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検索対象事例

カッパ,スイジン,ミズガミ
1964年 福島県
12月1日はカッパレ、カッパリヤの朔日という。ある男がはやま様に泊まっていたら、難産で観音様がはやま様を誘いにきた。しばらくして観音様が「無事男の子が生まれたが、13歳の12月1日に河童(水神)に捕られる」といった。男が帰ってみると、それはわが子のことだった。13歳になった12月1日に、妙に川に行きたがるので、あきらめてぼた餅を持たせてやった。すると河童が出て来てぼた餅を腹一杯食って帰ってしまい、子供は無事だった。以来この日にぼた餅を川に流すようになった。

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カッパ,(ゾクシン)
1964年 福島県
12月1日はカッパレ、カッパリヤの朔日という。仕事を休みにしてぼた餅を川に流す。この日に仏に上げたぼた餅を食べた子供は、河童に引かれない。
類似事例

カッパ
1964年 福島県
12月1日はカッパレ、カッパリヤの朔日という。仕事を休みにしてぼた餅を川に流す。川の好きな子どもがこの日、友達の河童にぼた餅をやった。あとで河童がいうには、河童の親が病気で、子供の生肝を食わせれば治るというので肝を狙っていたが、ぼた餅をもらったので殺せなかった。ぼた餅を食わせたら治ってしまった。だからこの日にぼた餅を食わないと川を越せない、河童に引かれるという。
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カッパッコ,カッパ
1985年 福島県
12月1日をカッパレ(川入り)の朔日といって、昔この日にある家の息子が毎日海に行くのでお母さんがかっぱっこ(河童)に食べられてしまうと心配して、ぼた餅をつき、息子はそれを河童に食べさせた。お腹いっぱいにさせて、息子は命びろいしたということからこの日にぼた餅を食べる。
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カッパ
1982年 群馬県
12月1日の川浸りの日に川に餅を投げれば、河童に襲われなくなる。
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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
12日は山の神、15日は八幡様、16日はノウガミ様、17日は観音様、19日はお蒼前様、20日は疫病神様、23日は子安様とお地蔵様の、25日の天神様のトシトリである。
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ドウソジン
1987年 長野県
道祖神様は12月のお正月様で大ばくろうである。一年稼いでは12月に家に帰り,1月14日に家を立て,1月16日に火事にあって家を焼き,またばくろうに稼ぎに行く、ということを繰り返す。
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ヤクガミサマ
1963年 福島県
12月8日には2月8日と同じことをするが、厄神様が降りてくる日。
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ヤマノカミ
1982年 山形県
山の神祭りの日は旧暦3月12日と12月12日の年越しの日で、山の神は春には天から下りてきて田畑を守り、秋には山に帰っていくという。
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ヤマガミサマ
1964年 秋田県
12月12日は山神様のとしとりの日なので、山仕事を休む。
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カッパ
1973年 富山県
12月1日を川渡りの朔日、川浸りの朔日という。餅を川に投げたり食べたりすると水難をまぬがれ、河童にとられることもないという。
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オエビスサマ,カミサマ
1985年 静岡県
11月1日はカミオクリの日である。オエビス様だけが残り、他の神様はどこかに行かれるとかお国に帰るとかいう。12月1日がカミムカエでこの日に神様が戻られるという。
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カワノオゾエモノ
1965年 宮崎県
12月1日の師走川の日には、川のオゾエモノ(魔物)にダゴを与えなければ川に引き込まれるので、買ってでもダゴを川に投げなければいけない。由来譚として、山人が山に泊まり、朝帰るときに、山の神様に「昨日お前の家に子どもが生れたが、12月1日に厄にかかって川で溺れて死ぬことになっている。ねばいそばを食わせて渡らせると助かる」とおしえられ、その通りにして子どもは無事だった、という話が伝わっている。
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ヤマノカミ
1960年 宮城県
2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
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ヤマノカミ
1982年 山形県
佐藤弥蔵家の山の神様の祭りは3月12日と12月12日で、春には山の神が空から降り、秋には空に帰る。
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テング
1987年 京都府
1月12日までの初寅の日には、天狗がだますというので、山に入ってはいけない。
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ガワッパ,スイジンサマ
1970年 熊本県
青蓮寺では旧2月と12月1日に檀家に水神の札を配り、水難除けの祈願として餅を作り、川原の石に「南無大師遍照金剛」と書いて餅とともに水神様にあげるといって檀家の者が川に投げ込む。2月と12月1日は水難をするガワッパがでがわりする日でもある。
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エビスサマ
1983年 山梨県
10月20日はエビス様で、1月に稼ぎに行ったエビス様がこの日に帰ってくる。
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ニチレンショウニン
1972年 長崎県
北条時宗に日蓮宗の布教を止められたが止めなかったので、日蓮上人が処刑場に連れて行かれるときにある老婆がぼた餅を持ってきたが上人は帰りに食べると言った。処刑されるとき雷が鳴り刀が3つに折れ、処刑されなかった。上人は帰りにぼた餅を食ったので、これを首つき餅という。またはぼた餅を食ったので首を切られなかったともぼた餅を持っていったので雷がひどくなって刀が折れたともいう。
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ボウレイ
1977年
2月15日、5月15日、7月14日、8月15日、9月16日、12月晦日の年6回亡霊が来る日だと言う。7月14日と12月晦日は特に別に祭る。
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ヤマノカミ
1982年 新潟県
2月と12月にある山の神祭りでは、12日は山の神の木種蒔きの日としている。
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テング,ヤマ,(ゾクシン)
1915年 福島県
旧暦2月と12月の8日と9日は山に入らない。山に入ると天狗様にさらわれるという。
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