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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1966年 静岡県
話者の祖父が家の外に出たとき、赤犬が隣の家の屋根に飛び移ろうとしていた。「ハチ、ハチ」と呼ぶと、犬は振り返ったがそのまま隣の家に行った。その家にいた重病人が、治ってから、「自分が苦しんでいたとき、隣のお爺が「ハチ、ハチ」と呼んだ」と言った。赤犬と見えたのはキツネだったのだろう。

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シチマジムン,ジームン
1960年 沖縄県
シチマジムンという妖怪がいる。ジームンとも呼ぶ。形は大きな柱状で、地面からまっすぐ天にも届くばかりに立ち、それに押さえられたら死ぬと言われ、それを見たら、すぐ「ハチ、ハチ、ハチ」と唱えなければならない。シチマジムンの「シチ(七)」は「ハチ(八)」にはかなわないということかららしい。
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カミサマ
1977年 神奈川県
ある赤ん坊がお宮参りに来たとき、神様が「7つの年にハチにかみそり」と言ったのを近くにいた乞食が聞いた。何のことかと思ったが、この赤ん坊は7つになってお宮へ行こうというとき、ちょうど襟首をカミソリで剃ろうとしていたらハチが飛んできたので、勢いよくカミソリを振り、首を切って死んでしまったということであった。乞食はこのとき、神様の言っていたことが分かったという。
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フクノカミサマ,ウシ
1938年 青森県
朝早く起きていると、自分の家から大きな牛が2匹出て、隣の家に入った。福の神様が隣に行ったのだと思ったら、それから隣が繁昌して、自分の家は何時ともなく廃れていった。
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ヘビ,タメハチギツネ
1977年 和歌山県
蛇とイカヅチ坊主という行者が滝の絶壁を渡り競べをし、行者は落ち、蛇が渡りきった。その蛇の跡が絶壁についている。行者ではなく、タメハチ狐という狐が憑いたタメハチという男だと言う人もいる。
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タタリ
1956年 東京都
ある家の子が、隣の家の米をつかんで生米を食った。隣の家はその子を殺せと言い、親が首を締めて殺した。隣の家はその祟りを受けて七代悪いことが続いた。
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シロイイヌ
2001年 青森県
ナヤにひっかかって鳴いていた白い犬を上隣の爺さんが川へ投げ込んだが、これを下隣の爺さんが拾って飼うことになった。夏になり、爺さんが山へ木を切りに行くと、犬もついてきて仕事を手伝った。それを見ていた上隣の爺さんが自分のところでも手伝わせようとしたが、犬は手伝おうとしなかった。怒った上隣の爺さんは犬を殺してしまい、これを木の下に埋めた。
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カシワ
1967年 高知県
死骸を奪うのはカシワと呼ばれる狸より大きなものである。これを防ぐために偉い坊主が、棺の上に乗って墓まで行く。今では坊主がドロハチを叩きながら行く。
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ウシノコクマイリ
1972年 滋賀県
石山の北大路の宮さんで丑の刻参りがあったという。「頭にロウソク胸鏡、ところの氏神様へ丑の刻参り」という歌があるが、本当に頭をさげ髪にしてハチマキを巻き、そのハチマキの間にロウソクを2本立てて、胸に大きな鏡を当て、白装束で人形に五寸釘を打ちこみに行く女があったという。
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ヘビ
1933年 栃木県
50年前、ある商家に大蛇があらわれたが、祟りを恐れて何もしなかった。5日くらいその家にいて、隣の物置に移った。隣の家ではすぐに殺して川へ流してしまった。翌日、その家の主人は体中がはれ上がり、高熱で非常に苦しんで死んだあと、一家が同じ病気で死んだ。
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イヌガミ
1985年 徳島県
普段とても物静かで、家に閉じこもりやすい婦人がいた。ある時犬神が憑いて、犬の鳴き声をしきりに出したり、四つんばいになったりしたという。隣の主婦の犬神が憑いたと噂されていた。
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シノヨチ
1969年 高知県
隣の家に子供が生まれた夢を見ると不幸がある。
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マヨナムン
1993年 鹿児島県
夜、いくら歩いても家につかないときはマヨナムンに引き回されている。こういうときはまっすぐ自分の家には入らないものだという。隣の生垣をこわして、そこから自分の家に帰った。
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イヌガミ
1965年 高知県
犬神には生霊と死霊がある。生きた人間が取り付くのが犬神。これは血筋で伝わり、犬神すじの家の娘が嫁に行くと、その家も犬神になる。犬神筋の家に嫁入りしても、犬神持ちにはならない。
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キツネ
1963年 岡山県
狐は娘に化ける。1950年前後の春の夜、黒い犬が追ってくるので石を投げようとしたら、隣の娘だった。一緒に行こうと待っていてもこないので振り返ると、いなかった。隣の娘はずっと家にいた。その妹娘も同じように見かけられたことがある。猟師が狐を仕留めてから、そんな怪異はなくなった。
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イヌガミ
1954年 高知県
昭和17年の調査によれば、隣の部落に自分から犬神統であると言っている老婆がおり、他の家の病気見舞いに行くときに、珍しい物をこしらえたら、まず自分で食べてから持って行くという。そうしないと、自分は犬神の血統ゆえ、病人に取り憑くと困るから、と言っている。
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イヌガミモチ
1922年 島根県
自分の郷里には今なお犬神の迷信があり、犬神持といわれる家が少なくない。犬神というのは猫によく似て口は耳まで裂け、目は虎のように鋭く、体には白と黒の斑がある。犬神持の家でお膳の底を叩いて、団扇をかざして床の上から見ると犬神が見られる。犬神持の家から何かを貰った時、惜しいという気持ちが少しでもかかっていれば犬神がついてきてとり憑く。犬神に取り憑かれたものは正気を失い、どこそこの犬神で何々が気に食わないなどという。犬神持といわれる家は財産家が多い。
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イヌガミ
1936年 高知県
犬神はその家に伝わる。
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イヌガミ
1969年 香川県
犬神がつくことを、犬神がガキツイタと言う。犬神すじの家があり、その家の女は必ず持っているという。阿波の賢見山に、一番はじめに犬神が現れたのだと言う。
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イヌガミ
1920年 徳島県
鼻先の赤い白犬は人の生まれ変わりで、犬神になるため土中に埋める犬もこの犬である。
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ヤマンバ
1958年 香川県
東植田町と菅沢町の境にある大岩をハチゾウ岩とか、ハチオ岩と呼んでいる。ここで山姥が洗い髪を乾かしていた。振り向いたら恐ろしいので急ぎ足で通り抜けた。
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イヌガミ
1936年 高知県
犬神は家に伝わっていく。
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