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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1965年 岩手県
旅人は帰りの道中にて、馬の用人の素振りがおかしいので、用人を馬に乗せた。旅人は用人を狐が化けたと見破って、火にかけてやると脅したら、これからはしないと詫びるので許してやった。それ以来、ごくろう岩に乗って「今帰る、今帰る」と言っていたという。

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キュウキ,ビンボウガミ
1973年 埼玉県
文政4年の夏、武家の家の用人が所用の為知行所へ行く途中、草加の宿あたりで40才位のが顔色青黒い痩せた法師と会った。聞けば用人の主家に住む貧乏神で、三代前から用人の家に住んでいて、そのため家は病がたえず貧乏だったのだと言った。驚いていると、私は他所へ移るからお前の主家は借財等も返せるだろうと言う。越谷まで来たあたりで、どこかに行ったのか見えなくなった。
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キツネ
1940年 岐阜県
狐が火を点して旅人をウロウロさせた。
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キツネ
1933年 鳥取県
おこん狐という狐がよく人を化かした。ある男が川の中で網泥を一生懸命かぶっている狐をみつけたが、その狐が立派な女に化けて馬に乗せてくれという。馬に乗せて連れて帰り、火であぶったので、狐は正体を現した。人を化かさず、ここにすまないことを約束して許してやった。数年後、伊賀の山辺で娘に化けたおこん狐に会った人があるという。
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フドウミョウ
1981年 神奈川県
不動明の前を旅人が通りかかると、馬から落ちる。馬に乗ったまま前を通るのは失礼だからだと言う。
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ウマ
1967年 福島県
昔、ある武士が娘と一緒に住んでいた。武士がある日狩りに出かけて何日たっても帰ってこなかった。娘は自分の家の馬に、父を探してきてくれたら嫁になってやると言ったところ、馬はどこかに走って行き、夕方になって武士を背に乗せて帰ってきた。それから馬は変ないななき声をたてるので、娘に聞くと娘は今までのことを話した。父親は怒って娘を島流しにした。それを知った馬は彼女のあとを追って行方不明になったが、やがてすごすご帰ってきた。それが駒帰り、今は駒ヶ嶺となった。
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コウボウサン
1975年 愛知県
足が木の老婆のところに旅人が来た。泊めて欲しいというので貧乏だから泊められないと言うと、車屋から食べられるだけ取ってこいと言われた。足が木なので跡が判ると言うと、旅人は雪を降らせてやると言った。老婆の木の足跡は見えなくなった。旅人は弘法さんだったという。
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オニババトムスメ
1956年 宮城県
十里四方もある野原で迷ってしまった旅人が、一本杉の下にあるあばら家を見つけた。そこで泊めてもらおうと頼むと15,6の可愛い娘が出てきて、快く入れてくれた。しばらくすると婆様が帰ってきて旅人にご馳走してまた出て行った。娘は寝ている旅人を起こして「ここは鬼婆の家で、今外にナタをとぎにいったのだ。早く逃げなさい。」と告げた。旅人は言うとおりにしたが、出ていくとき見ると、縁の下は人骨でいっぱいだった。ナタをといで帰ってきた老婆が旅人が寝ているところに来て一気に頸を切った。男にしては骨が柔らかいと、布団を取ってみると、それは旅人ではなく娘だった。さすがの鬼婆も哀れで涙を流した。その後鬼婆は人を殺して金を取ることをやめて尼になり、娘のボダイ(菩提)をとむらったという。
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オオカミ
1982年 東京都
電車もバスもない頃、送り狼についてこられた人が「ごくろうさま」を言わずに家に入ってしまった。朝、戸を開けるとまだ外にいた。「ごくろうさまいわなかっただろう」と言われたので「ごくろうさま」と言うと帰っていった。
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オオガメ,クモ
1938年 滋賀県
旅人がある淵で水面を覗いていると、大きな蜘蛛が旅人の足に糸を巻き付けた。不思議に思った旅人は、その糸を木の切り株に巻き付け直した。それとは知らずに水中に没した蜘蛛は、切り株を旅人と思い、勢いよく引きずり込んでそれに食い付いた。
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オニ
1966年 秋田県
11月9日は厄神様の祭りをする。昔、これをしない家があった。その冬、1人の旅人がこの家に来て宿を願った。旅人は家人に寝姿を覗くなといったが、家人は興味が湧いてこっそり覗いた。すると旅人は髪を振り乱した鬼の姿になっていた。翌朝、旅人は「見たな」と言って去り、その家は家運が傾い+AC213て絶えてしまった。
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カッパ
1990年 長野県
川で馬を洗っていると、かっぱ岩のかっぱが馬にとりついて捕まえられた。かっぱが「何でもかなえるから許してくれ」と言うので、家の主人は「朱塗りの膳を20人前そろえて出せば許してやる」と言った。翌日その通りにそろえてあったので、許してやった。
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カッパ
1930年 長野県
河童が馬に乗せろと言うので乗せたまま家までつれてきてつかまえた。河童は詫びて、見えない尻のあたりにふすべをつけ、それがあればいつでも水難をよけることが出来るし、それがある人は決して引き込まないと約束したので許されて逃げた。
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ムジナ
1974年 栃木県
ムジナは馬に乗りたがる。馬に乗っている人を化かして、代わりに自分が乗る。
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キツネビ
1987年 長野県
馬を引いていてきつね火を見た時は,馬の尻尾に掴まったり,手綱を取ったり,上に乗ったりして馬の歩いていくのに任せないと,とんでもないほうへ連れて行かれてしまう。馬は利口な生き物なので,必ず家につれて帰ってくれるという。
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オトラババ
1922年 滋賀県
御虎というばばに狼がついて、旅人を悩まし、返って旅人に傷つけられ、それが露見して退治されるという話がある。今も御虎ばばの姿を見たら大火が上がるという。
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オオウマ
1936年 青森県
大馬がいて、あたりの馬を食い殺したという。
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ヒダルガミ
1943年 奈良県
十津川辺では、7人の旅人が行き倒れてヒダル神となったという。7人組の旅人さえ見れば憑くという。
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キツネ
1972年 千葉県
五井からの帰り道、地蔵様のところで激しい雷雨に遭ったので馬を木につないで帰った。翌日馬を取りに行くと、狐が馬に蹴られて死んでいた。狐が木に化けていたのだった。
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キツネ
1982年 東京都
狐が川をこしらえて、旅人などをだます。旅人は深い川を渡っていると思い込んで「おーふかい」といいながら歩いている。狐がはなれると、そこが白いソバ畑だと気付く。
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キツネ
2005年 愛知県
黒山には沢山の狐がいて人を化かした。ある日村人が三人で薪を取って帰ろうとすると,この坂に娘がいた。道に迷ったと言うので荷車の上に乗せてやると,振動に耐えかねて狐の正体を現した。村人達が許してやると,その後は狐に化かされる事がなくなった。
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コウボウダシ,ワキミズ
1948年 兵庫県
この村は昔は水がでなく、もらい水をして生活していた。あるとき、みすぼらしい旅人が水をくれと頼んできたとき、その家の女の人は快く茶碗に水をついで飲ませてあげた。それ以来、ここには水が湧くようになり、不自由しなくなったという。この旅人が弘法大師であったと言われている。
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