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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オオカミ
1982年 東京都
電車もバスもない頃、送り狼についてこられた人が「ごくろうさま」を言わずに家に入ってしまった。朝、戸を開けるとまだ外にいた。「ごくろうさまいわなかっただろう」と言われたので「ごくろうさま」と言うと帰っていった。

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ムジナ
1976年 宮城県
ある爺さまが泊まり仕事で山小屋にはいっていた。そこへ婆さまが訪ねてきた。小屋についたときには真暗になっていたので、爺さまはムジナが化けたものかと思い、肌を確かめるために婆さまの腕を逆さにこすった。
類似事例

キツネ
2001年 青森県
昔、階上岳の麓の晴山沢というところに、人をよく騙す狐がいた。この岳の沢あいに爺さまと婆さまが住んでいたが、ある日の夕方、狐がこの爺さまに化けて婆さまの前に現れた。婆さまはこれを見破り、狐を殺してしまった。以来、この地には人を騙す狐はなくなったという。
類似事例

キツネ
1998年 福島県
狐が馬鹿にするので、爺さまが殺そうとして火を焚いていた。そうしたら狐は娘に化けて婆さまの所に来た。そして娘に化けた狐は婆さまを家から連れ出して行ってしまった。
類似事例

ヤマンバサマ
1986年 愛媛県
12月28日の餅つきのとき、用の山の某家に山から山んばさまが米を持って餅をつきにきたという。某家には山んばさまの使った井戸があり、それを山んばさまのツルイという。ところが山んばさまはたいへん汚い格好をしていたので、餅つきの日を変えたところ来なくなってしまったという。
類似事例

エンコ
1991年 高知県
夜に行くとエンコが相撲とろう相撲とろうといったり、川に引っ張り込まれたりするという話を聞いた。エンコは上にミミワタがついている。見たことがないからわからないが、漫画に出てくるカッパと一緒ではないかと思う。
類似事例

オウサキ
1981年 埼玉県
お犬さまをお迎えに行くと村まで来てくれることを信じない男が、慣例を破ってお犬さまと一緒に帰ることにすると、気持ちが悪く何かに後をつけられている感じがした。お犬さまは下山祝いの膳も食べたという。
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イナリサマ,ヒノタマ
1993年 岩手県 
ある人がいなりさまを放って置いたら、火の玉が飛んだ。熱心なお爺さんが譲ってもらって信仰していたら、お爺さんと息子の間でいなりさまのことでいざこざが起き、いなりさまは他の家に移された。するとその息子は行方不明になり、翌日山越えの所で錯乱しているのが見つかった。医者にかかっても祈祷師にかかっても治らなかった。いなりさまの祟り。
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テング
1983年 東京都
お天狗さまの岩にはカリグラのお天狗さまがいる。不幸や何かで立ち合ってからすぐそばを通ると、お天狗さまは腰をたてるか何かして通りかかった人の首を曲げるそうである。
類似事例

キツネ
1998年 福島県
爺さまが狐を馬鹿にして火を焚いていぶした。そうしたら、その後、婆さまが帰ってこないことがあった。心配していたら、ボロボロになって帰ってきた。氏神様の石の上に泊まってきたという。狐が仕返しをしたのである。
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イットノサカ
1987年 長野県
昔,夫の神様がらい病になったのを嫌って白山さまが逃げてきた。それにまつわる地名縁起,伝説など。白山さまは山家神社に,夫神様は対岸に向かい合いに祀られて「しらやまさま」という。
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フルネズミ
1936年 岩手県
和尚さまが居つくたびに化物に食べられてしまう正法寺という寺があった。そこに托鉢の和尚さまが泊まった。和尚さまは釜の中で寝たので、化け物に食べられずにすんだ。そして化物の正体は古鼠であり、デンジョウ坊という猫が嫌いなことを知ったので、その猫を借りてきた。そして猫と鼠が戦い、共倒れになった。和尚さまは猫を厚く葬り、寺の住職になった。
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キツネ
1998年 福島県
狐が蕎麦畑を荒らすので爺さまが待ち伏せをしていた。ある人が通りかかったら、爺さまはすねと尻を出して蕎麦を踏んでいた。狐に化かされて、蕎麦を水に見せられていたのだった。爺さまは声をかけられてようやく気づいた。
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カンノンサマ
1961年 静岡県
正月3日は伊浜では観音さまの上られる日で、祭りが行われる。この観音さまは昔網にかかって上がったものである。
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キツネ
1954年 神奈川県
愛川町では、以前、精神病者は狐憑きとされた。この狐を離脱させるためには、滝に連れて行って滝に打たせた。あるいは、御嶽神社のおおかみさまを招いてきて、憑いている狐を追い出してもらうと言われていた。おおかめさまが来ると、病が高じて死ぬこともある。死ぬと狐が離れると言われ、離れる時身体のどこかに穴を開けて抜け出ると言われていた。
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ケンモン
1976年 鹿児島県
三次という青年が、山のなかでタブーとされているケンモンの仇名をつかって「ネブザワ相撲とろう」と叫んだ。すると、数十の子供ぐらいの黒い影が集まってきて、次々と組み付いているので三次も力尽き、倒れて気を失った。
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アンバサマ
1964年 福島県
あんばさまの日に船をだしたら人殺しになりそうな大事件を起こしたり、網を波にたくさんとられたりした。あんばさまのたたりだという。
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ダイゼンサマ
1995年 島根県
益成には大膳さまが祀られているが、大膳さまは女を嫌うので、男の人しかのぞくことができない。昔、大膳さまの前に女のへこを干したところ、おのうという人の気分が悪くなり、新しい烏帽子と直垂を持ってこいと口走った。それを身に着けると、大膳さまが乗り移った。以来、女の人は背戸へ回ると、気分が悪くなった。
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ツガネジノニオウサマ
1987年 長野県
津金寺に戸隠の九頭竜権現様が来て仁王さまを彫ったとき,誰も見てはいけないと言われていたのにある人が覗いてしまった。権現様は怒って帰ってしまい,仁王さまは完成しないまま今に至っている。
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ジジンサン
1964年 群馬県
地神さまは山の神のマツリの時に一緒に祀る。大根の初物は地神さまにあげる。
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キツネ
1971年 山梨県
昔、坊さまがお膳にご飯をぶちまけて食べているのを女中が見た。次の日、峠のところで犬にくわえられ、坊さまは狐の正体を現した。
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オニ
1964年 山形県
爺さまが地蔵さまの肩に上がって高いところから見て待っていると、地蔵の言う通り赤鬼や青鬼、縞だ鬼などが大勢集まってきて、金棒を置いて銭を出し、歌ったり笑ったりしていた。銭がたまったところで爺さまが矮鶏(ちゃぼ)の真似をして時を作ると、鬼達は夜が明けたと思って銭を置いたまま急いで逃げて行ったので爺さまは銭を手に入れた。
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