにすると、女の子は良くなったという。
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(テンキニカンスルゾクシン)
1964年 福島県
人寄せがあれば雨が降る家もあったが、かえって天気になる家もあった。
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キツネ,ゴロウウエモンノババ
1979年 山形県
五郎右ェ門という家の2代前の主人が暗くなってからの帰り道に5、6人の者がちょうちんをつけてやってくるのに出会った。その人達の顔を見ると、先頭のものは五郎右ェ門の婆であった。「どこへ行くのか」と聞くと、「五郎右ェ門の婆が死んだので茶昆買いに行く」という。「五郎右ェ門の婆とはおまえではないか」と問うと、「俺は死んだんだ」と答えた。きつねに化かされたものだったという。
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イシ
1989年 長野県
昔、この近辺には沼があり、その中に太さは一抱え・高さは5尺くらいの石があったが、それが夜になると浮いて歩いたので、刀で切ると血が出てきた。そこで今の場所に祀ったという。それがあった場所に田を作ると不幸になるといい、また、このことを言ってはいけないという。
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モリサマ
1975年 山口県
内山家の裏山の中腹にある森さまは、きちんと掃除をしてきれいにしておくと、お金に困らないといわれていた。これは家の鎮守様だという。森さまの近くにある松の木を切ったら、切った人が怪我をしたという。
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アマゴイ
1954年 大阪府
地蔵の石像を縄で括って池に放り込むと雨が降るという。雨が降って地蔵を引き上げる際は、縄を括った人がほどかないとその人は死ぬという。
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(アマゴイ)
1977年 神奈川県
相模国大住郡阿夫利神社の御神体は、石像というのに、きざみもない丸い石であるが、祈雨のために水をそそぐと、とみに雨が降り出すという。阿夫利の名も雨降りの略であろう。
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オオウナギ
1975年 山口県
雨乞いをすると大うなぎが出てきて、雨が降る。
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