ウシ,ウマレカワリ 1957年 愛知県 ある寺の和尚が牛に生まれ変わった。牛の足の裏に字が書いてあって、わかった。
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ウシニウマレカワッタソウリョ 1944年 東京都 僧侶は食べて寝ているので、死後牛に生まれ変わると信じられていた。ある寺の和尚が死に、世話人が寺名を書いて葬った。数年後、世話人が歩いていると牛方が「おい、○○寺!」と牛に怒鳴っている。その牛には色変わりの毛があり「○○寺」と読めたからとの事であった。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 7歳までの幼児を埋葬するときに、体に字を書くと同じ字や印のついた子が関係のない家で生まれる事がある。生まれ変わり。
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ウマレカワリ 1980年 和歌山県 死者の掌に字を書いておくと、生まれ変わりの子の掌に字が現れる。
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(ゾクシン),ウマレカワリ 1933年 長野県 死んだ人の手の平に字を書いてやると生まれ変わって来た子供はその字を掴んでいる。死んだ人の墓の土で洗わないと落ちない。
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ムジナ 1989年 静岡県 檀家総代のニシという家に鎌倉建長寺の和尚が来た。犬が嫌いで、飯の時に人を寄り付けない。覗くと犬食いをしていた。東海道の原の宿でイチモツという犬に食い殺されたとき、3日後に大むじなの正体を現した。
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メヒキジゾウ 1918年 徳島県 預けられていた地蔵が欲しくなった仏師が、2体地蔵を作って取りに来た総代に本物を選ばせた。総代が目を開けた地蔵を見て本物を当てたところから、評判となって安産祈願に多くの女性がやって来るようになった。
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ニワトリツカ,ネコノドクサツ 1972年 宮城県 檀家で飼われていたが宵鳴きがうるさいと殺された鶏が、寺の住職の夢で「その家の飼猫が主人たちを毒殺しようとしている」と告げた。住職が檀家にそれを告げると、猫が汁鍋の上を通り過ぎたとき尻尾からしずくがおちた。跡をつけると、竹の切り株に毒物が蓄えられていた。
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ウシオニ 1985年 和歌山県 牛鬼は夜になると川から上がってきて、家の牛小屋に来ては牛を引くといっていた。牛鬼は音もなくやってきて、音もなく帰っていくが、来たことだけは分かるものであった。
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ウシオニ 1985年 和歌山県 じいさんが滝のあるところを通ったら、真っ赤な牛鬼が出てきたので逃げた。牛の鳴き声がするので外に出てみたら、牛鬼が牛小屋に入ろうとしているところだった。大きな声を出したら、牛鬼は何もしないで帰って行った。
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ヘビ 1930年 京都府 70年程前、男が仏谷山に牛を放して草を苅っていたら、大きな蛇が牛をたたいたので、牛が暴れた。男は牛をしばりつけていた縄に鎌を投げつけて切り、牛とともに逃げて帰った。その後しばらく男も牛も寝ついた。蛇には耳があったという。
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ウマレカワリ 1944年 愛知県 大田村の名家である福田某が死に、遺体に名前を墨書して葬った。数年後、滋賀県大津で生まれた車牛の身体に字のようなものがあり「福田某」と読めた。福田某氏の墓から砂をとり、水と混ぜて牛の身体を洗うとその字は消えてなくなった。
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ヤマノカミサマ,オイゲサマ 1942年 高知県 山の神と氏神を合祭して、境内の楠を切り倒すと、部落総代が大病にかかった。
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ウシ 1986年 愛媛県 牛が角材を引っぱっているのに出会ったことがあるが、牛は大抵タヌキの化けたものだという。
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サルトラヘビ 1987年 岐阜県 牛戻し橋は、さるとらへびが牛に化けて登ろうとしたのを止めた。それでこの土地では牛を飼わない。
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イケノヌシ,ウシ,ダイジャ 1950年 長崎県 池島にある鏡ヶ池の主は牛であると言われ、故に島では牛を飼わない。または池の主が牛を嫌いなので、島では牛を飼わない。
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カイエン,スイギュウ 1976年 東京都 江戸の牛淵で牛を連れてこの辺りを通ると、牛が自ら淵の中に入ってしまうという。あるいは水牛のようなものがいて、しばしば現れるという。
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(ウマレカワリ) 1982年 群馬県 心中した者の頭に字を書いて埋葬したら、長野県の方で生まれ変わった
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カイギュウ,ワラシ 1964年 滋賀県 永源寺町は昔カネノ村といったが、そこに怪牛が一匹あらわれ、耕作を荒し村人を悩ませた。この怪牛は顔は牛で、足は馬のようで、尾の先に剣があり、総身の毛は金釘のようであった。その牛が暴れている所へ目は左一眼で、わに口の童子が現れ、牛を追い払った。この童子は鐘明神で、昔殺した孕んだ牛が復讐に来て村を絶やそうとしているので、村人を守るため戦っているという。夜半になってまた牛が現れ、暴れている所に御童子が現れ、牛を退治した。
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ウシイシ 1956年 宮城県 鹿島の神は牛に乗っていたが、その牛が石と化した。
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ネコ 1936年 香川県 瀧寺の和尚さんの命を天井裏に住む鼠が狙っていた。寺に飼っていた猫がその鼠を退治した。そして猫は300軒の檀家を和尚さんに差し上げると言った。ある葬式の時、火車といって棺が上がったまま、坊主がいくら祈っても下りてこなくなった。通りかかった瀧寺の和尚さんが猫と共に棺を下ろした。それで檀家たちは感心し、300軒の檀家が瀧寺についた。
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