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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1972年 岐阜県
2月18日には稲荷明王院で養蚕のまつりがある。前日に柄杓と盃を持った、顔を赤くしたしょうじょうという6尺ほどの藁人形を作る。人形の中には番号を書いた竹が入っている。住職がしょうじょう投げを行うが、竹を拾った人はそれを削って蚕の世話をすると蚕の機嫌が良いという。柄杓や盃を拾った人は、蚕の豊作を占うという。

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ウマドシウマレノヒト
1956年 宮城県
午年生まれの人に蚕を扱ってもらうと、蚕の出来がよくなると言う。
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トリツキバアサン,キツネ
1979年 岐阜県
取り憑き婆さんという人が他家の蚕を見たら、その蚕は病気になってしまった。お婆さんは普通の人だが、狐の血統だという。
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オシラカミサマ
1963年 宮城県
オシラ神様は蚕の神様で女だという。昔子供のない人が蚕を飼い、自分の子供のようにかわいがって育てた。この人を祀ったものという。
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ウマトカイコ
1982年 新潟県
皮を剥いだ馬の死骸からわいた蛆虫が蚕になったため、馬と蚕は仲が良い。
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カイコ(ゾクシン)
1990年 愛知県
蚕が吊り繭をすると、人が死ぬ。
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キツネ
1995年 長野県
稲荷神社から狐を借りると、その狐が蚕を運んでくる。
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オシラガミ,ダイジャ
1964年 福島県
オシラ神は蚕の神様で大蛇である。
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サカヅキ
1955年 静岡県
虎の御前の滝の傍の木を切ったら、うろから盃が出てきた。侍の盃だった。木を切った人は死んだ。
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クダギツネ
1984年 山梨県
Aさんが小さい頃に、お蚕がひとりでになくなるということがあった。それはクダ狐が食べたという。
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ガマガエル,ミズゴロウ
1982年 宮城県
養蚕で栄えた家が没落していた。ある時家人が、蚕が5,6匹ずつ飛んでいくのをみた。不思議に思ってつけると、大きなガマガエルが舌を伸ばして蚕を食べていた。そのガマガエルを殺してミズゴロウと名づけて祀ったら、家は再び栄えた。
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フナユウレイ
1932年 茨城県
霞ヶ浦の三叉沖を雨の夕方船が通ると、幽霊船が浮かび上がり「柄杓貸せ」と手を伸ばす。柄杓を投げてやると「幽霊友を呼ぶ」といいながら柄杓で船に水を注がれて沈められる。ここを通る船は底の抜けた柄杓を用意しているという。
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ウマドシ
1956年 宮城県
午年は蚕の出来がよいと言う。
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アイカセ
1940年 島根県
2・3人乗っている船があり、櫂でこいで追いかけて来て「柄杓を貸せ」という。この時、柄杓の底を抜いてから貸さないと、その柄杓で水をくんで船にかけて船を沈めるという。
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(ゾクシン)
2002年 福島県
いわき市草野の字絹谷にある諏訪神社には、蛇が描かれた小絵馬が奉納されている。蛇は蚕の天敵である鼠を退治してくれるので、蚕の安全を願ったものであろう。
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オオダケノホラアナ
1987年 山口県
大嶽の岩のほら穴の中には金の盃があるというが、中に入ると出てこられない。
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カイコ
1982年 新潟県
公卿の姫が島流しにあって、蚕になった。
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タケニンギョウ
1980年 秋田県
ある家の倉で、夜毎に竹人形が騒いだ。近所の人が人形を斬り殺したら、家のカマドが傾いた。
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キツネ
1975年 愛知県
狐が憑いている農家では、蚕の繭を売る籠に狐が入って、重くするという。
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カッパ
1992年 熊本県
名工が寺普請の際に人手のかわりに藁人形を作った。寺が完成し、仕事のがい藁人形に親方が、人間の尻をとって食べろと言った。そうして藁人形は河童となり、尻をとるようになった。
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(ゾクシン),(シノヨチョウ)
1935年 大阪府
明王院という寺では、人が死ぬ時は1つ鐘がなるという。
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オカイコガミ
1982年 埼玉県
長瀞町では、2月の初午の日にお蚕神が天から地上に降りてこられると言い、この日、庭に竹を立て縄を巻きつける。
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