ソガドンノタウエ 1952年 神奈川県 5月28日は曾我兄弟の仇討のあった日で、ソガドンの田植といって、この日田植えをすると血の雨が降る。午の日に田植をすると、馬を植え込む、といって嫌う。
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オタノカミサマ,(ゾクシン) 1915年 宮城県 田植中に田の中に大小便すると御田神様の罰があたるといわれている。
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ジジンサマ 1985年 福島県 2月7日にはジジン様が天に上っていく日である。
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ケッカイ 1952年 神奈川県 ケッカイは生まれると自在鈎に上るので、飯しゃもじをつけておき、上ったら打ち殺す。
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タノカミ 1984年 福井県 11月10日をタノカミアガリといって、アズキ飯を炊いて氏神社へもって参った。神はこの日までは田を守っていたが、以降山へ上って木の種まきをするのだといわれている。、昔は刈り終わりが遅く「田の神上り」になっても、天候に左右されたりして、稲刈りがまだ終わっていないときは、神さまは泣きながら山へ上られた、といわれた。
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ユ,オカアサン 1937年 滋賀県 田植後のお湯の神事で用いたお湯は家内で頂くと魔除けと長生になるという。
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ヒノタマ,(ゾクシン) 1989年 長野県 ヒノタマが墓から上って屋根に消えると、誰かがその家で死ぬという。
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オースケコースケ 1916年 山形県 漁夫は毎年11月15日を鮭漁の網納めとしている。この夜、鮭の王様の大助小助が「オースケコースケ今上る」と呼ばわりながら川を上ってくる。この声を聞いたものは即死するという。
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(カイチュウヨリアガリソウロウモノ) 1982年 京都府 享保11年2月25日、海中より、首は鳩のようで長さ1尺程、胴の長さ5尺程、腹は赤白斑で、歯は喉まで生え、甲は唐傘の骨のようで筋が少し高くタバコの葉に似て、胴の幅は3尺程、鰭は柔らかである物が上った。これが上った前の夜は、海中でうめき声がして1里四方に聞こえた。翌日その死体が浜に上った。
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(ゾクシン) 1979年 静岡県 龍山村の俗信。ナシ・ブドウなどを屋敷に植えてはいけないという。できが悪いので、味噌を卯の日に、甘酒を辰の日に作ってはいけないという、など。
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ヒノタマ 1958年 神奈川県 大正初年、葬式をしていると田名の方角で花火がたくさん上った。みんなで見ていると次第に近付いて、ついには目の前の桑の切り株から上った。音はしなかった。誰かが「化かすんじゃない」と叫んだら消えた。
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ボウレイ 1977年 2月15日、5月15日、7月14日、8月15日、9月16日、12月晦日の年6回亡霊が来る日だと言う。7月14日と12月晦日は特に別に祭る。
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シチホンザメ 1934年 三重県 旧暦の6月24・25日をオゴサイの日と言い、この日には7本の鮫が上ってくる。昔、この日に鮫を取ったら、悪い病気が流行した。この日は、船が通行止めになり、海女は仕事を休む。
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(ゾクシン),ネコ 1936年 栃木県 死人の上に猫が上るとその死人が生き返るという。
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ヤクビョウガミ 1982年 新潟県 2月8日と12月8日は厄神が家に入ると鍋・釜・下駄の歯にまで化けるといって、屋根のグシに上ってみると、火事・災難の家がわかるという。
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タノカミ 1982年 新潟県 3月16日は「田の神下り」の日で、田の神はこの日家から田圃へおりる。アンコを入れた糯米の団子を作り、俵の上に上げて、「今年の作がよいように、けがのないように」と祈る。11月16日は「田の神上がり」で、新米の入った俵に団子を盛ってお礼をいう。この日田の神は田から家へ上るといわれる。耕作する人間より田の神様は早く下り、遅く上る。そして、翌年の3月まで田の神様は家で休んでおられるとする。
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カッパ 1931年 徳島県 7月14日は仏の盆である。この日は川に入ってはいけない日で、泳ぐと河童に引っ張り込まれるといわれている。
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ガワタロ 1968年 佐賀県 旧暦の5月15日は、河や海に行ってはいけない。ガワタロにやられるという。
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リュウジン,リュウオウ 1986年 沖縄県 那覇にあった竜王殿は中見城にあったのを天妃廟前に移したといわれている。旧暦1月4日、5月5日、9月9日、11月冬至、12月24日に祀っていたと『琉球国由来記』にある。
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テングマツ 1969年 埼玉県 天狗松はお天狗様が腰をおろすというので、腰掛け松とも呼ばれる。田植の折、この松の枝に腰をおろし、わずかの間で耕して早苗を植えつけてしまう様子を驚いて眺めているという。
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ニンジュツツカイ 1974年 愛媛県 氷室に忍術使いがいた。田植をしているところに通りがかり、「早乙女を躍らせてみよう」といい、木の葉をちぎって投げると早乙女が踊りだした。「熊蜂が来たので、逃げずに追ったのだ」という。
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