ショウゾク 1983年 京都府 この村には装束の社という小社があり、古来から装束を神体としている。いつに作ったものかは不明だが、汚れや破れはないという。向日神社の祭礼の時に、夜雨が降ると言っても、装束を脱いだままで社へ納めても、明年出してみると必ずたたんであるという。
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キツネ,オニ 1979年 岐阜県 夜、赤鬼と青鬼が相撲を取っていて、赤鬼が崖から落ちた。朝確かめてみると、人が死んでいた。狐の仕業。
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ジョシトイレ 1986年 東京都 小学校の中央のトイレに入ると、「赤・青・黄色のうちで何色が好きか」と聞かれる。その時、赤と答えると血まみれで殺される。青とこたえると体の血を抜かれて真っ青になる。黄色と答えると助かる。
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キツネノヨメイリ 1973年 三重県 赤や青の火が、四つ辻の辺りに続いて灯ることがあった。これをきつねの嫁入りと言った。
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キツネ 1979年 岐阜県 狐は赤や青の提燈を灯して、きれいな娘に化けるものだという。
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キツネ,ショウゾクエノキ 1936年 東京都 毎年12月晦日に関東の狐が装束榎に集まり、装束を改めて稲荷に参詣した。狐火をたいて参詣するのが早いか遅いかで、その年の穀物の豊凶を占った。
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ユウレイ 1989年 長野県 無理な死に方をした人の亡霊が、恨みを晴らすために幽霊になって出てくるという。死人装束で出るという。
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アカショウゾクノボウズ,ユメ 1942年 東京都 チフスにかかると、赤装束の坊主が手招きをする夢を見る。そちらに向かっていくと死んでしまう。話者の姉は自分の赤ん坊が泣く声を聞いて気を取り直したので、助かったという。
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カッパ 1981年 福岡県 いつまでも子供が川原で遊んでいると、河童に川に引き込まれるなどと言った。川で死者が出ると、「河童が引いた」と言う。河童は山に上がって「ホィーホィー」と言う。河童は皿をかぶっているという。
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カッパ 1913年 岩手県 4歳になる子供がいた。ある易者が、この子は川の物に取られると言った。それから家の者は子を家の外に出さないようにしていたが、ある時伯母がその子を外に連れ出し、川に入ったまま見えなくなった。川童が伯母に化けて来たのだという。
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テング 1937年 福井県 天狗にさらわれた人は村の中にいるが、それは夜の12時までである。去年は子供が1人さらわれた。
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カッパ 1921年 長崎県 旧6月15日の祇園祭前に泳いだ子供は河童(がっぱ)に尻をぬかれる。7月5日にも海岸で5歳の子供ががっぱに尻を抜かれたという話が隣村まで伝わった。
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テング 1988年 長野県 元旦から15日まで様々な行事があり、11日からは祭りが行われる。鬼の口に朝日が差し込むように祭りが進行すればその年は豊作である。15日の夜は天狗のみの祭りであるから、人はお宮に行ってはいけない。
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テングサマ 1990年 長野県 家の近所で5・6歳の子供が居なくなって、「てんぐ様にさらわれた」といって村中で捜したことがあった。缶カラや鐘を叩いて捜したが見つからず、朝になると子供が1人で戻ってきたという。子供が言うには、林の中の馬頭観音様の所で寝ていたという。
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キツネノヒ 1930年 兵庫県 狐の火は青や赤だったりするが、どことなくぼんやりしている。山の向こうにチラチラ見えているかと思うと、こちらにチラチラ見えるというように、始終動いている。
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アオボウズ 1984年 香川県 娘が山の畑に仕事に行っている家人のために弁当を持って行こうとしていたら、青坊主が出てきて、「首つらんか」と言った。娘が断ったら、青坊主は消えていってしまった。
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カッパ 1968年 千葉県 河伯(河童)は水の精・川の神様・水の主である。龍の化身といわれることもある。子供が溺死するのは河童の仕業と言われ、人間や動物の尻小玉を取るとされる。
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オスネババア 1996年 新潟県 子供が言うことを聞かないと、オスネババアが来ると言った。漫画では、同じように子供が言うことを聞かないとことらが来ると言われていたと描かれている。
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ヒトダマ,ヒノタマ,オニビ,ヒカリダマ 1982年 群馬県 人が死ぬとき、魂が人魂になって出て行く。3日前に出て寺に行く事もあるという。長さ3m、幅15㎝程度。色は青、赤、赤い玉で尾は青、お月様のような色などという。波のように上下しながら飛ぶ、ノロシを曳いてすーっと飛ぶ、ふらふら飛ぶ、などという。
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ヒノタマ 1999年 佐賀県 話者が8,9歳の頃、網船に乗って松島まで行ったら、長さ3メートルほどの、赤や青のギラギラしたものが見えた。光り輝く丸いものが動いているようだった。大人たちに「子供の見るもんじゃなか」といわれた。1945年前後の話。
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カッパ,マ 1970年 高知県 子供が川で泳ぐときに、赤褌を締めていると、河童や魔にさそわれない。
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