国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヌシ,ダイジャ
1950年 岐阜県
黒淵という深淵がある。そこの主は大蛇で、ある時隣村の寺で受戒があり、大蛇は美女に化けて説法を聞きに行った。和尚が「大蛇が化けて説法を聞きにくるとは奇特なことだ。」と言うと、大蛇は驚き、説法を聞いた後、黒淵に戻らずに姿を消した。

類似事例(機械学習検索)

ダイジャ
1931年 大阪府
ある沼の淵に大蛇が棲んでいた。近くで蓮如上人が説法するというので、大蛇は美人に化けて熱心にそれを聞いたところ、功徳に感化されて昇天した。上人はその地に寺を建て、大蛇昇天の際に落とした金色の巨鱗3枚を蛇塔に納めた。
類似事例

ダイジャ
2001年 奈良県
宝亀6年4月13日に、中将姫が往生の前日に説法をしていると継母が大蛇となって説法を妨げが、姫の念仏により成仏する。姫は予告どおり、翌日往生する。
類似事例

ダイジャ
1937年 愛知県
大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
類似事例

ダイジャ
1993年 岩手県 
毘沙門山の杉林の沼に大蛇がいた。大蛇が昼寝をしているのを和尚が見てしまった。大蛇は二度と見ないよう言ったが、和尚はまた見てしまった。大蛇は怒って和尚を追いかけた。和尚は猿ヶ石川に沿って逃げ、大蛇も川を下って追いかけた。立花と言う所で「成島恋し」と言って振り返ったとたんに石になってしまった。大蛇も川の中で石になってしまった。それが坊主石と蛇石。
類似事例

トビ
1975年 京都府
永承の頃、西塔の僧が京に出た帰りに、東北院の北の大路で、子供たちにいじめられていた鳶を助けた。その帰り、藪から法師が出てきて先ほどの礼をしたいという。僧が霊山で釈迦の説法を聞きたいと望むと、法師は下松の上の山に僧を連れて行き、ここで説法の声が聞こえるまで目を閉じて待てという。ただ、信心を起こしてはならないと告げた。その通りにしていると、説法の声が聞こえてきたので目を開いたら、紛れもなくそこは霊山で、釈迦を中心に菩薩衆などがいた。おもわず手を合わせたら、山が鳴動して草深い山になった。
類似事例

リュウジョ
1970年 富山県
立山寺の大徹和尚が説法をしていた時、竜女が法を聞き、戒を授けられた。竜女はお礼として袈裟を奉納したといい、今も寺の宝物になっている。
類似事例

ダイジャ
1937年 新潟県
竹薮の中では大蛇が木の株に化けて出る。昔近くの家では病人が絶えないので、巫女に見てもらうと、大蛇の祟りだと言われた。そのため、大蛇を祀ってからというもの、ここでは大きな蛇が見かけられるようになった。
類似事例

ダイジャ
1979年 茨城県
開墾しようとした土地には昔から住む大蛇がいたので、始める前に大蛇退散の祈祷をした。工事終了後の田植えの頃、大蛇が現れ、その姿を見た村人は死んでいった。人々は神社を建て竜神社と名付けて大蛇を祀った。
類似事例

ヤッツノアタマノヘビ
1979年 茨城県
八瓶山の主は8つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。
類似事例

ダイジャ
1961年 静岡県
絹屋が大蛇に飲み込まれた。父の仇討ちに娘が来たが、なかなか矢が当たらなかった。そこで大蛇が笑うときに口があいたので、そこへ射ちこんだ。そして、この大蛇の骨を埋めた上に寺を建てたので大蛇院と名づけた。
類似事例

ダイジャ
1976年 大分県
間越の池に大蛇がいた。カマドにある池にも大蛇がいた。大蛇同士は夫婦の契りを結んだという。
類似事例

ダイジャ,イケノヌシ
1989年 静岡県
アゾノヤマの池の主は大蛇だった。伏倉の関政太夫の家でそのことを聞いた甲州の絹商人が大蛇を退治に行ったが、持っていた名刀を太夫の家来にすりかえられてしまい、大蛇に呑まれた。絹屋の二人の娘が弓矢で大蛇を退治した。娘が待ち構えていたのが姉越山と妹窪。大蛇が死んだ穴がジャバサミ。
類似事例

ダイジャ
1984年 長野県
若いときに大蛇を見た。道の真中に横たわる大きな木のようなものが大蛇であった。大急ぎで帰って、鍋をかぶって寝た。大蛇は毒をはくので、鉄の物をかぶらなくてはいけない。翌日、その場に行ってみると、確かに大蛇の跡があった。
類似事例

ダイジャ,オショウ,ナミダ
1979年 茨城県
葦を刈るのを見た大蛇が住み家を失う不安で悪戯をし邪魔をする。村人が困っているので、和尚と大蛇が話し合い霞ヶ浦に移住することになった。大蛇が証文を要求し、書く間に和尚は十年の上に一を足して千年にした。十年後戻る大蛇に契約は千年と言い、追い返した。
類似事例

ヘビ
1977年 福島県
ある男が飯を食わない嫁をもらったが、その正体は大蛇だった。大蛇は後に美しい男の姿でその家の娘のところに婿に来た。娘はそっと着物に糸のついた針を刺しておいた。それを辿っていくと、沢に大蛇の親子がいた。子は「子どもが産まれる」と言ったが、親は「人間は五月節句に菖蒲湯にはいるから、子は流れる」と言った。大蛇は死んでしまった。
類似事例

ダイジャ
1978年 高知県
武将の犬が動かなくなったのでその首を切ると、首が飛んで木の枝に飛びついた。木の枝は大蛇であった。大蛇は普通の銃では撃てず、八幡大菩薩の弾で撃つと死んだ。しばらくすると、大蛇の死体の場所に流れ着いた。武将が大蛇の骨を足でなでると、大蛇の骨が足にたひ、それがもとで病床についた。大蛇の祟りで武将は死んだ。
類似事例

ダイジャ
1952年 熊本県
天草魚貫村池田部落にある池には、池の主として大蛇が住んでいるという。大蛇は男で、毎年秋には、隣の大江村の池に住む女の大蛇のもとへ通っていた。大蛇の通り道では、稲が穫れなくなったり、魚が釣れなくなったりした。部落民は道筋の石にお月様の絵を刻み、大蛇が通れないようにした。大蛇は天空を通るようになり、部落からは雉がいなくなった。
類似事例

ダイジャ
1967年 富山県
滝橋集落の青どろという淵に、深い洞が2つあって、大蛇が棲んでいた。大蛇は女の子に化けて、欅の木の下によく出た。ある人が大蛇の化けた女に「一番嫌いなものは何だ」と訊いたら、「タバコのヤニだ」と答えたので、タバコのヤニを取って手桶に入れて大蛇の化けた女に掛け、「俺は大判小判が嫌いだ」と叫んで逃げ出した。その晩、大蛇は仕返しに男の家に大判小判を投げ込み、男は長者になった。
類似事例

ダイジャ
1929年 東京都
八丈には昔、沼があり、大蛇の主が住んでいた。夜になると女や牛をさらうので困っていた。為朝がやってきて、この大蛇を退治した。死骸を8つに切り裂き、ひとつひとつが1丈あったので、この地名がついた。斬った所をヤギゾー、大蛇のすんでいた池は血でそまり、アカミショーと呼ぶ。大蛇の霊を祀り弁天様とし、大蛇退治の際にその毒気で死んだ家臣忠次郎をまつったチュージョー様もある。
類似事例

ダイジャ
1941年 新潟県
おしま大蛇の伝説がある。大蛇が出たので2つに斬り、男はその体を持って返って穴倉の中に隠した。娘がそれをだめだと言われたのに食べてしまい、喉が乾いたので川に水を飲みに行くと、その姿は大蛇となっていた。そのまま娘は川の主になって下っていった。
類似事例

リュウジン,クロイマダラノアルウシ
1983年 岐阜県
雨乞いの時には黒淵でお願いする。ここには竜神がいるとも、黒い斑点を持った牛がいるとも言われ、雨を降らしてくれる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内